バーキン=バーガーキングとアップルの共通点
絶対エルメスに興味ないだろう、と思われる20代30代の男性の口から「バーキン」という言葉が時々出てくることに、疑問を抱いていました。
バーキンといえば、エルメスのあのバッグしか知らなかったもので。(持ってないけど)
しかしある日、その謎が解けたんですね。
「バーキン」とは「バーガーキング」の略称でもあったんです!
そうか、Youtuberの「バーキン君」さんは、バーガーキングのバーキンだったんだ。
そういえばバーキン君はよくバーガーキングのレビューをしてるし、気づけよって話なんですが、「バーキン=エルメスの超高いバッグ」と思い込んで生きてきた元VERY読者(かなり前に年齢的に卒業)なので全く気がつかなかったんですねー。
生活圏にバーガーキングもなかったし。
知っている人には「え、何を今更」だと思うのですが、この話をしたら「知らなかった」という人もいたので、女性は知らない人も少なからずいるのかもしれません。
とにかく、謎が解けてめっちゃスッキリしました。
そんな矢先。
ポッドキャストの収録から帰る道すがら、普段とは違う駅で降りてみたら、目の前にバーガーキングの店舗が現れたのです……。
これって神の啓示?
導かれるように、ふらふらとお店に入りました。
メニューを見たら「ワッパー」などの見慣れない言葉が並んでいます。
本当に見慣れない。
もしかしたら、バーガーキングに入るのは人生で初めてなのかもしれない。
インド系の美しい女性店員さんに
「いらっしゃいませ。ご注文は何になさいますか?」
と完璧な日本語で接客してもらい、注文したのは写真のセット。
単品で1000円以上するハンバーガーが並んでいたので、かなり大きいのかな?とビビってアボカドワッパーJr.(小さめ)のセットにしました。
一旦注文が完了した後に
「あ、すみません、、、ポテトってサラダに変えられますか?」
と言い出すちょい面倒な客になってしまいましたが、
女性店員さんは顔色も変えず
「はい大丈夫ですよー」と対応してくれました。
さて、もしかしたら人生初かもしれないバーガーキング。
写真にもあるように、バーガーキングといえば「直火焼き」が売りらしく。
調べたら、アメリカの店舗で火災が発生した際も
「ま、うちは直火なんで。そら火事にもなりますわHaHaha(ドヤッ)」
とばかりに、その火災現場の写真(店舗が炎に包まれ、消防士が集まっている)を広告に使用したこともあるらしい…。
直火焼きへの並々ならぬプライド。己のアイデンティティに忠実。
実に誇り高きバーガーキングさんなのです。
それでお味はどうだったの?というと、
Jr.サイズにしたせいか、私の舌がアレなのか、直火焼き感は正直あまりよくわからなかったです。
ふと隣を見ると、20代と思われるメガネをかけた細身の男性が、分厚いパティ(ハンバーグとは言わないんだよね。それは知ってる)「4枚」もはさまっているハンバーガーを食べていました。
パティ4まい、、、すごいボリューム。
しかも、チラ見しただけでもわかるパティの厚さ。
1枚1枚がビックマックの2倍位の厚さがあります。ビックマックのパティに換算すると8枚分です。
それを見たとき悟りました。
ああ、バーガーキングとは、こんな風に、いわゆる「漢」たちがワイルドさを楽しむお店なのですね。
それはそう。
亡くなったおばあちゃんがよく歌っていた美空ひばりの「お祭りマンボ」のごとく、火事になってもワッショイワッショイやってるんですもん。
「現状に挑戦し、他社とは違う考え方をする。それが私たちの信条です」
とは、アップルがコンピュータの広告で書いた有名な文章の出だしですが、バーガーキングはまさにこれじゃないですか。
きっとバーキンファンの人たちは、バーガーキングの振り切った生き様に憧れ、自らを投影し、熱く支持しているのでしょうね。
そんなお店に素人が来て、Jr.なんて頼んじゃってすみません…。
あ、コーラは大きかったです。(飲みきれずに残した)
そんなわけで、バーキンの謎が解けた嬉しさでバーガーキングに行ってみた
というだけの記事でした。
読んでいただきありがとうございます。
ちなみに個人的には、ファストフードの中では、ウェンディーズが一番好きでした。
特にポテトにチリビーンズが乗っているやつ!
あれは美味しかった。