パパ達の育児交換日記(No112)
三重にゆかりのパパ達による育児交換日記。
第112号はカエルのおっちゃんが担当します。
8月もあと10日。子ども達の夏休みもゴールが近くなってきました。
宿題が終わったとか、まだできていないとか。読書感想文が残っている、ポスターを書かなくて・・とあせりの声が聞こえてくるのは、今も昔も変わらない8月終盤の光景ですね。
一方で、自分が小学生の頃の夏休みと比較して、「変わったなあ」と思うのは、外で遊ぶ子ども達の姿を見なくなったこと。自分の頃は、学校のルールだったか、自分の家のルールだったかは忘れましたが、夏休みは朝10時までは遊びに行くことが禁止だったので、時計をにらみながら10時になった途端に外に遊びに出かけていった記憶があります。
近所の公園や空き地に集まって、そこでゴムボールの野球をしたり、そこにあるもので遊びを考えて走り回ったり。12時にご飯を食べたらまたすぐに外に出かけて、夕方まで遊びまわっており、みんなが日焼けしてこんがりとした肌だったのも覚えています。
それに対して現在の子どもたちは、取り巻く環境が大きく変わりました。熱中症が心配になるとアラートが出されて外に出ること自体に警告が出るようになったり、そもそもボール遊びや外遊びができる場所が近くになかったり。また、習い事とか塾とかで友達とスケジュールを合わせるのが難しかったり、気楽に遊べる状況ではなくなっています。
スケジュールの合間をついて、オンラインで相談して時間を合わせて、それぞれの自宅からゲームをつないで一緒に遊ぶ、自分が子どもの頃の過ごし方を思うとちょっと寂しい気持ちになりますが、現代の子ども達にはそうでもしないと友達と一緒に遊ぶのが難しい環境になっているのかもしれません。
そんな中ですが、せっかくの夏休み、みんなで外でワイワイと楽しむ時間を持ってもらいたいと、毎年あれこれと企画を考えるようにしています。今年も色々とやりましたが、子ども達に今年一番うけたのは、「スイカ割り大会」。おすそ分けでもらったスイカを使って、「明日、スイカ割りをしよう」と息子達に言うと、どこで噂が広がったのか、息子達の友達がいつも以上に集まってくれて、さらに賑やかな雰囲気に誘われるように近所のおじちゃんおばちゃんも集まって、なんだか地域イベントのように(笑)。
「もっと前、前」「ちがう、もっと右を向いて」とか、ワイワイと声をかけあいながら、みんなで大笑いの時間を過ごしました。
自分の住む地域では、今年も夏の地域盆踊り大会や縁日がなくなるなど、地域の皆さんとワイワイ一緒に過ごす機会がなくなったまま。今後も以前のように復活させるのは難しいかもしれませんが、家でもできるこんな機会を活用して、地域の皆さんとのつながりを大事にしていきたいなあって改めて実感した出来事でした。
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