パパ達の育児交換日記(No23)
三重にゆかりのパパたちによる育児交換日記。第23号となる今回は夢旅人が担当いたします。
10月になり、さすがに暑さも和らぎ、朝晩はめっきり涼しくなりました。そのせいか、花粉症(イネ科で変な時期になるんです・泣)かは分かりませんが、鼻水がグズグズしている今日この頃です。
先日、久しぶりに山にハイキングに行きました。1年半ぶりだったので軽めにと、鈴鹿山脈にある尾高山という500mほどの山に登りました。山頂で休んでいた1時間ほどの間に、何組ものグループが訪れるのですが、この日はお子さん連れが非常に多かったんです。なかでも4家族で来られたというグループは、お子さんがみんな未就学児。1歳の子をおんぶするパパもいて、とても微笑ましかったです。小さい頃から自然に親しむことは確実にプラスだと思いますし、気のおけない家族ぐるみの付き合いから、「ナナメの関係」も学べます。素敵なグループでした。
その後、お孫さんを4人連れた60代ぐらいのおじいさんもいらっしゃいました。10数年後にはああなっていたいなぁ、と思ったのでした。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は、子育てに積極的にかかわる中の1つとして、「保護者懇談会に参加する」ということについて、体験談をご紹介したいと思います。
前回も、「せっかくの限られた子育て時期を素通りするのはもったいない」という気持ちで、いろんなことに積極的に顔を出すようにしてきたことを書きました。その中のひとつが、保育園や学校での保護者懇談会です。
私は次男の保育園の頃から懇談会に進んで出るようになりました。懇談会の多くは、保育参加や授業参観のあとに開催されるので、おおかた平日の午後です。お仕事されている方はお休みを取って出なければなりません。それでも保育園の頃は多くの方が出席されていましたし、悩みごとなどの話も盛り上がりました。しかし、小学校に入り、さらに高学年になってくると・・・。
平日だから難しいのかというと、保育参加や授業参観は多くの方が出られるのです。でも、懇談会は出られずに帰ってしまう。小学校高学年にもなると、残っているのはPTAの学級委員さんだけということもざらです。
懇談会は苦手な人もいるでしょうから、無理強いはすべきではありませんが、私にしてみれば、やはり「もったいない」と感じます。懇談の主目的は、保護者どうしの悩みごとの共有や意見交換ですので、他のご家庭ではゲームのルールがどうなんだとか、校区の中にこんなものができたとか、いろいろ知ることができます。それとともに、学校での子どもたちの様子を、先生から聞くことができます。子どもたちは、その学年によって大人びていたり、幼かったりします。例えば、長男の学年は大人びていたけど、次男の学年は幼かったので、修学旅行のグループ活動にも差があったように思います。そのように、自分の子どもを含む集団がどんな性格なのかを知っておくことは、自分の子どものためにも悪いことではないと思っています。その性格によって、懇談会の場で、先生たちに「こうしてほしい」とお願いしたこともありますし、懇談会をそのような場とも考え、有効活用したいものです。
さて、懇談会の場は多くは「黒一点」です。もう慣れました(笑)
もともとパパたちは話し好きではないかもしれないし、仕事も休みづらいのかもしれない。いや、私たちの世代に比べると、今の30歳ぐらいのパパたちは懇談会にも出ているのかもしれませんね。毎回とは言いませんので、ぜひ一度、懇談会に出てみてください。子どもがいろんな目で見守られていることが分かりますし、自らもその一員になってもらいたいなと思います。
に・・・10年ほど前になりますが、保育園での保護者懇談会でのこと。私以外にもう一人、パパがいらっしゃいました。その方は5人のお子さんのパパで、私よりも年上。その日の保護者懇談会は、ママたちから出される悩みごとに、パパ二人が答える(!)というかつてないスタイルでした。その構図の善し悪しはともかく、子育てに熱心なパパがいることは、私にとって、とても大きな励みになったのでした。