実家の洗濯機がこわれた
この夏から母は自分で洗濯機をまわさなくなった。
ある程度洗濯物が溜まったタイミングで私、もしくは妹が週末に実家の洗濯機をまわしている。
ある日、洗濯機のスイッチを入れ、衣類と洗剤を入れて洗濯を開始したが、「洗い」の途中から様子がおかしいことに気付いた。
実家の縦型洗濯機はフタが半透明になっている。
上から目を凝らして覗くと、洗濯物が動いていないのだ。
ウイーン、ウイーンという音はするものの、水流がない!
どうやら底にある水をかくはんする羽?みたいなのが止まったままのようだ。
トホホ。。。これではただの「超短時間つけ置き」である。
では、脱水はどうだ?
これは正常に排水後、通常どおり洗濯槽が回って問題なし。
その次のすすぎは?
これは水を溜めたあとに水流が起こらない。
ダメだ、壊れてる。
いつからこの状態で洗濯していたのだろう?
考えるだけで恐ろしい。
洗剤に漬けて脱水しただけの下着で肌がかぶれたりしなくてよかった。
ちなみに購入は20年前。はい、化石です。
フタには「National」とあります。
よく今まで動いていたものだ。
私の頭に「修理」という選択肢は浮かばない。
母に洗濯機の買い替えが必要なことを伝えると、
「えーっ!
新しい洗濯機なんて(お金が)モッタイない!わたし、明日死ぬかもしれないのに!!」
はいはい、そう言うと思いましたよ。
でも、洗濯機すら自分で回さないあなたにシャツ、下着、くつ下、タオルを手洗いすることが出来るとお思いですか?
さて、どうしたものか。
実は、実家の2階にはもう一台洗濯機がある。
妹が実家を出る時に置いていったまま数年間放置されているモノだ。
もしかしたらまだ使えるかもしれない。
だが、2階で使っていた洗濯機をどうやって1階へ下ろす?
アラカン女子には到底無理。
と、いうことでアラフィフ弟に頼むことにした。
数日後、弟があっさりと洗濯機の入れ替え作業をしてくれた。
私も少しは手伝った。
2階の洗濯機は小型(6kg)だったので、そんなに苦労せずに下ろせたらしい。
弟よ、ありがとう!
おそらく20年間一度も掃除したことのない洗濯機の下には、スポンジとか小銭とか紙切れが落ちていた。
ホコリもたっぷり積もっていた。
設置が出来たら動作の確認。
スイッチを入れて給水してみる。
この後、前の洗濯機を移動させるのに下に敷いて使用した予備の小さなカーテンをお試しで洗ってみたが、全ての行程が問題なく作動してホッとした。
洗濯容量は小さいし、いつまで動くか保証は無いが、母の日常の衣類などを洗うには充分だろう。
壊れたらまた考えれば良し。
今回は新品を買わずに済んで良かったね、お母さん!
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