パパ達の育児交換日記(No162)
第162号を担当するのは、「まちのくまさん」です。
今まで例年より暖かい秋が続いていましたが、急に例年どおり晩秋の装いとなりました。急な変化は体調を崩しがちになりますので、最近、子ども達の体調が悪くならないか心配しています。
さて、本日は、『お父さんの初めての○○』について話をします。
今は、行楽の秋でもありますので、家族でとある遊園地に行って来ました。子ども達も凄く楽しみにしていて、前日から乗りたい乗り物の話をしてくれました。その話の中で、年齢差やそれぞれの好みもあり、長女だけがスピードの速い乗り物に乗ってみたいと言っていました。
そのため、私と長女チーム、妻とその他の子ども達チームに分かれて、遊園地を楽しむことになりました。
長女の乗りたい乗り物は、先程も記述しましたが、スピードの速い乗り物であるため、ジェットコースターなどを攻めることになります。
実は、私、高所恐怖症でジェットコースターに乗ったことが今までありませんでした。幼い頃、急角度までせり上がる絶叫系のバイキングに乗ってから、全く駄目になってしまったのです。
そのため、前日から少しドキドキしていて、当日は長女が乗りたい物を乗せてあげたいという気持ちで腹を括っていましたが、少し憂鬱でした。ハァ。
遊園地に着いてからは、長女のテンションはマックスで、最初からジェットコースター系に乗りたいと宣言。
一つ目の乗り物は、上下左右と動きがあり、速い乗り物でしたが、思ったより我慢できるというより楽しく、「一日何とかなるのでは!」という気持ちになりました。
二つ目の乗り物をどうするかについて長女に話したら、その遊園地で絶叫系の双璧をなす「ザ・絶叫系ジェットコースター」に乗りたいと目を輝かせながら言いました。
お父さんは気持ちの整理が出来ず、近くにあったアトラクションに行こうと進言し、その体験中に、腹を決めて、三つ目の乗り物としてその絶叫系に乗ることになりました。
他のアトラクションよりスムーズに進む列が不気味さを感じさせました。あっという間にもう逃げられない所まで進み、冷や汗が止まらない状態。しかし、隣にいる長女はキラキラと目を輝かせながら、じっと前を見続けていました。
そして、とうとう、私達が乗る順番になりました。長女の前では震える姿を見せないようにしながら、「怖くなったら、このバーを掴むなり、お父さんに言うんだよ。」とよく分からないフォローをしつつ、乗り込みました。
出発した瞬間から私の眼前には、隣にいる大切な長女は消え、我だけの状態になりました。
あっという間に、ジェットコースターは終わり、何とか耐え、久しぶりの達成感に嬉しさでいっぱいになりました。
その後も、色々とゆっくりした乗り物も含めて乗り続け、最後にもう一度、このジェットコースターに乗り、その日は終わりました。
私は大切な長女のために大きな挑戦をし、帰り際に長女から「色々と乗れて楽しかったよ。」と言って貰い、父としての役割を果たした気分になりました。
私は他にも色々と苦手なことがあります。しかし、子育てを通じて苦手なものを克服し、自分の可能性を高めていきたいと改めて思いました。
けど、娘よ、次回は少しお手柔らかにお願いします。多分、今回以上に絶叫系に乗りたいって言うだろうな。ハァ。
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