20230922(髪について)
人生のアガリに一歩近づく要素として、完全に納得のいく髪型に出会えるということがあるように思う。
※今回の内容はちょっとキモいかもしれないので、嫌な人はこの辺で。
そんな私は今の時点でまるでその領域に到達していない。これまで20余年の人生を歩んできたが、その中で様々な髪型を経験してきた。
もちろん、生まれたてはいわゆるキューピーちゃんで生まれてきた。そこから徐々に伸びだし、物心がついた頃にはほぼ今と同じ髪型に落ち着いていた。
それが自分の最終的な完成形なのだとしたら、これはちょっと面白くない。というのも、色々あって(本当に色々あって)0mmのスキンヘッドから五厘刈り、キツイパーマにカラーなど経験はしてきたが、基本的にはいつも黒髪のマッシュヘアに落ち着いてしまうのかと思うとつまらないのだ。彼女にもその髪型を気に入ってもらえているようだから続けてはいるが、それでいいのだろうか。決して強く悩んだことはないが、常に心の何処かに悶々とした気持ちがあった。
そして最近、その気持ちの正体がわかった。経験したことがなかったことの中で、私には小さい頃から憧れがある。女性らしい見た目になることだった。とてもじゃないが周りにそんなことは打ち明けられるはずもなく、また別に好きな性別がどうといったことは一切関係なく、ただ単純に可愛い女性に憧れていた。幸い、今の彼女はその辺もかなり寛容で、むしろやってみてほしいと言ってくれたのはかなり嬉しかった。
かといってやはり私も造りは男性なわけで、これでいざやってみて似合わなかったときに悶々としていた期間に相当するだけの精神的ダメージと絶望感を味わうことは避けられない。
そこで私は普通に髪を伸ばしてみることにした。ここもチャレンジした経験はなく、結局周りを気にしていつも短くしていた。しかし、見た目というのは残酷で、男性女性問わず年を取るごとに管理に掛かる手間は増え、ましてや異性に近い見た目をするにはますますキツくなっていく。だからこそやるなら早くやるに越したことはないのだ(まさに今日が一番若い日なのだから)。
というわけでこれから髪を伸ばしてみることにした。目標はダウ90000の吉原さんのウルフを目指してみる。そしてやってダメなら切ればいい。何事もやってみることが大事なのだ。ためらっていられるほど若い時間は残されていないのだから。頑張ります。