バリウム検査はもうイヤだ
50代最後の記念にと、人間ドックを予約した。
胃の検査でバリウを飲むのがイヤで、検査の何日も前から憂鬱だったアラカン女子。
当日は、まずは発砲剤、次にバリウム150mlを何回にも分けて飲み込み、
ムカムカする気持ち悪さMAXの状態で検査台の上で仰向け、うつ伏せを何度も繰り返し、
傾斜する台から滑り落ちないように踏ん張りながら耐え抜いた。
「これですべて終了です」の言葉にほっとしつつも、どっと疲れた。
(はぁーーー、もうこんな検査は二度とやりたくないわ)
(次に胃の検査が必要になったら、麻酔を使った内視鏡検査にしたいなぁ)
台から降りたあと、「すぐに飲んでくださいね」と下剤2錠を渡され
言われたとおりに飲んだ。
バリウムはなるべく早く体外に排出するのがいいらしい。
年々進化する医療の中で、体内にとどめておくと害になるものを飲む検査がずっと続けられているのはなぜだろう。
費用・時間・人手の都合といったところか。
※ ここからはトイレの話しになります。
食事前・中の方は済ませてからご覧いただければ幸いです。
昼食の少し前に下剤を飲み、食後にドック受診者専用ルームで検査結果を待ちながら休んでいると、急におなかが痛くなった。
(下剤をのんでから2時間しか経ってないけど、もうくるの!?)
トイレへ行き、1回目のバリウム(ほとんど液体)排出。
帰宅途中に寄ったドラックストアで買い物をする最中にも
(やばい、2回目がきた!!)
とトイレを拝借。
自宅へ戻ってからはおなかが痛くなることはなく、夜は普通に過ごした。
問題は2日目の朝。
昨日の検査以降に食事をしているため、排出されるものが液体から固形となり、残ったバリウムと混ざって白くなる。
トイレの水を流したあと、その固形物の一部が流れずに底に残ってしまった。
(えっ、何これ??)
(なんで流れないの???)
「バリウム トイレ 流れない」で検索すると、出るわ出るわ!!
調べた結果、バリウムは以下の特徴があるようだ。
・便と混ざると固形化しやすい
・重量があるため底に沈みやすい
・粘着性が高く付着しやすい
最悪の場合は、トイレが詰まって専門業者にお願いする事態にもなりかねないとのこと。
なんとも恐ろしいではないか!!
バリウムを飲んだのは人生で3回目(前回は10年以上前)だけど、トイレにくっ付くと流れないなんて、恥ずかしながら初めて知った。
対処法を調べてなんとか取り除くことができ、その後も水が流れにくい、詰まるといった気配がないのでひと安心している。
この体験から、ますますバリウムが嫌いになった。
体に害なく吸収され、排出の必要がないバリウムに替わる造影剤が登場しないかぎり、もう胃のレントゲン検査は受けません。