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厄年~妻の身代わり編

序説

人間には面倒くさいもので、厄年などというものが設定されています。

体調の変化に気を付けようという目印だとか言われていますが、男性の本厄が数え年で25歳と42歳と61歳、女性の本厄が数え年で19歳と33歳と37歳。
他にも諸説あるらしいですが、一般的にはこの年齢で定着してるっぽいです。

厄介なのは、この年齢の前後に、前厄後厄の年が設定されていることですね(>×_×<)

そう考えると女性の方は、30代の大半が「厄」って訳ですが、世の中の30代の女性の皆さん全員が、そんなに体調の変化で苦しんでいるとも思えず(苦笑)

どこまで信じればよいのやら?

迷信だという説もありますが、それでも根強く信じられている風習ですから、何かしら根拠があるんでしょうね。
Wikipediaによると陰陽道に起源があるようなことが書かれていましたが、それも確たる根拠ではないようです。
でも誰かが決めたから、長年信じられているわけですし。
決めた奴、出てこいや!(by高田延彦)と思わざるを得ません。

何故かと言うと、私は徹底的に厄年に痛めつけられてきたからですε= (+_+ )

妻の前厄の身代わり

私自身の厄年で言うと、最初の本厄25歳の時は特に何もなかったのですが、後厄26歳の時に、職場で匂わせられていた1つ年上のお姉さんにまさかの婚約者がいて失恋、その後立て続けに失恋が続くという出来事がありましたねぇ。
でも体調面でおかしいことは特に無く、1年間保険証を使わなかったご褒美に、職場の福利厚生会から5000円分のギフトカードをもらったほどでした!
これは嬉しかったですね~♪
何に使ったかというと、大仁田厚引退ツアー富山大会のチケット代として、有効に使わせてもらいました✊

・・・その後大仁田は一体何回、引退⇒復帰を繰り返してるやら(-_-*)

その次の私の厄年は前厄41歳なので、それまで何もないはずだったんですが、どうも妻の厄年を引き受けてしまったような出来事が相次ぎました。

2004年、数え年で妻が32歳の前厄の年です。

まず6月に、スピードオーバーで国家権力に拘束され、12000円のノルマに協力させられてしまいました。

普通の県道を流れに乗って走ってただけなのに、なんで我が車だけ?!という怒りもあり、必死に訴えてみましたが、国家権力には敵いません。
己の運の無さを嘆きつつ、ボーナスから止む無く上納金を納めました。

次は9月です。
残業後、あ~疲れたと帰宅途中、これまた県道を普通に走ってたら、後ろから猛スピードで我が車に接近してくるスポーツカーがいます。
うざいなこの野郎と思いつつ、無視して運転してたんですが、まぁパッシングしてくるは、蛇行運転してくるは、酷い煽り行為が始まりまして、流石に頭に来ました。

そこでソイツを先に行かせれば良かったんですが、私も挑発に乗ってスピードを上げてしまったんですね。

そこへ暗い道に突如として現れた「とまれ」の旗。

そうです、又も闇に潜んで罠を仕掛けていた国家権力に拘束されてしまったんです。

ちなみに私を煽ったスポーツカーは、こういう輩に限って備わっている抜群の嗅覚でか減速し、この国家権力の罠には引っ掛からなかったようで、それも怒りの要素に追加されております。

この時はなんと、免許証を没収された上に汚い字で書かれた赤い切符を交付され、
「これが、貴方の刑が確定するまでの仮免許証になるから」
という、末恐ろしいセリフを頂戴しました。

ちなみにこの時の超過速度は、法定40km/hのところ、31km/hオーバーの71km/h。
これが私の摘発時の速度が69km/hなら、免許証没収の刑にはならなかったんですが、僅か2km/hの差で地獄へと落とされてしまいました。

没収された免許証を取り戻すためには、国家権力が指定してきた日時に、雁首揃えて裁判所へ出向かねばならないのです。
コッチの都合なんか全く考慮してくれません。
結局有給を使わねばならないので、上司に説明しなくてはならないですし。

職場の皆さんは逆に、「赤切符ってどんなん?」と、興味津々で(笑)

もう私はどんだけでも見て~な状態で、赤切符展示会を開催してるようなものでした。

さて約1週間後、指定日に裁判所へ出頭したんですが、私と同じ目に遭った気の毒な方が揃っているので、待ち合い室の空気が重たいのなんの!

