パパ達の育児交換日記(No100記念:100年後のパパ達へ)
三重にゆかりのあるパパ達でおこなってきたこの育児交換日記もとうとう「100回」に到達しました。
日記がスタートして約2年。世間の様々な価値観、物事の進め方、常識と思っていたやり方が変わっていく中、育児を取り巻く環境も大きく変わりました。改めて日記を振り返ってみると、それぞれが新しい環境に対応しようと頑張るところもあれば、どのような状況になろうとも、パパとして変わらない子ども達への想い、行動があることも、改めて実感したところです。
今回は100号記念の特別企画、日記メンバー全員が、それぞれ 「100年後のパパ達へ」をテーマに日記を書きたいと思います。メンバーが100年後に向けてどんなメッセージを発するのか、メンバー同士でも楽しみであり、ワクワクしています。未来のパパ達へのメッセージ、ぜひご覧ください。
カエルのおっちゃんから100年後のパパ達へ
今から100年後、2122年の5月、世界は、日本は、そして三重にはどんな社会が営まれているんでしょうか。ちなみにドラえもんが誕生する予定なのが2112年なので、ドラえもんの漫画で描かれている「未来の世界」が当たり前になっているんでしょうか。
2022年に少子化と言われている日本の人口はどうなっているんだろう?
子ども達が通う学校はどんな感じ?
放課後や休日はどんな過ごし方をしているのか?
子ども達で流行っている遊びはどんなもの?
考えるとキリがないですし、ワクワクもしてきます。
そして、もっと気になるのがパパ達の育児はどんな感じになっているのか。
2022年、少しずつ男性育児休業を取得するパパも増えてきましたが、100年後はパパが育児休業を取得することがニュースになることもないくらい、当たり前のこととして定着しているのか。
仕事と家庭の両立なんて施策も当たり前すぎてなくなっているのか。
育児に関する社会の風潮や考え方がどうなっているのか。
こんなことも考えたりしてしまいます。
そこで、フッと思ったのが、今が100年後の未来となっている、 1922年のパパの育児はどんなのだったのだろう?ってこと。
1922年といえば、大正11年の時代。ちなみにその2年前の1920年に初めて国勢調査が行われたそうで、人口は今の約半分の約5,600万人。
人口は少ないですが、15歳未満の子どもの割合は36.5%。3人の1人が子どもだった時代。(ちなみに現在は12%)。
合計特殊出生率は5.11人!平均でも5人以上の兄弟が当たり前の社会だったわけで、1人台前半の今では信じがたい数字です。
1世帯あたりの平均人数も5人弱。今でいう核家族はまれな世帯だったのかもしれません。
その一方で、平均寿命は男女とも42歳前後。人生50年よりもさらに短く、生きるということ自体がとっても厳しい時代だったことも分かります。
そんな大正時代ですが、女性が主に家事育児を担う「専業主婦」という概念が広がったのもこの大正時代だったとのこと。それまでは、男性も家で家業をしていることが普通で、子どもの教育も父親の大事な役割だったそうですが、産業革命とともに男性が外に努めにでるサラリーマン化がすすみ、育児の主役は母親に移っていきました。江戸末期から明治初頭に訪日した外国人たちが、「こんなに子育てに熱心な父親は見たことがない。日本の子どもは幸せなんだろう」と、多くの方が記録を残していたそうですが、その価値観が変わったターニングポイントが100年前だったようです。
それから100年たった2022年。男性育児休業に関する法制度が改正されるなど、男性育児を取り巻く環境も変わってきました。100年先のパパたちが、「100年前の2022年が、男性育児のターニングポイントだった」、そんなふうに振り返る年になるのだろうか、そんなことをフッと考えたりもします。
でも、どんなに社会が変わろうとも、パパの子ども達への想いは不変のはず、そのことも信じたいなあと思います。江戸時代も、大正時代も、令和の時代も、そして未来のドラえもんの時代も、「子ども達の成長を願う」「子ども達を愛おしいと思う」パパの気持ちはずっと同じ。あとはそのことを表現、行動しやすい社会、時代となるように、そんなことを願わずにはいられません。
100年後のパパ達へ。
2022年のパパ達も、それぞれの環境の中、日々子ども達の成長を願い、仕事と家庭のバランスを取りながら頑張っています。時にくじけそうになることもありますが、パパ仲間と励ましあい、頑張っています。
2122年、きっと令和の自分達では想像もつかない、育児の苦労もあると思いますが、時代を超えて応援していますので、頑張ってくださいね。
自分達も「2022年がターニングポイントだった」と言われるように、これからも頑張っていきたいと思います。
カッパのおっちゃんから100年後のパパ達へ
カッパのおっちゃんこと高山です。
100年後、2122年ですか~
生きていれば147歳、医学が進めば無きにしもあらず。
今から100年前というと1922年、大正時代です。
その頃のパパ達はどんな風に未来を見ていたのでしょうか?
