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森のようちえん ウィズ・ナチュラ エクスカーション

2025 年大阪・関西万博「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジで一緒に活動している「森のようちえんウィズ・ナチュラ」さんへエクスカーションしてきました。

日時とタイムスケジュール

2022年5月24日(火)〜2022年5月25日(水)
 9:30  朝ミーティング /  エクスカーション
11:30  ランチ / エクスカーション
13:30  振り返り
14:30  解散

1日目:2022年5月24日(火)

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晴天☀️ 田植えのエクスカーションで何を体感できたのか!

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「苗を植える」。素足で大地と自分との直接の繋がりを感じる。
田んぼにはオタマジャクシが沢山いる。見たことのない生き物もいる。
農薬が入っていない安心安全な田んぼであることがわかる。
さぁ、田植え開始!
素っ裸で田んぼの周りを走る子供。無心で苗を植える子供。田んぼに入りたいが虫が怖いから嫌だ、と田んぼに行けない子供、様々である。
「折角だから入りないさい」とか「虫が怖いなら長靴はいて入りなさい」などアドバイスや指示・指導はしない。
「どうしたいの?」と問いかける。選択は個人で決める「自由」

田んぼやその周辺にいる、おたまじゃくしやカエル。
子供たちは、その自然の生き物を触ったり捕まえたりしている。
さぁ、この触られたり捕まえられた生き物たちをどうするのか
散々触られたカエルは…少しグッタリとして元気がない。
スタッフが「グッタリしたカエルさん見てどう思う?」と子供に問いかける。
「人間の手はフラインパン、熱いからそのまま触ったらカエルさんが死んじゃう、だから手で触らない!」と自主的に子供たちからどんどん発言が出る。
思ったこと、心から感じたことを人に伝えることができる力が養われている

終わりの会後、沢の土手を飛び跳ねて行ったり来たりと遊んでいる子供たち。
上手くジャンプできず沢に落ち、大泣きする子供が!
慌てずスタッフが「なぜ泣いているの?」と問いかける。
泣いた理由は、「落ちてズボンが濡れたこと、上手に沢を渡れなかったことが悔しい」との答え。その後再チャレンジをして沢をジャンプして渡ることができて嬉しそうだった。一般的に考えがちな「落ちて痛いから泣いている」のではなかった
丁寧に気持ちを尊重して聴くことで本人も気持ちを確認することができ、再チャレンジする行動が出る。

☆スタッフのあり方☆

 やったことを否定しない。責めない。責め立てない。
 静かに信じて待つ姿勢が、子供の自尊感情を育てている。
 それが周囲の人への無条件な信頼感へと繋がっている。

2日目:2022年5月25日(水)

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晴天☀️  山田キャンプ場跡地の森の中のエクスカーション

とても静かで鳥のさえずりや風の音、森の自然を深く感じる場所。

朝の会で一人の子供が「木の椅子」を投げ倒して怒りを表現している。
絵本が他の子供から見れない場所に座ったことについて言われたようだ。
果たして、この子供は一日怒って過ごすことになるのだろうか。

怒りを表現した子供と一緒にいた子供へスタッフが問いかけた。
「なぜ怒ったのと思う?どうすればよかったかな?」
「◯◯ちゃんが絵本が見えないところに座ったから「どいて!」って言った」と自分が言ったことを発言する。
一方、怒ってしまった子供には「何で怒っていたのか」を丁寧に問いかける。「言い方が怖い、怒っていたのが嫌」という自分の感情を見つめそれを表現する。この丁寧な対応により、怒ってしまった子供・怒らせてしまった子供が考えるきっかけになる。ようちえんで、このように自分の内面に向き合うことができる体験が成長に繋がっているのではないか。

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森のようちえんの卒園生がキッズスタッフとして参加。
キッズスタッフが子供たちに来た理由を聞かれ「みんなに会いたかった」と発言したところスタッフが「私も会いたかった」と発言。いつでも戻ってきていいという安心感のあるメッセージが印象的であった。

森の遊具は手作り、子供たちはここで自由にやりたいことをして過ごす
ロープで作られた遊具で使い方を考えながら「キャッ、キャ」と声を上げながら無邪気に夢中に遊んでいる。大人は命に関わる危険がないかだけを、ただただ見守っている。

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☆スタッフのあり方☆

責められる気持ちにならない問いかけは、怒らせてしまった子供に対しても優しい問いかけ。
キッズスタッフへの声かけは「安心して戻ってこれる居場所」というメッセージ。

エクスカーションを通して

・ルールで縛らない、必要なことはみんなで話し合う。
自分で考え自分で行動しその行動の責任もとる力
(EQ:Emotional Intelligence Quotient)を伸ばす
ことを体現している。
・自然の中で五感をフルに働かし生き物や植物を感じることで、一人ひとりの感性が磨かれている。
・子どもや大人という年齢の概念ではなく対等で一人ひとりの個性を大切にする。
・それが成長の場を創造し、子供が大人を信頼するという場づくりができている。
・子供の課題は親と共有しスタッフが支える。
お母さんを孤独にさせずお母さんも見守る。
 それが子供への安心感にもなっている。
・これこそ本物の生きる力を育む

 =自分で自分を幸せにする力
well-being(身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念)な生き方あり方を価値創造が育まれていると感じた。

ようちえんを通して、子供だけではなく大人も育つ「共育」を体現されている
森のようちえんウィズ・ナチュラさん。
この報告だけでは伝わらないこと沢山あります。現地で多くの人に体感して欲しいと考えています。
これから「ゆめようちえん」は「森のようちえんウィズ・ナチュラ」さんと一緒に活動を共にして参ります。
すでに企画の構想がメンバーの中にあります。準備を進めて参ります。お知らせできるようになりましたら告知していきます。
是非一緒にご参加くださいますと嬉しく思います。

おまけ:参加者ひとことコメント

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まゆこさんと視察隊メンバー


あすかさん
 いろんな方との互恵・共助で成り立つ幸せなコミュニティの大事な部分が「森のようちえん」だということ、素晴らしいなとあらためてみなさんの情熱に感動しています。お子さんたち、お母さんたちの葛藤やそこからの変化を、そしてスタッフの皆さんの待つ姿勢と抜群のチームワークを間近にリアルに拝見することで、どんなことが起こり得るのかについても理解が深まりました。

あやこさん
 森のようちえんで子供達から非常に沢山の学びと先生方の思いなども聞けたのは、貴重な体験でした。

いのうえさん
 大人になるにつれ自分自身でセーブしがちになってしまう「やってみたいことをやってみる」を子供達から学ばせて頂くと共に、子どもたちの可能性を無意識の内に抑圧してしまう、自分を含めた「大人の一般常識」の問題点について多くの宿題を頂きました。この宿題に対する解答を、誰とどの様にして積み上げて行くのか?
今は「モヤモヤとワクワク」で心な中が「ザワザワ」しています。

みえ
 森のようちえんでの体感は、自分の魂に響きました。お子さまやそのご家族への関わりが真剣だからこそお互い信頼できる関係性を築かれているのだと感じました。そして何よりも、じっくりと時間をかけ人として向き合う事の大切さ、待つ、という心のあり方、それが対等でもあり尊重されている安心感に繋がる、だから知らない方に、だーいすき♡と抱きつく事が出来るのだと思いました。居住地に戻り…仕事や通勤路で目にするのは、待たない、我先に、時間に急かされる、誰の人生を生きているのか…と考えさせられています。







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