パパ達の育児交換日記(No18)
三重にゆかりのパパたちによる育児交換日記。第18号となる今回は夢旅人が担当いたします。
8月も終わりだというのに、連日の30℃、いや35℃越え。熱中症で搬送される人が後を絶ちませんね。子どもたちは元気だとはいえ、さすがにこの暑さでは外で遊ばせるのも怖いですし、早く過ごしやすい気候になってくれないかなと思います。
熱中症の話をしましたが、今回は、子育てに積極的にかかわる中の1つとして、「子どもを病院に連れていく」ことについて、体験談をご紹介したいと思います。
私は、「せっかくの限られた子育て時期を素通りするのはもったいない」という気持ちで、保育園や学校の行事はもちろん、保護者懇談、子ども会など、いろんなことに積極的に顔を出すようにしてきました。そこから得られるものはとても多かったのですが、それらはまたの機会にご紹介したいと思います。
こうした行事ごとは予め日程が決まっていますから、その気になって、予定が調整できれば、仕事を休んで出席することができます。一方、子どもの病気は予測不能です。いつ「その時」が訪れるかは神のみぞ知るです。
私はというと、長女、長男が小さかった時は、妻が育休中であるのをいいことに、子どもの病院は妻に任せっきりでした。ところが、次男、三男が生まれ、妻も職場復帰していくと、仕事の融通が利く、私のほうに出番が回ってきたのです。
今の若いお父さんたちはそうでもないかも知れませんが、少なくとも私は、子どもを病院に連れていくのは、「怖さ」がともない、ためらいがありました。先生には何を言われるんだろう・・・。たいへんな病気だったらどうしよう・・・などなど。さらに輪をかけ、10年ほど前の小児科には、お父さんの姿はほとんど皆無でした。
ほどなく診察の順番が回ってきます。
先生から開口一番、「今朝のようすは普段と比べてどうでしたか?」・・・えっ!? 普段と比べて!? ちゃんと見てなかったよ・・・「ええと・・・」と口ごもってしまいます。さらに、「この前と同じお薬を出しときますね。このお薬でとくに異常はなかったですか?」・・・はぁ、そんな薬、飲んでたことも知らなかった・・・。
あたふたして、初めての診察は終わりました。と同時に、自分が普段どれだけ子どものことを見てなかったのかを思い知らされました。
子どもが小さいうちは、病院にかかることも多いですよね。ちょっとした熱、咳でも心配になります。でも、普段から子どもをよく見ていると、「これぐらいは大丈夫だな」とか、「いつもと違うな」ということが分かるようになってきます。受診すべきかどうかの目安にもなりますし、受診したときに、体の異常を先生に的確に伝えることもできます。
もちろん、お医者さまにかからないに越したことはないですが、若いお父さんたちには進んで病院に連れていく役を買って出てもらいたいなと思います。しんどそうにしている子どもを抱きかかえ、堂々と応対できるようになれば、子どもにとっても安心というものです。そして、奥さんからもますます信頼されるようになりますよ!
小学校も高学年ともなると、小児科にいくこともほとんど無くなります(代わりに、皮膚科だったり歯科だったりに行かされますが・・・)。まさに、子育ては期間限定! できるときにできることをやっておくことをオススメします。