パパ達の育児交換日記(No65)
「カッパのおっちゃん」こと高山です。
今回は、シリーズとなりました20年以上仕事として取り組んできたサッカーの指導者の視点で子育てについてご紹介出来たらと思います。
私は43年間のサッカー人生を通して、様々な人と出会い、多くの「気づき」を得ることができました。プロにもなれず、一番にもなれなかったですが、「我がサッカー生涯に一片の悔い無し」です。これまでに出会ったそして、これから出会う子ども達の成長のサポートに関わり、少しでも学びを提供できる大人として精進し続けます。
==================================
<指導者の10の心得>
① 子ども達に心を開きます
私たち指導者は、自から子どもたち心を開きます。見栄を張らず、プライドを捨て指導に当たることをお約束いたします。
② ほめる指導を実施します
私たち指導者は、恐怖で支配するコーチング方法(フィアフル コーチング)は、子どもたちの自由な発言を奪う恐れがあるため、実施いたしません。恐怖指導よりも知識や技術、労力を必要とする励ます・ほめる指導方法(チアフルコーチング)を実施し、子どもたちが自由に発言できる環境と準備して指導することを約束いたします。
③ 支配ではなく説得します
私たち指導者は、頭ごなしの命令にならず、選手自身が納得できるように指導します。子ども達の内面に働きかけ自らの判断で行動を起こすように指導します。
④ 試合から練習メニューを考えます
私たち指導者は、一日のトレーニングを試合から逆算して組み立てます。 プレーにおいてはゴールから、選手の育成については、完成期から考えメニューを立てます。
⑤ まずは失敗させます
私たち指導者は、子ども達の指導において、まずはやらせ、ミスをさせ、そこからヒントを与え、子ども達が自主的に問題解決を体験できるように指導いたします。
⑥ できるだけサッカー中で指導します
私たち指導者は、プレイ中の指導におもきを置き、サッカーの中で指導できる技術の向上に努めます。サッカーは、サッカーをすることで上達します。指導者の演説ではうまくなりません。
⑦ 未熟であることを認め、向上し続けます
私たち指導者は、発展途中であり、まだまだ未熟であると認識しております。子ども達により良い指導が行えるようにライセンスの取得等、指導力を向上し続けます。
⑧ テーマを決めて指導にあたります
私たち指導者は、相互にわかりやすい練習を実現するために月ごとに練習テーマを定めテーマに沿った指導を行います。
⑨ よい手本になります
私たち指導者は、子ども達にとって良い手本となるように心がけます。大切なのは言葉でなく行いであることを理解し、間違えたときは非を認めごまかさずに素直に謝ることを約束します。
⑩ 「人は違って当たり前」からスタートします
私たち指導者は、子ども達の違いを受け入れいることからスタートします。成長速度も考え方も違って当たり前の個性として受け止め、個々に最適なアドバイスをおこなえるように努力していきます。
==================================
皆様がお子さんを預けている学校や塾、スポーツ団体の指導者など子どもたちの成長に関与する大人達はいかがでしょうか? 親以外の斜めの関係が、子ども達に与える影響は意外と大きかったりしますよね。
これまでの「パパ達の育児交換日記(No1~No64)はこちらから↓
パパ達の育児交換日記