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四捨五入したらアラフォーだった頃の中年、普通列車で北海道を目指す(中編)
7年前の旅を、あたかも昨日行って来たかのように書いている旅日記の2日目です(@^ー’)φ…
前編と後編の2回で書き切れるかなと思っていたのですが、どうも無理そうなので(すぐ脱線するので)、今日は「中編」と称して、2日目の記録をお届けいたします!
2日目
【2013年10月12日(土)】の行程
※弘前駅で撮り鉄後・・・
弘前9:39→青森10:27
青森11:01「快速リゾートあすなろ竜飛1号」→三厩12:28
三厩12:46→蟹田13:26
蟹田13:29「特急スーパー白鳥19号」→木古内14:19・・・特例で自由席に限り特急券なしで乗れる区間です
木古内14:44→江差15:51「江差線」
江差16:16→木古内17:22「江差線」
木古内17:44「特急スーパー白鳥42号」→蟹田18:31・・・特例で自由席に限り特急券なしで乗れる区間です
蟹田18:58→青森19:43
※青森で宿泊
こんな日程を組みました。
江差線メインなんですが、元々本数が少ないので、なかなか本州から渡道後のタイミングが上手く組めず、ちょっと夕方に掛かる時間帯になってしまいました。
逆にそのお陰で(?)、三厩という本州最北端の、石川さゆりの世界の駅へ1往復してくる行程も組めましたので、早朝から深夜までひたすら移動の初日よりは、多少余裕のある行程となりました。
さて弘前のスーパーホテルの副支配人さんは、なんと富山出身とのこと。
女性の方で、結婚して青森へと嫁がれたそうです。
運よく(?)前夜のチェックインと2日目のチェックアウトの際に副支配人さんとお話しできたのですが、富山から普通列車のみでやって来た(反則は隠して 笑)というと驚かれました~w(゚o゚;)w
昔は「特急白鳥」(2001年3月2日廃止)や「寝台特急日本海」(2012年3月16日廃止)があって、富山と青森も行き来しやすかったけど、どっちも無くなったので、実家に帰るのに一苦労ですと仰ってました。
さてスーパーホテルでは朝風呂に入り、バイキングの朝食を頂いてからチェックアウトし、JRの弘前駅へと向かいます。
( ↑ 女湯に乱入したわけではありません💦時間別入れ替え制なんです)
一応雨男ながらも傘は差さずに済みそうだったので、助かりました。
ちょうどこの頃、映画で「奇跡のリンゴ」という物語が上映されていましたが、弘前市が舞台ということで、宣伝に力が入っていました!
そして弘前駅の中に入ります。
撮り鉄の私のターゲット第1弾はこの列車!
「快速リゾートしらかみ2号」でした。
五能線を走る臨時快速なんですが、結構人気があって、この写真の車両は今は半引退状態となり、新車が投入されています。
この列車を見送った後に待ち構えたターゲット第2弾は、「寝台特急あけぼの」です!
上野駅で撮ることが多かったのですが、長岡から機関車を交換して青森までやって来る、赤いあけぼのはこの時初めて見たので、テンション爆上げでした(≧∀≦*)
1枚しか載せてませんが、実際はデジカメやスマホで何枚撮ったやら、です(笑)
あっ、まだ弘前を出発してもないのに、1200字も使ってしまいました💦
先へ急ぎたいと思います。
弘前から青森までは、おなじみの701系というロングシート普通列車で移動です。
そして青森駅に、遂に到着!
ちょっと感慨深かったですよ♪
お腹が空いていたので、丁度降りたホームの目の前にあった立ち食い蕎麦屋さんで一杯頼んだんですが、これが不愛想なんです。
なんやねん、その態度と思ってたら、店は10:30でいったん閉めることになってたようで、私が注文した時間はもう閉めようかというタイミングだったようです。
でもまあ不愛想ながらも蕎麦は美味しかったので、○を差し上げます。
蕎麦を食べた後、初めて来た青森駅に興奮を隠せず、構内をウロウロしてしまいました(^_^;)
その日の宿も青森駅ちかくだったので、不要不急の荷物はロッカーに預け、身軽になって次の列車に乗り込みました。
「快速リゾートあすなろ竜飛1号」です。
1時間半の乗車ですが、終点の三厩駅なんて、未踏の果てみたいな駅ですから、ワクワクが止まりません(o^ー^)o
車内は快適で、特急車両よりも広い椅子の間隔に驚きます。
先頭車両では津軽三味線の演奏会も開かれるなど、サービス満点!
