![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113334679/rectangle_large_type_2_3aaebc8e4b407d9ef45a1f082b9ec8ce.png?width=1200)
アラカン女子、標高2,170mの岳沢小屋まで登って喜んだら、下山が地獄だった
すでに2ヶ月が過ぎてしまいましたが、北アルプス穂高連峰への登山道の途中にある、岳沢小屋まで登ってきました。
小屋の標高は標高2,170m。と言ってもスタート地点である上高地が1,500mなので自分の脚で登る高低差は660m、距離は4kmほど。
当日は朝の8時に河童橋をスタート。
数分後に現れる登山口から入り、最初のうちはサクサク登っていきます。
身の程知らずなアラカン女子の頭の中は、
(よし、これくらいの山道ならアラカン女子にだって登れるぞ〜
今日のために買ったトレッキングシューズの履き心地もいいし、思ったより早く小屋に着けかも?)
しかし、途中から地面がゴツゴツした石段に変わり、足元に気を遣いつつ体のバランスを保って登るのが結構しんどくなります。
(次の一歩をどの石の、どの部分へ置くかを考えながら一定のペースで登るのは難しいなぁ。息も切れるし、ハァーハァー。)
1時間ほど進んで名物の風穴に到着。
![](https://assets.st-note.com/img/1692000252533-JaXcCJKSDi.jpg?width=1200)
そこからもう少し登ると開けた場所があり、下に上高地、上に穂高の山々の展望を楽しめます。
ただ、下一面がゴツゴツした大小の石ころだらけ、アラカン女子としてはくれぐれも足を滑らさないよう注意が必要。
(こんなところでねん挫でもしたら洒落にならんもんね。)
あまり長い時間休憩するとその後がキツくなりそうなので、一息ついたらまた先に進みます。
その後は、所どころに残雪があり、滑らないように慎重に進みながら、3時間ちょっとで無事に岳沢小屋へたどり着きました。
(やったー、着いたぞー!登山初心者のアラカンにだって、これくらい出来るんじゃん!!)
そう、山は下りの方が大変だという事にまだ気付くはずのない私は、目的地に到達した栄光に浸ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1692000439505-G68Cj34Ir2.jpg?width=1200)
小屋では素晴らしい景色を眺めながら食事を含めて1時間半ほどの休憩を満喫しました。
(ゆっくり休憩したし、さぁー、後は下るだけ。ガンガン行くよ!)
と、小屋を後にして余裕で下り始めるアラカン女子。
少し経つと、足をつくたびに膝(ひざ)に自分の体重がのしかかる事に気付く。
歩き出して30分を過ぎる頃には、それは痛みに変わりました。
一歩降りるたびに膝が痛いのですから、当然ペースが落ちます。
(なんだよー、下りってこんなに辛いの??膝が痛すぎてゆっくりでないと歩けない。いや、ゆっくりでも痛い。もう無理ムリ〜)
中盤は少し進むごとに休憩の繰り返し。
これって何かの罰ゲームですか?的な試練でした。
2時間半ほどで無事に下山したあとは、平らな地面を歩ける幸せを噛みしめながら河童橋まで戻りしまた。
アラカン女子の教訓。
岳沢小屋は建物がキレイ、食事も美味しい、景観も最高。
子供や登山初心者でも目指すことが出来る。
しかし普段から足腰を鍛えておかないと、下山は地獄。
いいなと思ったら応援しよう!
![めい@アラカン女子](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/98915481/profile_e1650857dfe95c36a2f451dff2899d8a.jpg?width=600&crop=1:1,smart)