パパ達の育児交換日記(No169)
第169回はやまっコぐらしが担当します。
昨年、わが家ではお別れがありました。
11月に妻の祖母(子どもたちにとってはひいおばあちゃん)、12月には愛犬ベスが天国へ旅立ちました。
子どもたちにとって、親しい人が亡くなる初めての経験でした。
なんとなく、いつかは天国に旅立つ、この世では目に見えなくなる、会えなくなるということは知っていたと思うのですが、知っていることと実際に親しい人が亡くなるのはまったく違うことで、子どもたちはそれぞれに死というものを受け止め、混乱し、悲しんでいました。特に次男は今でも思い出して泣くことがあります。
「死んだら、どこへ行くの?」
「パパ、ママ、ばあばは、あと何年、生きられるの?」
「なんで、死ぬの?」
・・・
混乱と疑問があふれ出て、それらは私たち親にマシンガンのように降り注ぎます。
で、それらに対する私たち親の返事は「わからない。」です。
ただただ、混乱と疑問、そして悲しみを受け止めていくことしかできません。
そして、親である私たちも同じように混乱し、それらの疑問について長年、解決できず、そして、何より悲しいのです。
ある人が言ってくれました。
「ただただ、受け止めるだけでいい。そして、いっしょに悲しめばいい。」
この言葉になんというかほっとしました。
そして、
「このような混乱、疑問、悲しみといったことを親へ出すことができるということが大切なんだよ。」とも言ってくれました。
この経験を成長の糧と思える日はまだまだ先になるでしょうが、ゆっくりゆっくり悲しみとひいばあちゃん・ベスの思い出を親子で共有していこうと思います。
みなさんのご家庭ではいかがですか。
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