パパ達の育児交換日記(No31)
三重にゆかりのパパ達による育児交換日記。第31号はカエルのおっちゃんが担当します。
自分達が住む三重県には、県主催で「ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」という、ステキな育児をしているパパやパパ支援団体、イクボスを表彰する取組があります。この交換日記をしているメンバーも過去に受賞経験があり、受賞後も審査員として加わったり、募集の呼びかけをするなどして協力しています。
第7回目となった今年度の「ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ」は、新しい生活様式になって初めての募集となったことを踏まえ、例年とちょっと視点を変えて、新しい生活様式の中でパパが育児や子どもとの関わりに工夫している様子を写真や動画で募集が行われました。その結果が先日発表になりましたが、その写真を見ていると、何かと大変な状況、これまでとは違う配慮が必要な環境ではあるものの、その中でもパパ達が楽しく育児をしている様子が伝わってきますし、「なるほど~」ってその工夫に参考になることもいっぱいありました。
第7回ファザー・オブ・ザ・イヤーinみえ 受賞結果
中でも印象的だったのは、感染症予防のため病院での立ち合い出産ができなくなり、携帯電話越しに「リモート出産立ち合い」をしたパパの写真。先日、そのパパさんと話をする機会がありましたが、最初の子どもの時に出産に立ち合ってものすごく感動したので、2人目の今回も楽しみにしていたところ、病院からストップが出てとても残念に感じていたが、「リモート」でも新しい命の誕生に寄り添うことができ、前回と変わらぬ感動と喜びがあったと話してくれました。
自分も4人の子ども達の出産は全て立ち合うことができ、その誕生の瞬間にはそれぞれに思い出がありますし、感動があったのを覚えています。もしその時、自分ではどうしようもない理由で立ち合いができなかったら・・と考えると、すごく寂しいというか、ドキドキしてきますが、今、出産を迎える夫婦はそれが現実であり、これまでの当たり前が当たり前でなくなっていることも改めて実感させられました。
しかし、一方で、このような状況だからこそ、ステイホームや在宅勤務などで家にいることが増え、これまで以上に家族との時間が増えた、家族との関わりをこれまで以上に大事にしていきたいって考えているパパが増えているそうで、この状況は男性育児参画にとって「ピンチをチャンス」にする機会になっていると思います。
自分も今年に入って小学校が臨時休校となったり、在宅勤務ができるようになったり、さまざまな要因で自分の育児や子どもとの関わり方、妻とのコミュニケーションを見つめ直すきっかけになりました。知らないうちに子ども達がそれぞれできることが増えていること、「こんなことを考えていたのか」とビックリしたこと、普段こんなことを心配したり我慢したりしているんだなあって申し訳なく思ったこと、妻と子育てやこれからのことを話す時間が増えたこと、自分の育児や人生にとってもチャンスと転機をもらった1年だったように思います。このチャンスを活かして、これからも楽しく子ども達と関わって、一緒に成長していきたいなあって思います。
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