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小説「15歳の傷痕」―19
― 悲 し い ね ―
1
若本にフラレた体育祭の夜、俺は初めて親の目を盗んで、父の日本酒を飲んだ。
大人は楽しい時も辛い時も、お酒を飲んで発散するというじゃないか。
俺のこの苦痛も、日本酒を飲んだら楽にならないだろうか。
そう思ってコップ半分ほどに日本酒を注ぎ、恐る恐る飲んでみた。
『美味い!』
流石に継ぎ足そうとまでは思わなかったが、意外に日本酒は液体の風邪薬に似た味で、飲みやすいと感じてしまった。大人が辛い時に、アルコールで発散したくなるのが分かった。
逆に言うと俺はその日はもう、そんな手段を使わないと寝れないほどだったのだ…。
体育祭後、1日の代休を挟んで、木曜日に高校が再開となった。
若本にフラれたからと言って、部活の朝練、昼練を休んでいては、話にならない。ましてや放課後の部活もだ。
俺は部活中は意識的にいつもより目一杯明るく振舞い、何事もなかったかのように過ごしていた。
しかし登下校の時は元気が出ない。
勿論この日の下校時も、これまでのような俺と村山、若本、桧山という4人組ではなかった。
もう今後は、その4人では帰れないのだ。
村山が心配してくれ、下校時に声を掛けてくれた。
「上井、何があったんや?明らかにおかしいぞ、お前」
「……やっとさ、伊野さんにフラレたショックから立ち直ってさ、好きな女の子が出来て、告白したんじゃけど、あっさりフラレたよ」
「…もしかしたら、若本か?」
「よく分かったね」
「そりゃあ部活でのお前らの様子とか、帰り道での話とか聞いてたら、一目瞭然だよ」
「だろ?だから結構自信を持って告白したんだけど、駄目だったよ…。誰を好きになっても上手くいかない。もう俺は女の子を好きになっちゃいけない運命なんだろうな…」
「まあ、まだ他にもお前の事を好きな女子がおるかもしれんし、次に向けて頑張れや」
村山は軽くそう言って、俺の肩を叩き、別の話を始めた。
その、あまりのアッサリさが、俺には引っ掛かった。
神戸千賀子にフラレた時は、見返してやれ、と檄をくれたし、伊野沙織にフラレた時は、結局は分からなかったものの原因を本人に聞いてくれたほど、俺に対して味方してくれたのだが…。
事前に村山に何も相談してなかったからだろうか?内心、ざまぁみろと思っているのではないか?
そういえば村山は今も船木さんと付き合いは続いているのか?
「村山は船木さんと付き合い続けとるん?」
村山はちょっと困った顔をしたのを、俺は見逃さなかった。
「実は別れとるんよ。結構前に」
「結構前?」
「ああ。去年、お前と伊野さんとのダブルデートが、失敗に終わったじゃろ」
「そんなこともあったよね…」
「あの後から、お前と伊野さんが上手くいかなかったのはどっちのせいだとか言い合いが始まってさ。結局溝が出来てしもうて、そのまま別れることになったんよ」
「えっ!?そしたら俺が原因みたいなもんじゃん」
「遠回しに言うと、な」
「それは悪かった…けど、なんで教えてくれなかったん?」
「お前もフラれたばっかりで辛いのに、お前と伊野さんのせいで船木さんと別れたなんて、言えるかよ」
「そうか…。お互い、思いもしない高校生活になっちゃったな」
2人を重苦しい空気が包んだ。
「まあお互いに秘密に動いてしまった部分もあるし、それが良くなかった面もあると思うし。これからは今まで通りにさ、例えば好きな女の子が出来たら教え合うようにするとか、女子から告白されたり付き合うようなことがあれば、教え合うようにしようや。そうすれば、こんななんとなく後味の悪いことにはならんと思うし」
「そうだな。上井に今度好きな子が出来たら、俺に一番に教えろよ」