時間が来て、順番に名前が呼ばれて、最後に検察官に弁明する機会が与えられるんですが、後ろからスポーツカーに煽られたせいで!と弁明しても、どこまで聞いてくれてるのやら。

その後、判決が下され、各々に罰金額が教えられます。
まあ流れ作業なんですが、コッチは滅多にない経験💦
事前に赤切符の場合の流れを調べておいたお陰で、なんとかスムーズに裁判所での手続きは終わり、免許証は戻ってきたんですが、超過速度が30km/hを境に「反則金」→「罰金」になり、国に吸い上げられる金額の相場も6万円以上に跳ね上がり、なんと5年で時効で消えるとは言うものの「前科者」になるなど、こんなの妻の「前厄」を引き受けてしまったとしか思えない仕打ちにしか思えませんでした。

更にこの仕打ちは裁判所で6万円を払って終わりではなく、続けて約1ヶ月後に、運転免許センターに呼び出され、再び免許証を取り上げられるんです。

裁判所での手続きは「刑事罰」、運転免許センターでの手続きは「行政罰」。私には免許証停止30日の行政罰も下されていたのです。

そこで免許証を再び取り上げられ、30日間おとなしく車に乗らずに済ますことも出来ますが…というより、その方が本流なんですが、特別に1日講習を受けて、更なるお上への上納金を納めたら、免停を30日から1日にしてやるという、悪魔の囁きがあるわけです。

私の職場は車じゃないと通勤できませんから、悪魔に魂を売りまして、免停1日コースを選びました。

この時も同じ目に遭った方ばかり集合していましたので、みんなお互いに目を合わせようとしませんし、講義の合間もシーンとしていました(苦笑)

講習を1日受け、やっと免許証を取り戻したんですが、この事件はまだ尾を引きまして、半年後に免許証更新というタイミングを迎えていました。

その更新時も免許証は一番下のランクで、講習も2時間、講師からは
「皆さんは運転態度に問題があったためにこの場にいる」
とかなんとか嫌味な言葉の集中砲火😡

身銭を切ってアンタらのノルマに貢献したのに、ありがとうくらい言わんかい❗等と思ってしまいましたが、なんとかその場は耐え難きを耐え、乗り越えました。

さて肝心の妻ですが、私がこれだけ国家権力に痛め付けられたからか、前厄らしき現象は何もなく、平穏無事に1年過ごしておられました。

ムキーッ(笑)

妻の本厄の身代わり

これだけ妻の前厄を身代わりになって受け止めたんだから、本厄の年には何も無いだろうと思いきや、厄の神様はまだまだだと手ぐすね引いて待っておられました💧

私がその頃にいた職場は、正直言って私の性格には不向きな職場でした。
まあ簡単に言うと、「取り立て」です(苦笑)

それでも何とかやって来れたのは、楽しい上司や同僚のお陰だったんですが、春の定期異動で上司が一変、取り立て成果主義の超厳しい上司が着任してしまいました😳

当然、取り立ての成績が悪い私は、あっという間に上司の目に止まり、何故こんなに債権回収出来ていないかを、1件ごとに説明しなくちゃいけなくなりまして💦

「こんな仕事、私には向いてないからですよ❗」

などと言えたら格好良かったんですけど、当然取り立ての鬼の前では謝るだけでした。

その内、何件か上司がピックアップし、片付けろと言われた問題案件に取り組むことになったんですが、その頃から私の体がおかしくなってきました。

腹痛が治まらず、悪化する一方でした。

遂に痛みに耐えられなくなり、病院に駆け込んだら、その場で即入院になりました🏥

病名は「大腸憩室炎再発」

私の消化器系は父方に似て弱く、30歳の時に、上に書きました大腸憩室炎という病に惚れられてしまい、大腸に穴が空く体験をし、手術を受け2ヶ月入院した経験があります。

再発即入院となった時は、まだ穴が空くほどでは無かったんですが、そのまま放置していたら間違いなくもっと重篤な状態になっただろうと言われました。

こりゃもう間違いなく、仕事のストレスによる労災ですよ❗
2週間の絶食点滴治療と、その後の回復状態確認のために結局3週間の入院を余儀なくされたんですが…。
実は私は、厳しい上司の叱責から逃げることが出来、どうせならもっと入院していたいと思ったほどでした(;´∀`)

その入院後は、上司も厳しいことは言わなくなり、私の抱えていた案件は他の職員さんで分散することになりまして、正直助かった、と思いましたが、他の職員さんには申し訳なかったです。

これだけ妻の本厄の年に大変な思いをした分、本来本厄だった妻は、案の定何事もなく、健康優良児で1年過ごしまして、
「アナタのお陰でアタシは何にもなかったわ🎵」
などと後日供述しておりました。

妻の後厄の身代わり

これだけ妻の厄年を引き受けたんだから、妻の後厄ぐらい、本人に責任をもってもらいたかったんですが(笑)

トドメに引き受けた妻の後厄では、私の目に異常が起き、それまでお世話になったことなど無かった、眼科に通う羽目になってしまいました。

それまでの悲惨さに比べると、大したことは無いのですが、経験したことのない「眼科」での治療は、怖かったですよ!

その3年間というもの、ろくなことがなく、妻は厄払いにすら行ってないのに逆に全く何も無く、世の不条理をたっぷり味わいました。

じゃあ妻の厄年を背負った分、俺の厄年を妻が背負ってくれたのかというと?

長くなりましたね、続きはまた日を改めて書きまーす(;^_^A



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ミエハル
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