和牛④ M-1を通じて知った芸人
以下、ネットソースを基にした情報の寄せ集めメモです。
和牛の試行錯誤時代
和牛をしっかりみたのは「M-1グランプリ2015」であり、水田さんの細かいところに川西さんが翻弄する漫才でした。彼らも「2011年頃がターニングポイントだ」とよく話していますが、自分は2016年に「これぞ和牛」と言えるコント漫才が完成したと思っています。試行錯誤時代の要素をミックスしたことでできたのかなと。
今回は昔の漫才を少しご紹介。緻密なキレイな漫才を知る人にとってびっくりするかもというネタをパターン別にいくつか紹介。
ぜひどっかで見てもらいたい、もしくはDVDを購入いただきたいと思います!非公式でいくつか見つけることもできたりしますが、それは自己責任で。また、ここの説明は勝手にしてますから信用しないでくださいw
1:よく歌うし、動きが激しい漫才
とりあえずカロリー消化率高い。2013年の賞レースでしゃべくり漫才を披露した時に巨人師匠が「和牛は歌ネタだけじゃなくてこれもできるんだなって思いました」って言われるほど、歌って踊る漫才が多かったみたいです。
二人ともタイミングをあわせて踊ったりずらしたりと、和牛の前後左右上下に舞台を使いまくる漫才の原型だとは思いますが、二人で歌って踊りながらも、漫才という形式はぶらさない。きちんと話してる内容は聞こえるから、肺活量とかマジどうなってんの?と。川西さんはこれ系のネタの中でかなりどんくさく見えますが、タイミングのずらし方とかすべて計算されていて、何度も動画を止めて分析しちゃいたくなるレベル。ぴったり合わせるから笑ってしまう場面もあり思わず👏。
今でも少し進化させてやってるものも多く彼らの原点なのかなと思います。
●ジャニーズになりたい(2009年頃から公に披露)
漫才アワードやM-1グランプリ2009の準決勝で披露されている漫才です。
水田「ジャニーズになりたい。コンサート会場でジャニーズJrの横から飛び出したいから、おまえジャニーズJrやってよ」からはじまり、何もわからない川西さんが巻き込まれていく漫才。
●てんとう虫のサンバ(2011年頃から公に披露)
和牛は9回オンエアバトルに挑戦しているのですが、2011年に見事オンエアした時に披露したのがこのてんとう虫のサンバです。
水田さんの親友の結婚式に和牛で呼ばれたので来てほしいと言われ、漫才をするのかと思ったら、実際はてんとう虫のサンバを歌うつもりで水田さんは考えていた。恥ずかしい踊りに巻き込まれ、川西さんが翻弄される漫才。
●かつ丼の歌
和牛ファンの間で人気、笑福亭鶴瓶師匠も大好きなネタ。オフィシャルで見られるのでノーコメントで。50歳過ぎてもやってほしいネタです。
上記Youtubeで閲覧可。単独ライブに収録
2:1つの物語で持っていくストーリー漫才
●●がしたい、という言葉ではじまるコント漫才。現在はツッコミが現実世界に戻さず、水田さんも川西さんもその舞台の中で披露をしていく形が彼らの凄さですけど、試行錯誤時期ということでまだ川西さんが現実に戻したり、川西のままに進行していきます。
注目すべき点は「声」。川西さんの声はこの当時若干低めであまり声を作っていません。水田さんはこのころから声とマイムで演じることができるため、そこを強めにネタが作られていました。が、1つがきれいなストーリーがこの頃すでにできあがってるのがすごい。
●護身術(2009年ころから公に披露)
川西さんが先生、水田さんが生徒に扮し護身術を教えますよというネタ。動きはできるだけ抑えつつも、水田さんがいろんなパターンを仕掛け、川西さんが慌てながらもきちんとやろうとする、動きが多少入りながらもしゃべくりスピードマックスな漫才。ウーマンラッシュアワーをちょっと思い出してしまうスピード。
銀シャリの5upベイベー #3に収録
●宇宙人(2010年M-1の予選で披露)
和牛の単独ライブDVDでも収録されているネタ。
宇宙人に扮する水田さんと、さらわれた川西さん。宇宙人は復讐するためにさらったが、宇宙人の女の子と唯一残された川西さんが恋に落ちていくエピソードがコント漫才でキレイに(なんでだよ)展開。
和牛単独ライブDVDに収録
水田さんのドラマ並みの起承転結がしっかりした構成力と二人の演技力が際立ったネタです。実はこの漫才をM-1予選で披露し、時間オーバーで失格した話を後に披露してますが、このパターンが『ウエディングプランナー』や『ゾンビ』に新化したんじゃないかなと思っています。
【和牛の賞レースメモ】
M-1グランプリ2009 準決勝進出(結成3年)
M-1グランプリ2010 準々決勝進出(結成4年)
お笑いオンエアバトル 9回中4回オンエア(結成4年~8年)