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キッチン🍴三重の恵み🌿『一年小倉』リレーコラム⑭試食プレゼン

3月12日に伊勢志摩冷凍の石川さんとぎゅーとらさんに試食プレゼンをしました。そこで、加工者の立場にいる石川さんと販売者の立場にいるぎゅーとらさんから消費者の商品の選び方、味付け、年齢層などを踏まえ試食してもらいました。
今出ている商品案は無事に通ってくれるのでしょうか?

■自己紹介

相可高校食物調理科一年生の小倉です。
家族が幸せそうに食事しているのを見て、自分も人を喜ばせられる人になりたいと思い、相可高校に入学しました。
今回のプロジェクトでは間接的ですが、一人でも多くの人を喜ばせたいです!

■前回の課題

前回の試食会から今出ている商品案の課題点が出ました。

おかきあげ

・衣に使っているあおさの磯臭さ
・食べているときの骨の危険性
油の処理

全体的に消費者が簡単に食べられないことが問題でした。

三重のサチージョ

使われている食材の旬
食材の原価から価格が高くなりやすい

味や見た目がよく、商品として安定しやすいと感じました。しかし、使っている食材の原価などの見直しが必要でした。

時雨煮

他の時雨煮との差別化
食べ終わったあとの骨のカス

煮込む時間や照り、売り方など他の時雨煮とは違うところを強調する必要がありました。

課題点の改良

沢山の課題を持っていることを再認識し、商品を作る難しいさを感じました。
その課題を克服するべく色々な改良を加えました。

おかきあげはノンフライにして簡単に調理できるか試してみました。実際にやってみると油で揚げたようなサクサク感がありました!
あおさの磯臭さは量を調節し、丁度良い風味を作ることができました。またあおさ以外にごまペーストのおかきあげを作ってみたところ、あおさとまた違った美味しさがあったのでこちらも採用してみることにしました。

サチージョは旬の食材以外の食材で年間通して販売できないか考えました。例えば、苦味や色合いのためのなばなの代わりとなるものを選びました。自分は苦味もあり、色合いも似ている、ピーマンを提案しました!

時雨煮は骨の後味が気になり、ご飯と共に食べる分には気にはならないけれど、単体で食べるとどうしても気になりました。なので、味付けを濃くしたり、煮込む時間を長くしたり、できるだけ骨を感じないような工夫をしました。

試食プレゼン

前回の課題点を最大限克服しての試食プレゼンです!
色々な改良をし、自信がある反面、うまく案が通るか不安な気持ちでした。

おかきあげ

今回衣にあおさを入れたおかきあげとつなぎにごまペーストを加えたおかきあげを試食してもらいました。最終的にはつなぎにごまペーストを加えたおかきあげが人気がありました。また揚げてから数時間たったものと、ノンフライの方も高評価で良かったです。しかし、銀馬の骨が問題で、骨の存在を知らずに食べると怪我をすることや、ごまペーストのごまの油分が多く、ごまの量を調節するなど、細かなところまで工夫する必要があると思いました。

そして西出さんの案の姿揚げをディスプレイとして飾る案も無事に通ることができました。見た目のインパクトでお客様をひきつけてほしいです!

三重のサチージョ

味や見た目、手軽さなどの点で高評価でした。またサチージョの付け合わせでパスタパンをつけるという案が出て、色々なアレンジの可能性を感じました。
加工の方もできると聞き、年間通して販売できる環境が整うことができました。

時雨煮

味付けや照りなど改良したところは良かったですが、小魚の骨やカスがまだ残っており、骨の感じを消すための調理法が必要と感じました。レトルト加工や圧力鍋で柔らかく炊いてみます。

まとめ

うまく案が通った商品もあれば、まだまだ改良しなければいけない商品もあり、改めて商品を作ることの大変さを今回の試食プレゼンで再認識できました!
また商品のパックの大きさ、パックに合わせたシール、目に止まりやすいパッケージなど、販売者であるぎゅーとらさんしかわからないこともわかりました。今後は販売方法やインターネットなどを使った商品の宣伝などを考えるのも大切だと思いました!

■次回予告

次回は商品開発のレシピ化です!
調理法や加工、パッケージなど商品化に向けて頑張ります!

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