「もちろん。それは村山も、だよ」
だが俺はもう、女子を好きになるのは金輪際諦めたし、俺のことを好きになってくれるような女子はいるわけがないから、村山に教えるようなことはないと思った。
2
吹奏楽部の方は、一応俺は今までと変わらない態度で部活に臨んでいたつもりだったが、ある日のミーティング後に突然、クラリネットの男子の後輩、瀬戸に聞かれた。
「ミエハル先輩、若本と全然喋らなくなったのは、何かあったんですか?」
今、一番突かれたくない質問だった。
「うーん…」
「だって体育祭の頃までは、まるでカップルか兄妹かってくらい、仲良く話してたじゃないですか。それが今は全然喋らないし、俺が見てたら、若本の方がミエハル先輩と喋らないようにしているように見えるんです。何かがあったとしか思えません。ミエハル先輩は部内を明るく楽しくって、頑張っておられますけど、どっか無理してないですか?」
1年後輩だが、なんと俺のことをよく観察しているのかと感心してしまった。俺はどう答えるべきか悩んだ。悩んだ結果、
「瀬戸の言う通り、俺はちょっと無理してる。実は…まあ、若本に告白したんじゃけど、若本から一番聞きたくないセリフを聞かされてね。でも俺は部長だし、そんな個人間のトラブルで吹奏楽部が暗くなっちゃいけんし」
「そうなんですか。なんとなく先輩の、言いたいけど言いたくない部分が分かるような気がしました。でも深くは追及しないけど、先輩、元気出して下さいね」
「…ありがとうね」
「俺は1年ですけど、1年生だからこそ先輩の力になれることもあると思うんで。何かあったら、本当に遠慮なく何でも言って下さいね」
「ホンマに、ありがとうな、瀬戸」
そんな中、年末のアンサンブルコンテストに向けて、そろそろどの組み合わせで出場するかを議論する時期になった。
フルート四重奏、クラリネット四重奏、金管八重奏はすぐに決まった。また打楽器は今回は出場を見送ることになった。
すぐ決まらなかったのが、俺の本籍地であるサックスだ。
アルト2本、テナー1本、バリサク1本で四重奏の曲を探せばよいところに、福崎先生が新たにソプラノサックスを購入したのが原因で、悩みの種となってしまった。
サックスのメンバーは全員アンサンブルコンテストに出たいと主張しているが、ソプラノサックスを吹くのは嫌だ、と言う。
困った福崎先生の仲裁で、なんと俺が一時的にサックスに復帰し、ソプラノサックスを吹くことに決まってしまった。
そうなると四重奏曲だと、アルトの2人の内、どちらか1人に辞退してもらわねばならない。
かといって五重奏曲は、なかなか見付からない。
俺は悩みに悩んだ末、福崎先生に裁定を仰いだ。
「アルトの2人の内、どっちかを選ぶ…か。なかなか難しいけど、末田だろう。出河は来年があるから、客席で見てもらって、欠点とかをチェックしてもらう役を担ってほしい」
そういう裁定結果となったが、俺がそれをサックスのパート練習の時に伝えに行くと、案の定、出河は荒れた。
「何で俺が出れないんですか!」
「すまない、俺の力不足で…」
「先生も先輩も、俺を何だと思ってるんですか!」
「……」
「今から先生に直訴してきます!」
出河は音楽準備室へと向かった。
重たい空気が流れている。
ただでさえ、俺は若本から避けられているのに…。
「ところでミエハルはソプラノサックス、練習しよるん?」
と末田が重い空気を破ろうと一言発してくれた。
「あっ、うん。ソプラノで出ろって言われた時から、日曜は家に持ち帰って練習しとるよ」
「家に持ち帰りよるん?凄いね」
「まあ軽くて持ち運びが便利じゃけぇね」
「それを近所で吹いて、町内の女の子をキャーキャー言わせよるんじゃろ?」
と、今度は伊東が助け舟を出してくれた。
