パパ達の育児交換日記(No78)
第78回はやまっコぐらしが担当します。
私がパパの育児交換日記No.70で、息子が自閉症スペクトラム障害とお話ししましたが、そのことが分かってから、ずっと子育ての方針としてきた3本柱について、お話します。
といっても、私たちが初めからつくった方針ではなく、息子を担当してくれた病院の臨床心理士さんからのアドバイスがきっかけです。
1 規則正しい生活をする
2 体を使った遊びをする
3 プラスのシャワーをかけ続ける
どうですか?
1、2は分かりやすいですよね。万国共通というか、健康のためにもそうですよね。
特に自閉症スペクトラム障害の子たちは体幹が弱いことが多く、息子も例外ではなかったので、2はけっこう大切でした。当時は毎週、アスレチックで遊んでいましたね。
さて、3はどうでしょう?
プラスのシャワーとはプラスの言葉、行動、雰囲気などのことです。
やってみるとこれが意外と難しいんですよね。
当時、買い物に行っても、スーパーの中をちょこちょこ動き回り、走って、他のお客さんとぶつかりそうになったり、厳しい視線を浴びたり、そんなことが日常茶飯事でした。
そんな時、「こらっ、走らないっ!」って注意してしまうんですよね。
いくら息子がよくないことであっても、できるだけ否定語をなくしていくようにというのが、臨床心理士さんのアドバイスでした。
そこで私たち夫婦が考えた言い方は、
「歩くっ!」でした。
とんちのような、言葉遊びのような感じではありますが、決して否定していませんよね。
こうして、我が家から否定語が消えていきました。
注意したり、怒ったりしないといけない場面でも、できるだけ否定語ではなく、肯定語を使う癖をつけていくと、不思議なんですが、私たち夫婦も息子も嫌な感じがしないので、笑顔が増えていくんです。そして、なぜだか、注意することも怒ることも減っていくんですよね。
最初は言葉遊びみたいな感じですが、肯定語に包まれた暮らしはとても快適で、行動もポジティブになっていきます。
よかったら、みなさんお試しください。
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