パパ達の育児交換日記(No151)
こどもの可能性を信じて ~小さな成功体験が大きな目標への一歩~
カッパのおっちゃんこと高山です。
今回は、地域のサッカーチームのコーチとしての立場から、「子ども達の可能性」について日記を書こうと思います。
今、指導している少年団は1年前まで地域で弱小のチームでした。
息子が入団したこともあり、チーム作りに本格的に関わらせてもらうようになりました。
当初は、ポジションもジャンケン、負けることが通常で負けても特に悔しがるわけでもなく、ただただ目の前の試合をこなしているような状況でした。
そこで去年の始めに新しい目標を立てることに決めました。
それは「地域で一番になる」という大きな目標でした。
子ども達にこの目標を掲げ、可能性を信じて応援することを宣言しました。
子ども達は純粋です。戸惑いながらも、目標を受け入れてくれます。
その日から練習メニューやポジション、振る舞い、トレーニング、戦い方大きく変わるわけですが、「地域で一番になる」という目標を受け入れたことで子ども達には変化の理由が成り立ちます。
そして、試合ごとに、ポジショニング、役割、DFのルール、戦術などを理解し、これまで大差で負けていたチームに「引き分け」たり「勝利」するという成功体験が積み重なり始めます。
「戦える」と実感すると子ども達は少しずつ自分の成長を感じるようになります。
何人かの選手は、自主練にも励むようになり、安定した素晴らしいプレーを見せはじめます。
するとチーム内の競争も生まれてきます。
その姿や試合結果を見た親や周りの大人の見る目が変わり、他のチームの評価にも変化が現れます。
子ども達はさらに自分たちの可能性を信じ始め、成長に繋がっていきます。
1年が経ち、現在チームは着実に目標に近づきつつあります。
地域の強豪チームとの試合で、引き分けたり、わずかな差で負けたり、大会で優勝したりするようになりました。
子ども達の中には、試合で勝つことへの欲望を持つ子が増え、勝利という結果が出ることの喜びを知り、それがさらなる高みを目指す原動力になっているようです。
私たちコーチ陣も子ども達の成長に感動し、彼らの可能性を信じる心がさらに強くなっています。
純粋な子ども達に適切な目標を与え、変化を起こし小さな成功を積み重ねる経験を導くことが大人の役割ではないかと考えます。
その結果、子ども達が自分の可能性を信じ、未来の姿が描けるようになるのかと思います。
これまでの「パパ達の育児交換日記(No1~No150はこちらから↓)
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