大正時代には、“子育てコンクール”が始まり、
子育ての本がベストセラーになるなど、
母親の教育熱が高まった時代です。
「母性」「母性愛」という言葉生まれ、
母子の絆に特別な意味が出てきました。
100年経ち、現在、パパ達の育児熱が高まり、
「イクメン」「育児男子」という言葉が生まれ、
父子の絆に特別な意味が出てきました。
100年後の未来には、どんな育児熱が高まっているのでしょうか?
「ペアイク」「トモイク」なんて言葉か、
もしかしたら「父」「母」という区別なく、
夫婦で当たり前のように育児をしているかもしれませんね。
とにもかくにも、何年たっても「パパ」も「ママ」もいて、
子育ても続きます。幸せな家庭がたくさん増えることを願うばかりです。
夢旅人から100年後のパパ達へ
三重にゆかりのパパたちによる「育児交換日記」も100号を迎えることができました。ここまでご愛読いただき、ありがとうございます!
私はよく「十パパ十色」という言葉を使います。文字通り、10人のパパがいれば、10通りのスタイルがあるという意味です。この「育児交換日記」は8人のパパでのリレーによって綴られていますが、まさに8通り、いやそれ以上のスタイルがあると実感できます。そのことはつまり、「自分のスタイルでいいんだよ」ということでもあります。自分の子育てのやり方に悩むパパも多いと思いますが、お子さんのことを第一に考えるなら、きっとそのスタイルは間違っていないはずです。
さて、今回のテーマは「100年後のパパ達へ」です。第97号の日記では、私が父親や叔父、祖父から受けてきた影響について書きました。100年と言えば、まさに三世代、四世代にわたる時の流れということになります。
親子というのは面白いもので、意識しなくても同じようなことをしていたり、期せずして同じ「道」を歩いていたりするものです。まさに、最近最終回を迎えたNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」みたいに・・・。私の場合は登山であるわけで、意識してはいないけれど他にもあるのかもしれません。
そういえば、私の住む地域では、氏神さまの世話をする「日供番」というお務めがあります。「にっくばん」と読むのですが、日々のお供えをする当番という意味で、当番の日の朝には、お米やお酒などを持っていって、氏神さまにお供えします。昔からの習わしなので私は違和感なくお務めをしますし、長男も喜んでついてきてくれます。彼は、こういう昔ながらのこと、古くからの伝統には興味があり、当然のこととして受け入れています。そんなところも、親に似ているなと感じるところです。
そうやって考えると、私たちのひ孫か、玄孫かという世代に当たる「100年後のパパ」も、特に何も意識せずとも、何も言わずとも、ごく自然に、父親として子どもに伝えるべきことを伝えているのだろうと予測します。
「100年後」というとドラえもんの時代ですね。どこでもドアもタケコプターも実用化しているかもしれません。いや、しているに違いない(笑)
そんな便利な22世紀でも、親子の関係は基本的に変わらないと思っています。同じように、1万年前の原始時代でも、今の時代とそう変わらず親子は親子であり、パパはパパであったのではないでしょうか。世の中が移り変わり、社会が変化していく中で、もちろん子育ての環境も様変わりしています。それでも、人間が人間である以上、本質は同じ。親は子を守り、成長を支え、自立へと導く・・・これに尽きるのではないでしょうか。
ですから、「100年後のパパ達」に向けて言いたいことは、やっぱり「自分のスタイルでいいんだよ」です。現代のパパにも、未来のパパにも、子育てというかけがえのない時間を楽しみ、慈しんでもらいたいと願うばかりです。
