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夫、マダニにかまれる
6月に入り、早くも今年の折り返し地点が近付いています。
と言っても、特に「何かをしなくちゃ」ということはありません。
淡々と日々を過ごすアラカン女子です。
昨日、家から車で1時間ほどの山へ歩きにいった夫。
帰宅後、洗面所で手を洗いながら「コレってもしかして??」と言う。
のぞいてみると、左手首のちょうど腕時計をはめていたあたりに、「それ」はいた。
全長2ミリほどの「それ」は水をかけながら指でこすっても落ちない。
薄っぺらくて表になったり裏になったりピロピロするが取れない。
そして、「それ」は動く脚を持っていた。
まさしく、「それ=マダニ」だった。
私にはマダニの思い出がある。
もちろんいい思い出ではなく、二度とゴメンな体験だ。
マダニに嚙まれたら、早めに皮膚科へ行って除去してもらうのがいいとされている。
自分で取ろうとして失敗すると、マダニの体液成分が皮膚内へ流入したり、口の部分だけ皮膚に残ってしまう可能性があるらしい。
だが、あいにく週末の夕方で病院はやっていない。
せっかく山歩きでリフレッシュしてきたのに、面倒なことになったもんだ。
帽子、長袖、長ズボン、手袋をしていてもマダニはやってくるのだから仕方がない。
週明けに皮膚科へ行くことを勧めるが、「仕事が忙しくて休めない」ときた。
(「休めない」じゃないでしょうよ)
(一日は休めなくても、朝一とか夕方にでも時間を作って行くしかないじゃん)
と言いかかったが口には出さない。
そんな時間も取れないくらい、仕事の予定が詰まっているのだろうから。
ネットで検索すると、「吸着して早い時間であれば、ピンセットなどで除去できる場合が多い」とある。
マダニがついてからまだ数時間だろうから、ひょっとして自分で除去できるかもしれない。
夫は山歩き用グッズの応急手当セットから小型のピンセットを取り出した。
体をつぶさないように、マダニの口と皮膚の接点部分をそっとつまんで、ゆっくりと引っ張る。
「取れた!!」
取ったマダニを空きペットボトルの中へ隔離してよく観察すると、マダニの体に外傷はなく、口もしっかり残っているように見える。
なにより元気でよく動いている。
夫の手首を見ても、マダニがいたあとに残留物はないようだ。
どうやらマダニの除去に成功したらしい。
やれやれ、人騒がせな事件?だった。
ともかく皮膚科へ行く必要もなくなって良かった。
念のため、数日間は皮膚と体調の変化に気を付けてもらおう。
今回は運よく成功したが、マダニの除去はリスクを伴うため、あくまでも自己責任でお願いします。
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