パパ達の育児交換日記(No70)
第70回はやまっコぐらしが担当します。
今回は私がパパ達の育児交換日記にデビューしたNo.54で書いた子育てを生活の中心に置くきっかけとなった「事件」について、お話します。
さて、トップにある写真は福井県にある食見海岸というところに遊びに行った時の写真です。一緒に釣りをして楽しそうに見えますよね(^^)
この釣りの写真の前の夜、宿泊先の旅館で息子と一緒に死ぬつもりでした。
えーっ!!今回の交換日記、重すぎっ!!と思った方はこんなご時世ですし、ここで読むのを辞めてください(^^;←無責任な!
この写真の少し前、私たち夫婦と息子は病院の診察室にいました。
お医者さん「息子さんは自閉症スペクトラム障害です。」
私「治りますか?」
お医者さん「治るものではありません。息子さんは息子さんなりの成長をするので、それを応援してあげてください。」
そんなやりとりをしていました。
3歳になっても言葉がない、落ち着きがない、指示が通りにくい、癇癪を起しやすい、ちょうどこの頃は感覚過敏もあったようで、水に触れることができないなど、いろいろ他の子と違うところばかりで、他人から「個性だよ、個性。」と言われても、なんの気休めにもならず、私たち家族は徐々に世間とつながりを持たなくなっていきました。
それどころか、席にちゃんと座って仲良くランチしている家族を見るといたたまれなくなり、ため息をつくこともありました。息子はじっとしていられないので、私たち夫婦はいつも早食い大会(>_<)
そんななか、予定していた旅行をキャンセルもできずのトップの写真なわけです。
どうやって、その夜を乗り越えたのか、よく覚えていないのですが、息子の寝顔がとにかく愛おしかったことだけ覚えています。
で、おそらくその日が息子を生活の最優先にすると決めた記念日なのです。
ってな感じ(どんな感じやっ(^^;)のパパがいることを知ってもらうことで、どこかの誰かの気持ちがちょっとでも安らげばと思い、「事件」のことを書きました。
もしよければ、今後のパパ達の育児交換日記で、我が家ならではの凸凹子育てを披露するのも、私に与えられた役割なのかなって、勝手に使命感を感じています(^^)
この釣りの写真のドタバタ期から少し時間が経ち、ほんの少し落ち着いた頃、妻がある詩を見つけました。
天国の特別な子ども
Edena.Massimilla 作/大江 祐子 訳
会議が開かれました 地球からはるか遠くで
「また次の赤ちゃん誕生の時間ですよ」
天においでになる神様に向かって 天使たちは言いました
「この子は特別の赤ちゃんで たくさんの愛情が必要でしょう
この子の成長はとてもゆっくりに見えるかもしれません
もしかして 一人前になれないかもしれません
だから この子は下界で出会う人々に
とくに気をつけてもらわなければならないのです
もしかして この子の思うことは
中々わかってもらえないかもしれません
何をやっても うまくいかないかもしれません
ですからわたしたちは この子がどこに生まれるか
注意深く選ばなければならないのです
この子の生涯が
しあわせなものとなるように
どうぞ 神様
この子のために
すばらしい両親をさがしてあげてください
神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を
その二人は すぐに気がつかないかもしれません
彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を
けれども 天から授けられたこの子によって
ますます強い信仰と豊かな愛をいだくようになるでしょう
やがて二人は 自分たちに与えられた特別の神の思し召しを
さとるようになるでしょう
神からおくられたこの子を育てることによって
柔和でおだやかなこの尊い授かりものこそ
天から授かった特別な子どもなのです」
あっ、自分の担当が最終回みたいになっちゃった(^^;
次からネタあるのか・・・(>_<)
これまでの「パパ達の育児交換日記(No1~No69)はこちらから↓
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