ぜんたから100年後のパパ達へ
この交換日記も今週で記念すべき100号となりました。
「パパスマイル四日市」のペンネーム「ぜんた」から100年後のパパ達へのメッセージです。
100年後はどんな世の中でしょうか。宇宙に自由に行き来しているかもしれませんし、身体は家の中で意識だけ自由に旅行しているかもしれません。 でも、子どもが生まれパパとなり「子どもが生まれた嬉しさ」「子どもと一緒に成長する喜び」を感じることは変わっていないと思います。
日々の家事の手間は減っているかもしれません。
親が子どもについて、思い悩むのは一緒ではないですか?
親の思い通りにいかない存在と一緒に日々を積み重ねママと共に一喜一憂することと、このやり取りを相談できるパパ仲間がいること。
成長を喜び合える仲間がいることって子育ての醍醐味ですよね。
ありがたいことに私にはパパ仲間がたくさんいます。
ママと一緒に子どもの成長に関わることができます。
100年後のパパはどうですか?
こんな醍醐味を笑って味わえる、時を超えたパパ仲間としてお互い父親の立場を楽しんでいきましょう。
がりがりくんから100年後のパパ達へ
<100年後のパパたちへ>
2011年の8月、長女が産まれ、パパになりました。当時娘が無呼吸発作で救急車に運ばれ、NICUに入り、仕事終わりに2週間ほど病院へ通っていました。
退院後、すくすく成長し、もう5年生。今では「あれは何だったの!?」というくらい元気に育ち、家族で一番ご飯を食べています(笑)
2015年の9月には、次女が産まれ、一番の甘えん坊。今年の4月から1年生になり、新しい友だちも出来、嬉しそうに小学校に通っています。
パパになって10年!
日々悩みながら子育てをしています。
でも、子どもが笑顔になったり、冗談を言い合ったり、一緒にお笑い番組を見たり、一緒にピアノを弾いたり、何処かへ遊びに行ったり…そういうことってやっぱり楽しい(*^-^*)
『100年後のパパたちは子育てを楽しんでいますか?』
想像していた子育てと違うかも。
もっと楽だと思っていたかも。
毎日しんどいと感じているかも。
仕事が忙しくて子育てをしている場合ではないかも…
沢山の‘○○かも’があるかと思いますが、その1つ1つは子育てにとってかけがえのない時間だと感じます。自分もしんどいな~といつも思います。1人になりたいと思う時もあります。でも、子どもたちが産まれてくれたことで今まで経験したことないことや喜びを感じることができます。
子育ては無理をしないでほしいと強く思います。
‘1人で無理をするものではなく、協力していくもの’。
奥さんや家族はもちろんのこと、職場、子どもが通っている園の保育士や学校の先生、近所の人、友だち、パパ友など身近な人との「コミュニケーション」を大切にしてくださいね。
100年後が子育てに対して無理せず、自然とお互いに助け合っているのが当たり前になっている社会だといいな~と思います。
自分はこれからも「子育てって楽しいや~ん」と思いながら無理せずできたらなと✌
今の目標は、子どもたち・パパ友家族と電車で吉本新喜劇を見に行くことです🚉(笑)☝
100年後のパパたちへ、子育てを楽しんでくださいね♪
令和4年4月
がりがりくんより
やまっコぐらしから100年後のパパ達へ
拝啓
100年後の日本は、100年後の世界はどうなっていますか。
この度、子育てについてお伝えしたくて、筆を執りました。
当たり前のことばかりかもしれませんが、私が大切にしてきた5つのこと。よかったら、参考にしてください。