「んなことないってば。まだ1曲も通して吹けとらんもん」
何となく空気が少し軽くなった所へ、出河が戻ってきた。
みんなが固唾を飲んで出河の言葉を待つ。
「今回のアンコン、俺は客席でサックスの演奏をチェックするという役目で、納得しました。代わりに先生からは、定演とか来年のコンクールとかで、配慮してやるからとまで言ってもらえたので、出れないのは残念ですけど、その分必死に応援させてもらいます」
みんな安堵した。伊東が
「出河、偉いぞお前、カッコいいぜ」
と、親指を立ててサインを送った。
「やめてくださいよ、先輩。でも不甲斐ない成績だったら、先生と俺からの罰ゲームが待ってますから」
「なんやそれ!」
「まあ、去年の先輩達との約束もあるけぇ、金賞目指して頑張ろうや」
と末田が締めてくれた。流石パートリーダーだ。
まずは曲選びだが、そこは俺に一任された。
「ウチらより、初めてのソプラノを吹く人が、吹きやすそうな曲を探してくれたほうがええじゃろ」
という、末田の理論だった。
「じゃあ今度の日曜、ヤマハに行って何か探してくるよ。ソプラノが楽で、他が大変でもいい?」
冗談半分でそう言ったら、無言の圧力が襲ってきた。
「スイマセン、適度に各自目立てるような簡単な曲を探してきます」
この日はこれで一旦撤収となったが、やっぱり若本は俺と極力目を合わせようとしないし、何も言葉を発しなかった。
そんな状態でアンサンブルなんて出来るのか?
やっぱりその辺りを気にして、伊東がその日のミーティング後に俺に聞いてきた。
「ミエハル、前は若本とものすごい仲良かったのに、なんで今日は別人みたいな雰囲気になっとるん?何かあったんじゃろ?」
「やっぱり分かる?」
「そりゃあ分かるよ。前ならお互いに分け目チョップ!とか言ってじゃれとったのに、今日は全然会話もなしじゃろ。末田も女子じゃけぇ聞きにくいんかもしれんけど、物凄く気にしとったよ」
「悪かったね、スマン。まあぶっちゃけて言うと、若本にフラれたんよ、俺」
「マジで?!」
「うん。体育祭の後で告ったんじゃけど、俺は恋愛の対象じゃないって、断られた」
「恋愛の対象じゃないってか。うわー、マジでキツイな、その言葉」
「それでも部活では普通に接しようと思ったんじゃけど、若本の方が避けとるよね、俺のことを。だからソプラノでアンコンに出ろって言われた時は、出れる嬉しさはあったけど、若本とどう接すればいいんだ?って悩んだよ」
「…分かった。俺がパー練の時は潤滑油になるけぇ、また分け目チョップとか出来るくらいに、関係を戻してくれ。頼むよ」
「ホンマに?申し訳ないね…」
「俺が出来るのはそれぐらいじゃけぇ。じゃあ、いい曲探し、頼んだぜ」
伊東は普段はちょっとふざけキャラだが、いざという時は頼りになる。特にこんな、男女の揉め事とか、好きそうだよな…。
しかし1年の瀬戸といい、伊東や末田といい、俺と若本が喋らなくなったことを変だと感じて、俺に理由を聞いてきてくれるが、逆に若本もなんでミエハル先輩と喋らなくなったん?とか、1年の女子に聞かれてるんじゃないかな…。その点がちょっと心配だ。
3
俺の選んだアンサンブルの曲も、みんなに受け入れてもらえ、期末テスト中の部活休み期間が終わったら、毎日福崎先生に1回は演奏を聴いてもらって、直すべきところを指摘してもらう毎日が続いた。
この練習でのリーダーは、潤滑油宣言をしてくれた伊東だった。宣言通り、上手くパート内の雰囲気を盛り上げてくれ、本当に助かる。
そしていよいよ本番の日が来た。
昨年と同様に、重たい楽器はトラックに載せていく。だが今年は打楽器がないので、少しは楽だった。
トラックで会場へ行くメンバーは、福崎先生と部長の俺と、一年前の経験がある村山に頼んだ。電車での自力移動チームは、会場までの往路は副部長の大村&神戸に引率を頼んだ。
