失恋黒歴史 中3編その1
50代になった今、失恋ばかりだった思春期を振り返って何が楽しいのかと思わないでもないのですが、何故モテなかったかを分析して、今後に生かそうというプロジェクトです(;^ω^)
ちなみに初恋が失恋に終わった経緯は、以前書いておりますので(初恋話~ミエハルと呼ばれて)割愛いたしますm(_ _;)m
「上昇期」
いつかこのnoteで、小説として発表したいという野望があるほど、中3の時の恋愛体験は、濃かったです(苦笑)
詳しくはその小説に書く予定ですが、一部先行してダイジェストで書きますと、私は同じクラスかつ同じ吹奏楽部だった女の子、Oさんのことが好きでした♥
いつか告白したいと思っていた矢先、夏休み前の1学期を締め括るビッグイベントとして、林間学校がありました。
その為に各クラスで6~7人の班を作る必要がありました。
班長は立候補制。早い者勝ちです。
私のクラスでは6つの班を作らないといけなかったので、私を含む6人が班長に選ばれました。
そしてある日の放課後、班長会議をして、自分の班に取りたいクラスメイトを順番に指名していきます。
班長はみんな男子だったので話しやすかったですが、いざ自分が指名する時が来たら、緊張しました!
震えるような声で
「Oさん…」
と第一指名したんですが、この時点で他の男子にはバレてしまいます(笑)
「そうか、頑張れよ!」
とクラスの委員長から激励されました(^^;)
そして林間学校当日、私は何とかしてOさんに告白しようと、ずーっとタイミングを狙っていました。
そしてそのタイミングは、食後の皿洗いの時にやってきました!
2人きりになれたんです♪
私は緊張して顔が真っ赤、でもOさんは普通通りに皿を洗っています。
もう舌の先端まで告白の言葉が出掛かっていたのに、私がその時発した言葉は
「洗った皿、持って行ってあげる」
でした。
もう終わりだ、最大のチャンスを逃したんだから…と、私は諦めモードになっていたのですが、なんだかその林間学校後、Oさんの私に対する態度が変わってきたんです。
一番驚いたのは、クラスの中での机の位置を友達に頼んで変えて、私の隣か、私と向き合うようにしたことです。それまでは同じ班でも、ちょっと離れた位置に座っていたんです。
(え?なんでワザワザ俺の近くに?)
でもその理由を聞くことなんて出来ません💦
その状態が続いた2日後の授業中、事件が起きました。
ひょんなことから、私は隣の友達M君の好きな子は誰?という話をしていたんです。するとそこへ
「ねえねえ、ミエハルくんの好きな女の子って、誰?」
と、Oさんがど真ん中直球な言葉を、私に投げてきました。
私は受けきれず、シドロモドロに(^_^;)
最初は誤魔化していたんですが、同じクラス、同じ吹奏楽部ということもあり、結構粘り強くOさんは何度も私に質問してきます。
私は部長だったので、最後に音楽室の鍵を締める役割があったんですが、いつもはとっとと帰る筈のOさんが、私が音楽室の鍵を閉めるのを待っていました。
遂に2人で向き合う羽目に…。
後から思えば、私がOさんのことを好きなのは先にバレていて、林間学校の中の何かの出来事で、Oさんも私のことを好きになってくれたんでしょう。
だからこの日の授業中に、私がM君の好きな子は誰?と聞いているのを見て、チャンス!と思ったのではないでしょうか(;´∀`)
もう素直に、目の前にいるOさんが好きだと言えばいいのに、緊張して照れて言えない私。
必死に考えて口にした答えは、
「NHKのチャンネル」
でした。
昭和60年夏、広島ではNHKは3チャンネルでした。
またOさんは、女子の出席番号で3番でした。
実は私、この後の記憶が飛んでいるんです(*ノωノ)
それだけ緊張していたんですね。
次の記憶が、校門を出ていつも一緒に帰ってた後輩男子と喋ってるシーンなんです。
なので、Oさんの答えを聞く前に、私はとっとと帰ってしまったんです。
この時、私の心中は
(遂に告白しちゃった、でもフラれたらどうしよう、明日どんな顔して登校すればいいんだ?)
です。
だから挙動不審で、落ち着きがなかったと思います。
ですが翌朝を待つ前に、私は告白の答えを知ることになりました。
後輩男子と別れ、交差点で信号を待っていると、後ろから肩を叩かれました。
Oさんです!
「あっ、Oさん、あの、さっきは、あのね…」
とシドロモドロになっていたら、Oさんは笑顔で
「私は2番の男の子が好き。じゃあね!」
と、青になった信号を先に行ってしまいました。
2番は、私の出席番号です。
え?今、2番って言ったよね?空耳じゃないよね?
やった!初めての両想いになれた!彼女ができた!
その場で飛び上がりたいほど嬉しかったです🎵\(^o^)/
その日は木曜日だったんですが、いつも熱心に見てる「ザ・ベストテン」も上の空(笑)
夜も全然寝付けませんでした(^▽^;)
初めて片思いが両想いに変わった、昭和60年7月18日(木)を、その後の経緯はどうあれ(←後々意味深になります)、私は死ぬまで忘れないでしょう。
(次回に続く)