1 いつも子どもを最優先に考え、いつも子どものために最大限、時間を使ってください。
子どもとの時間より優先される仕事も、遊びもこの世の中には存在しません。
子どもとの時間はかけがえのないもの、宝物です。
その時、その時にしかできないことがあります。そのチャンスを絶対に逃さないようにしてください。
2 育てるのではなく、育ちあってください。
子どもを育てるというのは大きな勘違いです。
多くの場合、子どもに親が育ててもらっています。
子どもと親がいっしょに成長してください。
子どもはあなたにとって、一番の「先生」です。
3 助け上手より、助けられ上手になってください。
子育てでたくさん悩むこともあるでしょう。
そんな時、一人だけで悩まなくてもいいように、普段から助けられる練習をしておいてください。
意外なことですが、助けることよりも助けられることの方が何倍、何十倍も難しいのです。
上手に助けられるためには、普段から練習が必要です。
子育てはみんなに、少しずつ助けてもらって、楽しむものです。
4 常にパートナーといっしょに歩いてください。
嬉しいことも、悲しいことも、すべてのことをパートナーと共有してください。
そして、思いのベクトルを同じにしてください。
パートナーを信じ、ともに歩くことが子育ての最大の力となります。
5 とにかく元気で笑っていてください。
パパが笑えば、必ず子どもは笑います。そして、パートナーが笑います。
人知れず、いろんなことと戦っているパパにとって、それは簡単なことではないかもしれません。
それでも、元気でいてください。笑っていてください。それがすべてです。
100年後が戦争も、病気もない、楽しい時代になっているといいなと願っています。
いや、必ず、みんなが笑顔になっている100年後になるように、今を生きる私たちが頑張ります。
100年後のパパたちへ、いつも応援しています。
子育てというかけがえのない時間を楽しんでください。
敬具
まちのくまさんから100年後のパパ達へ
今回のテーマを貰い、日々、目の前にいる子ども達に四苦八苦しながら過ごしている私にとって、100年後の子育てをしている人達のことを考えようとしても、なかなか思いつかないのが本音です(苦笑)
しかし、100年後のパパ達に聞きたいことは色々とあります。
例えば、地球以外で子育てをしている可能性もあるじゃないですか、100年後って。
もし、そうであれば、オムツ交換やお風呂入れとかどうしているんだろう?と。
また、重力がない中で、子どもの力で立つことや、歩くことができるように、どんなふうに育ち、育てるんだろう?などなど。
100年後の子育てのし方について、私の好奇心は尽きないですね。宇宙とか小さい頃から興味を持っているので、そんな角度からも考えてしまうのかもしれませんが。
さておき、100年後の子育てについて少し真面目に考えてみると、今と絶対変わらないと思うことは、子ども達は全員大切だということです。
私もそうですが、毎日、子育てが穏やかにできるということはないので、上手く行かず、悩んだり、嫌になったりしまうこともあると思います。時には腹も立つと思います。
けれど、やっぱり子どもはかわいくて、本当に大切であるということは不変だと思います。そのことが変わらなければ、日々、色々とあると思いますが、今も100年後も大丈夫だと思います。私は妻のおかげで、日々何とか子育てギリギリセーフですから(笑)
最後に、私も日々の生活で忘れがちになりますが、子どものおかげでパパになれたという幸運に感謝しつつ、完璧なパパじゃなくてもあなた色のパパとして楽しみましょう!
これまでの「パパ達の育児交換日記(No1~No99はこちらから↓)
パパ達の育児交換日記