途中、北海道新幹線の工事現場(当時)も潜りまして、いよいよ新幹線も北海道へ行くんだな~と思いました。
この「快速リゾートあすなろ竜飛1号」は、終点三厩に12:28に着き、折り返しとなる快速は2~3時間後の出発なんですが、私は江差線に乗るために即折り返さねばなりません。
予定では滞在時間18分ほどだったので、竜飛岬は無理ですが、駅前の風景とかは見て回れるかな?と思っていました。
それが、原因不明の遅延で、なんと終点三厩に着いたのが12:43!
私の乗る折り返し列車は12:46発!
3分しかありませんΣ(゚Д゚;エーッ!
ホームで撮影するだけしか出来ず、石川さゆりの情緒を味わうことが出来ませんでした…o(≧~≦)o
いつかリベンジしたいと思います!
折り返しは、真っ赤な頬のディーゼルカー。
もしかしたら私と同じ行程の方が結構いるのか、残念ながらボックスシートはゲット出来ない、ほぼ満員の乗車率。
この後、蟹田駅で再びわずか3分で、「特急スーパー白鳥19号」に乗り換えねばならないのですが、蟹田が近付いて来たら、もう一目で分かる、いかにもな鉄ヲタが何人も、我先に降りてやるとばかりにドア付近に集まり始めました。
私はそういう場面で走ったりするのが嫌なので、定刻に三厩からの普通列車が蟹田に到着後も、普通に歩いて、「特急スーパー白鳥19号」の自由席に乗り換えました。
しかしまあ駅構内を走って、順番を抜かしてでも「特急スーパー白鳥19号」の自由席に座ろうとする連中の多いこと(ー_ー*)
私はそういう、自分さえ良ければよいという考えの連中は、鉄道マニアではなく、屑鉄と心の中で呼んでます(苦笑)
とはいえそういう他人なんかどーでもええ連中のせいで、「特急スーパー白鳥19号」の自由席は超満員!
私は記念すべき初の青函トンネル体験を、デッキで立ちながら過ごすことになってしまいました(◎_◎;)
まあ1時間弱ですから、耐えれるでしょう(苦笑)
青函トンネルは、蟹田を出発したらすぐに入るわけではありません。
何本かコレかな?というようなトンネルが6~7本続いた後に、突入します。
車内にいたら電光掲示板で教えてくれるんですが、デッキにいたら分かりません💦
それでずっとカメラを構えて、トンネルに入るたびにシャッターを切っていたんですが、これぞ青函トンネルの入り口という瞬間を捉えたのは、この写真です。
途中、この年の11月30日限りで北海道新幹線の工事のため営業を中止することになった竜飛海底駅も、何とか写真に収められました。
そして長い暗闇を疾走していたのが、少しずつ上り坂になってきたなと感じたら、もう北海道の大地へと駆け上がっている段階、青函トンネルも後半戦になります。
暗闇に慣れた目に飛び込んできた、北海道の大地!
いよいよ北海道へと辿り着きました\(^o^)/
ついに来たーと、感慨深かったですよ!
「特急スーパー白鳥19号」の北海道で最初の停車駅、木古内で下車し、北海道の空気を吸って江差線のホームへと向かいますが、やはり同業者が目立ちます(苦笑)
木古内駅は北海道新幹線の工事が最盛期を迎えているためかホームが狭くて、これだけの人数が江差行きに乗れるのか?と思うほどでした。
さて25分の待ち合わせで乗り換える江差行きは、木古内始発ではなく、函館からやって来ます。
当然、既に乗っている方がいるので、最悪また江差まで立たねばならないかな~と思ったのですが、何とか端っこに座ることが出来ました。
ただ端っこのため窓の位置が悪く、あまり車窓を楽しんだり、カメラに収めたり、は出来ませんでした(;^_^A
往路で感じた江差線の沿線は、殆ど原生林みたいな感じで、逆によくぞここまでこの路線が生き残ってきたねと言いたくなるような路線でした。
昔、北海道を開拓した時代に敷いたレールだったんでしょうか。
山越えの苦しいディーゼル音を響かせ、江差行きは再び荒れてきた天気の中を黙々と終点まで目指します。
江刺に着く直前には、海岸沿いに出まして、荒れた日本海を見ることが出来ました。
そして約1時間半の江差線、多分私には最初で最後の江差線の往路を完走し、終点江差駅に着きました!
