パパ達の育児交換日記(No89)
三重にゆかりのパパたちによる育児交換日記。第89号となる今回は夢旅人が担当いたします。
2022年になって2か月半ほど経ちますが、私の担当としては今年初ですね。今年もよろしくお願いいたします。現在は北京オリンピックの真っ最中。普段なかなか見られないウインタースポーツを見られて、興奮している毎日です。
さて、今回の日記も、前回、前々回に続き公園の遊びについてです。今回は探検そして観察です。
私がよく子どもを連れていった近所の公園は、里山の地形、植生を生かして整備されており、比較的平坦な遊歩道だけでなく、「冒険の山道」という名の遊歩道があります。それは、ところによっては結構な急斜面だったり、森の中の薄暗い道だったりします。「マムシに注意」なんて看板もあります(!)。
子どもたちが小さかった頃は、よくそこを「探検」したものです。ただ歩くだけでは面白くないので、変わった葉っぱを探したり、竹藪の中では竹をたたいて音を出し、「カエルの唄」を演奏したりしました。竹は下の方にいくほど節と節の間が長くなるので、たたくと低音が鳴ります。上にいくほど高音で、ちょうど音階になるところを探すと、楽器のように演奏できるわけです。
子どもたちは「探検」という言葉にワクワクするようで、その公園に行っては毎回のように「探検」を楽しみました。もちろん、お父さんにとっても「冒険」はワクワクしますよね! 親子一緒にワクワクを体験することが大切だなと、今更ながらに思います。
一方、平坦な遊歩道沿いにも、楽しいものがたくさんあります。春になると、ウメやコブシ、アセビなどいろんな木に花が咲きますので、きれいな花を見つけて「観察」し、スケッチをしたこともありました。
「観察」も親子一緒にするといいですね。私もよく、子どもと一緒になってスケッチしました。美術は苦手でしたので、その出来映えはともかくとして(笑)、一緒に体験することで、感性が伝わるというか、子どものことをより知ることができるように思います。子どもは、とても小さな花をすごくよく見ていたり、色使いが独創的だったり。時に大人の固定観念を打ち砕いてくれることもありました。
3回にわたって私の公園での遊び方をご紹介しました。探検や木登りのほかにも、遊具で遊んだり、ボール遊びをしたり、毎週のように出かけては、たくさんたくさん遊びました。今となっては昔の話ですが、子どもの成長だけでなく、親子の関係性など、いろんなものを育んでくれたのが公園であったように思います。
これからだんだん暖かくなりますし、さすがにもう木登りはできないけど、久しぶりに山道を歩いてみようかな…。
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