この頃から少しずつ、大村と神戸が2人同時でいる時も、構わずに声を掛けられるようになってきた。
体育祭の後、意外に気軽に神戸千賀子が、女子は教室で着替えてもいい?と俺に聞いてくれたのがキッカケかもしれない。
どうせ1年以上経っても別れないカップルなんだから、もう後ろ髪を引くことなく、普通に接しようという俺の気持ちの転換でもある。
ただまだ神戸千賀子には、部活運営上必要な話しか出来なかった。それを超えたプライベートな話まで出来るほどは、傷が回復してはいなかった。
移動トラックの車内は緊張感からか嫌な無言状態だった。その緊張感を払拭すべく、村山が福崎先生に色々と演奏のポイントとかを聞き始めた。
村山は一年前は、本当に楽器運搬だけしか役割がなかったので、本番のステージに上がれる今年は、とても楽しみだし緊張も凄い、と前に言っていた。
俺は結局今日まで、若本と殆ど喋れずじまいだったことが気がかりだった。
若本は、俺のことはお兄ちゃんのような感じだと言っていたのだから、気にせず話し掛けてくれればよいのだが…。
かと言って俺が何か話し掛けて無視されるのも怖く、俺からも話し掛けてはいなかった。
(よく考えたら、俺は吹奏楽部の中に、3人もフラれた女子がいるのか…)
その事実に気づいた時、思わず溜息が出てしまった。
「上井、どうした?溜息なんかついて。もうすぐ会場だぞ」
福崎先生が声を掛けてくれた。
「あっ、スイマセン。上手く吹けるかなぁっていう心配の溜息です」
「そうか。それ以外のことは含まれとらんのか?」
「えっ?」
「色々と俺の耳には届いとるからさ。お前、よく逃げ出さずにサックス四重奏に挑んでくれたよ。ありがとう」
「いえ、そんな…」
「若い時は上手くいかないことの方が多い。俺の経験だけどな。だけどその上手くいかなかった経験が、後々の人生で生きてくるんだ。だからお前、将来は大物になるぞ」
「大物ですか?」
「ああ。色々届いとる話が本当なら、お前は俺がソプラノとしてサックスに戻れと言った時、断ってもいいほどの精神状態だったはずだ。でもお前はみんなが嫌がるならって、ソプラノでサックスに戻ってくれた。自分の心を押し殺して。感謝するよ、上井部長」
「そんな大したことはしてないですよ、先生」
と言ったところで、トラックは会場に着いた。電車部隊は流石渋滞とかないだけに、先に着いてトラックを待っていた。
どんどんと楽器が降ろされていく。
「サックスと金管は、去年のリベンジしようぜー」
と、伊東が珍しく声を掛けた。パート練習を引っ張ってきた自負があるのだろう、アンサンブルコンテストに掛ける意気込みが一年前とは段違いだ。
伊東のその言葉で、ムードがなんとなく上がり、金管パートのエールを受けて、俺たちサックスが先に会場へと入った。
そして本番。
俺は他の3人の目を見てからスタートの合図を出すつもりだった。
末田と伊東、そして若本も、この時だけは俺の目を見てくれた。
俺はソプラノサックスを軽く右斜め下に下げ、スタートの合図を送った。
4
「今年も銀賞かぁ…。沖村先輩、前田先輩に合わす顔がないよね」
末田が悔しそうに呟いた。全結果が発表され、俺の高校から出場したチームは、全て銀賞だった。
会場で聴いていて、金管はゴールドいけるんじゃないか?と思ったが、残念ながら及ばなかった。
「出河~。来年、客席で聴いて得た感覚を忘れずに、ゴールド取ってくれよ」
俺は出河を見付けると、そう言った。
「了解です。それじゃないと、何のために俺が犠牲になって客席調査員になったか、意味がないですからね。絶対金賞取ります!」
出河もそう返してくれた。
