JCの使い方

【5分でわかる】JAPAN CHOICEの使い方

はじめに

 あなたは日本の「政治の今」を語ることができますか?
 政治的な意思決定、例えば投票に際して、あなたにとって重要な判断基準は何ですか? 

 
 こうした質問に自分なりの答えを持ち、それを更新し続けることは、現状の日本において簡単なことではありません。では、全員がもっと頑張って情報を集めるべきなのでしょうか?

いいえ。
 データ、デザイン、テクノロジーが世界を大きく発展させている現代において、意思決定のための情報収集が個人の努力だけに委ねられている形態は時代遅れです。まず、政治情報を有権者に届けるインフラとなるシステムこそ変化すべきではないでしょうか。 

 
 そこで、令和初の国政選挙を控えた今、私たちNPO法人Mielkaは、「政治の今」をビジュアライズした日本初のWebサービス『JAPAN CHOICE』で日本の民主主義をアップデートすることにしました。

1.そもそも、JAPAN CHOICEって何?

 JAPAN CHOICEとは、イデオロギーに固執せず、政治的公平性の立場を堅持しながら、データ・デザイン・テクノロジーを駆使し、日本の「政治の今」をビジュアライズして多くの方々に届ける、政治情報のインフラとなるサービスです。

2. JAPAN CHOICEで何ができるの?

JAPAN CHOICEでは、全部で7つのサービスがあなたの思考・意思決定をサポートします。

2.1 政権・政党が今まで何をしてきたのかを知りたいあなたへ

 政治は日々アップデートされています。今回の選挙に向けて、政権・政党が今まで何をしてきたのか、私たちとの約束を守ってくれたのか、その疑問を解消するために、3つのサービスを作りました。

① 公約実現度

 かつて政権与党が6年前の参院選で掲げた「公約」。そこから6年経ったいま、公約はどこまで実現したのでしょうか。選挙では、これから国民と約束する公約が掲げられますが、過去に国民と約束した公約を実際に実現しているのかも非常に重要な判断基準です。JAPAN CHOICEでは、今回の参議院選挙を区切りに、過去に掲げられた公約がどの程度実現されているのかを分析し、可視化しました。

② 予算の使いみちを知る

346兆円。
 これは、日本の平成31年度 当初予算額です。
 行政がどの分野に予算を充てているかを知ることは、政権与党が注力する分野を知ることに繋がります。そこで、JAPAN CHOICEでは、財務省が公開している予算統計を用いて、国のお金の使いみちを可視化しました。数字の羅列ではなく、直感的に理解できるよう、最先端のデータビジュアリゼーション技術を用いた日本初のサービスです。

③6年間の世論を追う

 内閣支持率が下がった…というニュースはよく聞くものの、実際には“点”の情報として流れてしまい、気が付いたら忘れ去られてしまいます。2012年12月、第2次安倍内閣が誕生。それから、安倍内閣への支持率は約6年間でどう推移してきたのでしょうか。
JAPAN CHOICEでは、全国規模で世論調査を行っている全国紙とテレビ局各社のデータをひとつにつなぎあわせて可視化し、さらに主要な政治的出来事を紐づけて、“点”の情報が“線”としてとらえられるよう、情報を整理しました。

2.2 選挙に向けて、とにかく情報が知りたいあなたへ 

 政治における最もわかりやすい意思決定が、『投票』です。7月21日の参院選に向けても、新聞・テレビ・選挙公報など、投票先を決めるための情報は色んなところに転がっていて、正直何を見ればいいかわからなくなってしまいます。そんな時にはまず、この3つを使ってみてください。

④ 候補者をみる

 都道府県を選択するだけで、自分の選挙区の候補者がたった10秒でわかります。そこから候補者のSNSにもアクセスすることができるので、気になる候補者をまとめてチェックしちゃいましょう。

⑤政策を比較する

 各政党から選挙の度に出ている『公約』。膨大な量のPDFをすべて自分で読むのは大変です。そこで、政策比較サービスを使えば、話題の15のテーマについて、各政党が何を私たちと約束してくれるのか、表形式で徹底比較することができます。

⑥ 投票ナビ

 「自分の考えは、どの政党に近いのだろう。」誰もが一度は思う疑問を「投票ナビ」で解決できます!各政党が今回の公約で掲げている政策立場を基準として、自分の考えに最も近い政党がわかります。自分の志向を知るきっかけとしてご利用ください。

2.3 JAPAN CHOICEだけでは、物足りないあなたへ

⑦ 記事

 今、読んでいただいているnoteマガジンには、今回の選挙の争点に関する記事や、「そもそも参議院ってなんだっけ…」など、政治の根本を考えられるような記事を揃えました。現代社会の教科書ともいえるほどの濃密な記事の数々をぜひお楽しみください。

3. JAPAN CHOICEを通して、私たちが目指している未来

 では、このようなサービスを作ることで、いったい私たちMielkaは何をしたいのか。それは、「日本を、有権者に最も寄り添う民主主義国家とすること」です。JAPAN CHIOCE ほどの政治情報可視化サービスを1つのプラットフォームで提供している国は、世界広しといえども日本しかないと自負しています。しかし、これでもなお足りず、私たちの挑戦は続きます。
 先人たちは皆、民主主義のリスクをおそれ、民主主義は失敗すると警鐘を鳴らし続けました。データ、デザイン、テクノロジーという武器を得た私たちはそれに挑戦したい。民主主義は再び明るい道を歩むのだと世界に伝えたいのです。

おわりに

 私たちNPO法人Mielka のスローガンは、「今ここにない未来は、自分たちで創る。」です。
 一人ひとりが、直感的に理解できる政治情報の獲得手段を備え、よりに強かにこの国の未来を選ぶためにJAPAN CHOICEは重要な一歩になると、私たちは信じています。  
 また現在、ひとりでも多くの方とご一緒に未来を創ることができるようクラウドファンディングに挑戦しています。もし、私たちと一緒に前に進もうと思っていただける方は、ぜひご支援いただけるとこの上なく嬉しく思います。

 それでは、JAPAN CHOICEをお楽しみください。



★この記事はJAPAN CHOICEとの連動して選挙と政治を多方面から分析したシリーズです。ぜひ他のサービスもご利用ください。

★本サービスの開発・運用はクラウドファンディングで支えられています。下の画像より支援ページにとぶことができます。応援してくださると幸いです。

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