パパ達の育児交換日記(No19)
第19号の担当は、「パパスマイル四日市」のペンネーム「ぜんた」です。
前回は、子どもと関わる中での「根競べ」のお話をしました。今回もその続きのようなお話です。
私は、自分を含めて、家族が家庭内で単なる消費者でなく、少しでも生産者になれるといいなと思っています。生産といっても、難しいものを作るのではなく、DIYをしたり、縫い物をしたり、家庭菜園で野菜を育てたり、食事の用意をしたり、ちょっとした身の回りのことを、自分の手を、身体を使ってすることです。
特に「食べることは生きること」と思い、子ども達には、買ってきたものを食べるだけでなく、何らか調理(例えば、卵かけ御飯)をできるようになってほしいと思っています。
少しは、その思いが通じているのか、今では「お米」をポータブル精米機で精米して、「ご飯」を土鍋で炊くことは、子ども達がする家事になりました。
おかずについても、料理好きな二男は、結構な頻度で台所に立ち、一品(主に卵料理)をつくっています。また、長男も、何回か誘うと、気が向いたときに「作り方教えて」とか「一緒につくりたい」と言ってきて、オムライスを作ったり、パスタを茹でたりしています。
“見た目はまだまだ”“味はそこそこ”ですが、子ども達に作ってもらった一品。食べると、その子の想いがつまっていて美味しいです。
我が家は共稼ぎで、毎日の食事の用意は夫婦で時間をやりくりして作っています。そんななか、子ども御飯は、今度はパパが工夫して御馳走を作るぞ、と日々の炊事に向き合うエネルギーにもなっています。