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パパ達の育児交換日記(No97)

 三重にゆかりのパパたちによる育児交換日記。第97号となる今回は夢旅人が担当いたします。この日記も、まもなく100回を迎えます。いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 4月に入り、今年も鯉のぼりを揚げました。長男が18歳なので19回目の登場です。毎年欠かさず揚げているので、吹き流しのしっぽがだんだん短くなっていきます。でも、わが家のランドマーク、風物詩になっていますから、揚げられる限り、続けていきたいと思っています。

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 さて、今回はスピンオフ回。いつもと趣向を変えてみます。
 いつもの日記では、自分がこれまで子どもたちにおこなってきた子育ての経験を書かせてもらっています。今回は、私が自分の親などの大人からどんなことをしてもらったか、という視点で書きたいと思います。

 私は2人きょうだいの長男です。母方のいとこの中では長兄で、いとこからも「おにいちゃん」と呼ばれたりします。私が生まれた時、母方の祖父と父は飛び上がって喜んだものだと聞かされましたし、実際、初孫である私は、祖父や祖母にとてもかわいがられました。母の実家に遊びに行くと、幼い頃はまだ共同浴場があり、祖父に連れていってもらって、体を洗ってもらった微かな記憶があります。
 また、母の弟である叔父は、あちこち出掛けるのが好きな人で、私たちきょうだいなど甥姪も連れて、海水浴に行ったり、鈴鹿サーキットに連れていったりしてくれました。私が初めて高速道路を運転したのは叔父の車でしたし、私が頻繁に家族旅行をするのは、この叔父の影響かな、なんて思ったりします。

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 一方、私の父はあまり出掛けたがる人ではありません。家族旅行というのも数えるほどだし、遊園地に連れていってもらった記憶も、キャッチボールをした記憶も残念ながらありません(覚えてないだけかもしれませんが・・・)。得意なのは家のこと、今で言うDIYで、何でも作ったり、直したりできました。
 私はDIYは得意とは言えず、あんまり性格も似てない気がします。しかし、私が山に登るようになったきっかけは、間違いなく父です。一緒に登ったことはないものの、家には山のペナントや写真が貼ってあり、かつては古いリュックサックや登山靴もありました。漠然とした父への憧れが、山への憧れに取って代わり、いつしか私の中の大切な生きがいとなりました。そして、そのDNAは息子にも引き継がれています。高齢になった今も、私や息子が山から帰ると、「今日はどの山に登ってきたんや? おお、そうか!」と言って嬉しそうに目を細めます。

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 もちろん母や叔母、祖母などからもいろんな影響を受けて育ったに違いありませんが、こと父や叔父、祖父という男の大人からは、自分が「父親」となり、わが子に対しておこなうことへの影響がとても大きいと感じます。こうやって世代を越えて受け継がれていくものがあるのでしょうね。

これまでの「パパ達の育児交換日記(No1~No96はこちらから↓)
パパ達の育児交換日記

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