パパ達の育児交換日記(No57)
「カッパのおっちゃん」こと高山です。
今回は、前回に続き、20年以上仕事として取り組んできたサッカーの指導者の視点で子育てについてご紹介出来たらと思います。
私は43年間のサッカー人生を通して、様々な人と出会い、多くの「気づき」を得ることができました。プロにもなれず、一番にもなれなかったですが「我がサッカー生涯に一片の悔い無し」です。これまでに出会ったそして、これから出会う子ども達の成長のサポートに関わり、少しでも学びを提供できる大人として精進し続けます。
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<子どもの7つの心得>
①子どものサッカーは「遊び」です
子どもが始めて行うサッカーは、「遊び」です。だからこそ、無理強いはさせないでください。自発的に「やりたい」思ったときに参加させてあげてください。プレーの結果ではなく、参加し楽しむ姿を称賛してください。
②大切なことは、仲間と一緒にプレーすることです
サッカーには、ルールがあります。制限の中で戦うことが大切です。
サッカーは、相手と審判と観客がいて成り立ちます。
自分以外のすべての存在=「仲間」を肯定して一緒にプレーすることが大切です。
③すべての子供のプレー時間は公平にすべきです
少年のスターが大人のスターになることは稀です。ベンチに座っているだけで上達する子もいません。試合は、公平に参加させ、色々なポジションを経験させる覚悟が必要です。子供の可能性は、未知数ですから
④「勝ち」と「負け」から準備の大切さを学ばせてください
負けようと思って試合に挑む選手は居ません。勝ち負けは、たまたまではなく、日々の努力と準備の積み重ねです。まずは、大人が「結果」を受け入れ、勝ち負けの両方を学ばせてあげて下さい。
⑤試合よりも練習を!
試合よりも練習の方が多くあるべきです。自主錬の時間も上達には大切です。試合が多すぎると自主錬やその他の活動も妨げます。日本は試合が多すぎる。タイムマネイジメントは、子ども達のサッカーに関わるすべての大人の仕事です。
⑥バラエティーに富んだ活動は◎です!
色々なスポーツの経験は、サッカースキル向上に大いに役立ちます。子ども達には幾つかのスポーツに参加するよう勧めてください。大人が他のスポーツを否定することのないように気をつけてください。
⑦楽しいサッカーを一緒に作り上げていきましょう!
子どもたちの学びの環境を作るのは、我々大人です。関わるすべての大人が、行動に責任を持ち手本になりましょう。子どもは真似の天才。大人の「言ったこと」ではなく、「行い、振る舞い」を真似ます。
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この心得が、自身の子育てにとても役立っています。
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