匂わせられる
今までの人生で、モテた!と実感できた時が殆どない私ですが、周りから匂わせられたことは数回ありました。
もっとも、どれも匂いの本性は見つからなかったり、今更?とかいうものばかりなのですが…。
高2の4月
私の高校は、私が現役の時は1学年で8クラスありました。
1年の時にツライ思いをしたので、2年に上がる時のクラス替えではツライ思いをしたくないと、担任に直訴したほどです(笑)
結果的にツライ思いをした相手(中3の3学期にフラれたOさん)とは別のクラスになったので、その点では助かりました(′∇`)
ですが、仲が良かった友達も離れてしまったので、新しいクラスに馴染むまでにはかなり時間が掛かりました。
昼に弁当を食べる時も、周囲には溶け込めていなかったので、音楽室で弁当を食べ、そのまま吹奏楽部の昼練をしていたこともあります。
まあそうは言っても何日か経つと、気が合う友達も出て来ますので、少しずつクラスには馴染んでいきました。
そんな時です。
吹奏楽部の練習後に同期と駄弁っていたら、同期で一番モテていた女子から、
「そういえばミエハル君、ミエハル君と同じクラスになった『かおり』が、ミエハル君のことが気になるって言ってたよ」
と聞かされました。
「かおり」って誰だ?
1年生の時、そのモテモテの女の子と一緒のクラスだったそうで、ちょっと前に帰り道で会った時、そんなこと言ってたよ、とのこと。
その日、部活から帰宅するや否や!
新しいクラスの名簿で、下の名前が「かおり」という女の子を探しました。
該当者発見♪
しかも出身中学が私の隣の中学だったので、登校に使う駅は同じはず。
これは一度、声をかけてみようかな💛と思いました。
…ですが
どう声を掛ければよいのだ?s(・・;)
「君が、俺に興味をもってくれているかおりさんだね?今度デートでもどうだい?」
こんなこと言える訳がありません。
その時点で酷い失恋2連発を喰らい、自分の容姿にも自信がなく、どうせ自分なんてモテるわけないんだと思っていた矢先です。
余計に声なんか掛けれず、教室で「ああ、あの子が『かおり』さんかぁ」と確認するだけで精一杯でした。
でもでも、噂が本当なら、いつか何かしらのアクションがあるのではないか?と、淡い期待をしていたんですが、年間を通して全く何もありませんでした。
数年前、吹奏楽部の同窓会があった時に、この情報を教えてくれたモテモテだった女子に確認したんですが、
「えーっ、アタシそんなこと言ったっけ?」
だそうで・・・(苦笑)
真相は藪の中です。
高2の秋
又も高2時代の話です。
高2といえば、後半で酷い目に遭い、人間不信にまで落ち込むんですが、まだそこまではいかない、夏の始まりくらいの時期の話です。
人間不信に落ち込んだ時の話はこちらでどうぞ(^_^;)
↓ ↓ ↓
この話にも出てくるWさんが、こっちでもキーワードになってくるんですが、これまた部活後に駄弁っていた時です。
「そうそうミエハル先輩、アタシと同じ中学出身のM川って子が、先輩のこと好きとか言ってましたよ」
なんだってー!
「マジで?俺、女性不信気味だから、確たる話しか信じないよ」
「いや、これは本人から聞きましたから、本当です。先輩、良かったですね!」
とWさんは言い、私の背中をバシーンと叩いてくれましたが、私にはM川さんという女の子の情報は全くありません。
ここが私の詰めの甘い所で、もっと詳しくWさんに聞きゃあいいのに、自分を好きだと言ってくれてる後輩の女の子がいる💖ってだけで舞い上がってしまい、後追い調査をしないんです。
その場ですぐクラスは何組か、部活は何部かなど、個人情報を聞けばよいのに…。
ですが!
驚いたことに、毎年11月末に改選する生徒会執行部の役員名簿を見たら、きっとWさんが仄めかしていたであろう、M川さんという名前の1年生の女の子がいるのですw(゚△゚;)w
出身中学を見ても、間違いない!
私が生徒会役員をやらされているのを知り、もしかしたら立候補してくれたのではないか?なーんて思いましたよ( ̄∀ ̄*)
果たして初めて見たM川さんの印象は・・・
色白の文学少女という雰囲気で、だけどちょっと慌てん坊、生徒会の仕事には何事にも一生懸命取り組んでくれる頑張り屋さんという感じでした(⌒∇⌒)
その頃、私はWさんにフラれていたので、恋愛面では中森明菜の難破船状態だったんですが、もしかしたらこのMさんが救いの女神になるかもしれない♪と思い、生徒会役員の集まり、会議の場などで積極的にコミュニケーションを図ろうとしました。
しかし照れ屋さんなのか、なかなか目を合わせて話してはくれなくて、そのうち私を避けるようになってしまいました。
嫌われた?(>_<)
2月のバレンタインでも、実はM川さんからチョコをもらえないかと期待してしまっていたんですが、全くそんな兆候すらありませんでした。
Wさんにあの話、本当なの?と問い詰めたかったんですが、その時期は吹奏楽部では私の心は氷河期でしたので、Wさんとの会話は遮断していたんです。
その後、卒業に至るまでM川さんとは全く何もなく、静かに噂だけで終わってしまいました。
背中まで叩かれて太鼓判を押されたのになぁ。
おそらくこの高2の時の事件は、私の恋愛偏差値の低さが招いた悲劇だと思われます。
もっと上手に噂を活用して、高校時代に彼女が出来ていればなぁと、今でも後悔してしまいます💦
不器用だったのが残念!
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