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82歳の母とエアコン

今年も夏がきた。
ここ数日は最高気温35越えが続いている。

自宅で熱中症になる高齢者のニュースを見るたびに、実家の母親のことが心配になってしまう。

昨年から投入した「かんたん見守りプラグ」、アプリで母親がいる部屋の温度を確認することが出来てかなり役に立っている。

室温を確認すると、連日午前中は31℃越え、正午ごろから夜寝るまでは28℃以下になっている。
昼まではなんとかエアコンなしでガマンして、どうにも耐えられなくなったらエアコンのスイッチを入れているようだ。

朝からエアコンを使わない理由を聞くと、だいたい以下のいずれかの答えが返ってくる。

1)電気代がもったいない
2)窓を開けておけば風が通るから暑くない
3)部屋でじっとしていれば、扇風機だけでも大丈夫だ

一日中エアコンをかけたらそれなりに電気代はかかってしまう。
一人しかいないのにもったいない、と思う気持ちもわかる。

私が子供の頃は、エアコンは贅沢品であり、真夏でもごく限られた時間、家族の集まる部屋のみに使用され、あとは汗をかきつつもガマンしていた記憶がある。

母にはそんな40年以上前の古い概念がそのまま残っていて、
おそらく今後もアップデートされることはない。

エアコンは生活の質を保つ必需品なんだよ、と言っても
「ふ~ん」で終わるだろう。

私には、「母が命をかけて電気代をケチっている」ようにしか見えない。

月に電気代を数千円余分に払ってでも毎日を快適に過ごしてほしい、夜もぐっすり寝てほしい、と願うのは子どものエゴなのだろうか。

今日もしつこく「エアコンつけてね~」と伝えることにしよう。



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めい@アラカン女子
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