パパ達の育児交換日記(No66)
三重にゆかりのパパたちによる育児交換日記。第66号となる今回は夢旅人が担当いたします。
事前のゴタゴタがありながらも、さすがオリンピックは盛り上がりました。新型コロナの感染拡大が続いていますが、パラリンピアンのためにも何とかパラリンピックが開催されることを願っています。
「オリンピックは参加することに意義がある」っていう有名な言葉がありますが、じつはこれはオリンピックの父・クーベルタン男爵が語った言葉ではないそうです。ただ、その言葉に触れ、「人生において重要なことは、成功することではなく、努力することである」と言ったそうです。
ですので、メダルを取った人はもちろん、惜しくもメダルは取れなかったけれど、がんばったすべてのアスリートに拍手を送りたいと思います。
さて、私の前回の日記では、子どものがんばりを後押しする工夫をご紹介しました。今回は、がんばり以前に、子どもの存在そのものを認めるために、私が取り組んだことをご紹介します。
特に難しいことはありません。画用紙とペンを用意します。うちの場合、子ども4人と父、母、合わせて6人分です。真ん中に自分の名前を書いて、その紙を順に隣の人に回していきます。
回ってきた紙には、その名前の人のいいなぁ、素敵だなぁと思うことを書きます。どんな小さなことでもOKです。思いつく限り、いくつでも書きます。
ひとしきり書き終わったら、紙を回します。また次の人のいいなぁ、素敵だなぁとと思うことを書いて、それを繰り返すのです。
紙が自分のところに戻ってきた頃には、画用紙一杯に自分のいいところが書いてあります(ちょっとひと言多いのもありますが・苦笑)。
うちの場合、1周した後で、みんなで書いてある内容を振り返ってみました。「へぇ~、そんなふうに思われとるんや~」とか、「ここはさすが○○くんやなぁ」とか言いながら、ひとしきり盛り上がりました!
思春期、反抗期を迎えると、なかなか素直に自分を出せなくなるので、ちょっと難しいかもしれませんが、お子さんが素直なうち(笑)、小学生の間であれば、親子、きょうだい、または仲の良いお友だちとでもできるんじゃないかと思います。
ほめられて嫌な気分になる人なんていませんよね。でも、特に親は子どもに対する「親心」で、できないことを指摘しがちです。そして、どうも日本人は人をほめることが苦手なようにも思います。
子ども・若者の自己肯定感の国際比較で、日本の子ども・若者が諸外国に比べて非常に低いことがよく指摘されます。その原因の1つが「ほめられていないこと」「認められたと感じられないこと」なのではないかと思わずにいられません。
方法はともかく、折に触れてお子さんをほめてあげてください。それがお子さんの成長の糧にきっとなるはずです。それとあわせて、ぜひともお父さん、お母さんもほめてもらってくださいね。
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