そろりそろりとディーゼルカーは江差駅に侵入します。
理由は、ホームに山ほどの待機客がいるからです(◎_◎;)
(たった1両なのに、全員乗れるのか?)
と心配しつつも、私は車両の端っこという席から、ボックスシートを確保し、大量に乗り込んでくるお客さんを待ちます。
実は待っている間に、「木古内からご乗車のお客さんは一旦下車してください」というアナウンスがあったんですが、既にもう山ほどのお客さんが車内に雪崩れ込んでいて、今動くと危険だというレベルでした。
なので私はあえて下車せず、そのまま車内に居座ってしまうという、鉄道マニアとして失格なことをしてしまいました(´;ω;`)
7年越しに懺悔いたしますm(_ _)m
折り返しの列車は25分後に発車なのですが、車内大混雑につき、外へ出るのは諦めていました。
しかし私と同じボックスシートに座った青年が、
「私が荷物を見ててあげますから、外の写真も撮って来られたらどうですか?」
等と、温かい言葉を掛けてくれました。
青年よ、ありがとう!
感謝の言葉を捧げ、ちょっとだけ外へ出て写真を撮ってきました。
私が戻って、青年に御礼を述べていたら、もう折り返しとして発車する時間となりました。
車窓は相変わらずこんな感じです。
嗚呼、悲しき雨男!
結局、江差から木古内までの間、数駅あったんですが、乗り降りする方は誰もおらず、最初から最後まで山手線並みの混雑でした。
こりゃあ木古内からの戻りの「特急スーパー白鳥42号」も、激混みでデッキに立ったりしなきゃいけないかなぁ…と覚悟していたんですが、意外に自由席は空いてましたε= (^。^ )>
ゆったり座れて一安心♪
車内販売もありましたので、北海道といえばCLASSIC!とサンドイッチをゲット(*^ー゚)b
この日も青森駅の立ち食い蕎麦屋さんで時間ギリギリに仕方なく作ってくれた蕎麦一杯しか食べてませんから、サンドイッチとCLASSICが全身に染み渡ります🍺\(^o^;)
行程的にはキツキツではない(除・蟹田駅乗り換え)ものの、肉体的にはかなりキツイ時間帯が長かったので、北海道から本州へ戻る特急に座れたのは、本当に有り難かったですよ♫
そして蟹田駅に、5時間ぶりに戻ってきました。
もう既に真っ暗です。
でも昼間は乗り換えに急かされていましたが、今は27分ほど待ち時間がありますので、蟹田駅の中を見学してました。
少し前まで、小さな本物のカニが名誉駅長を務めていたらしいんですが、残念ながら天国に旅立ったとのことで、名誉駅長室がメモリアルとして飾られていました。
その内、この日最後に乗る青森行き普通列車が入ってきたので、乗り込みます。
なぜかよく分かりませんが、6両も繋がっていたので、今回の旅ではお馴染みのロングシートの701系車両でしたが、堂々とワンシート占拠して横になって寝れるほど空いていました(実際に寝たりはしませんが)。
なぜか6両も繋いで走る、蟹田発青森行きの普通列車は、途中で誰かが乗ってくるということもなく、1車両に私1人という贅沢さで、無事に青森に着きました。
これにて2日目終了かと思わせて、まだこの後に到着する列車に魅力的な列車があるので、それを撮影するために青森駅構内をウロウロし続けます。
そして撮れたのは、コチラ📷
2枚目の右側の車両は、もうこの世には現存しません( ノД`)
撮っておいてよかったです。
さて夕飯くらいはマトモに食べっぺよ!と、1人でも入れそうな店を探したんですが、結局2日目の夜も安心の全国チェーン、カレーのCOCO壱番屋にしてしまいました(;´∀`)
でもローカルメニューとして、青森名物の「けの汁」というのがあったので、サイドメニューで追加。
ほんの少しだけ、青森テイストを味わいました。
さてこの日の宿はルートイン青森駅前です。本当に駅前なので、助かります♪
( ↑ ホテル入り口から撮った青森駅舎)
やっぱり2日目だけでこんなに長くなってしまいました💦
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
多分、明日で終わると思いますので、今しばらくご辛抱のほど、よろしくお願いいたしますm(_ _;)m
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