さて楽器を高校に戻す際は、明日から冬休みなので、別に来ていたフルートやクラリネットといった軽い楽器も一緒にトラックに載せていく。行きよりちょっと面倒ではある。
帰りも俺と福崎先生、そして村山に頼もうと思っていたが、村山は用事があると言い出したので、代わりに女子だが、自宅が高校のすぐ近くの、同じ打楽器助っ人組、広田さんに同乗をお願いしたら、すぐ帰れるからむしろラッキーとまで言ってくれ、引き受けてくれた。但し重たい楽器はNGという条件付きだが…。
一年前もそうだったように、今年も現地解散と宣言した後、トラックは出発した。
駐車場から出てすぐの信号で停止した際、去年はこの赤信号で事件が起きたんだよな…と回顧していたら、財布を入れたバッグを忘れてきたことに気が付いた。
「運転手さん、すいません。忘れ物をしちゃったので、取りに行ってもいいですか?」
「ああ、ここならまだ間に合うから。よかったね、早く気付いて。ちょっとバックしたところでハザード出して止まってるから、行っておいで」
「ミエハル大丈夫?」
広田さんが心配してくれた。
「大丈夫、大丈夫!逆に広田さんを1人で行かせる方が心配だよ」
「上井、そうは言っても暗いから、気を付けて取って来いよ」
福崎先生がフォローしてくれた。
「はい、気を付けて行ってきます。じゃあスイマセン、5分ほど…」
と言って俺はトラックから降り、会場へと走り、控室になっていた部屋からバッグを見付け、取り戻した。控室にあって良かった。忘れものとか言って、会場の事務室に持っていかれてたら手続きが面倒だろうし、ましてや盗まれていたら全財産がパーになってしまう。
バッグを開け、中身が全部揃っていることを確認すると、俺は再びトラックへと走った。
だが、走る足を止めざるを得ない光景を見てしまった。
駐車場の出入り口付近の水銀灯の下で、抱き合っているカップルがいる。
(何なんだ。去年もこれに近いようなのがいたなぁ…って、ん?あの2人はウチの制服?もしかして…えっ!?)
よく見たら、なんと村山と若本だった。
(マジか?見間違いじゃないよな?)
俺は何度も見返して確認した。
去年の事件の時は、見掛けた角度のせいで、大村と神戸がキスしているように見えたが、いま見えている2人は、キスはしていないものの、抱き合っているのは間違いない。
村山は若本と密会するために、帰りのトラックを用事があると言ってキャンセルしたのか?
そうなら、いつからあの2人はそういう関係になったんだ?
もし好きな女の子や彼女が出来たら一番に報告しようって言ったじゃないか。
男と男の約束を破って、しかも俺がフラれたことを知ってて、若本とこっそり付き合うつもりか!?
だから俺が若本にフラれたって言った時も、えらいアッサリとした態度だったんだな?
若本も俺に恋愛感情は無いって言ったが、その時点で既に村山には恋愛感情を持っていたってことか?
…許せないし、絶対に許さない、2人とも…
せっかく高校までの帰り道、初めて広田さんと色んな事を話して、気分良く帰ろうと思ってたのに…。
もう金輪際、あの2人とは絶対関わらない。中学からの親友?会計?そんなもの知るか。ふざけるにもほどある。
絶縁だ。
(次回へ続く)
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この年のアンサンブルコンテストで、実際に私が譜面を見てコレだ!と思って選んだ曲の、YouTube動画を貼っておきます。
「メヌエット」という曲です。
動画は名古屋音楽大学の皆さんの演奏ですが、これと同じ曲を、昭和62年末のアンサンブルコンテストで演奏しました。文中と同じく、私はソプラノサックスを担当しました(*ノωノ)
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