「いまのわたしをつくってきたもの」
第105号(2023年5月3日)
修理の「修(しゅう)」がお名前と同じと言うことで天職!の村尾修さんよりバトンを受け取りました、みえです。ひろばへの投稿は二回目です。よろしくお願いします。
最近、自分の過去を振り返ることが多くあり、一人美術館巡りで出会った言葉(相田みつをさんの「いま ここ じぶん その合計がじぶんの一生」)と重なり、「あー、いまのわたしは、こういう過去から作られているのだな」と、ふっと思ったのです。
転職しなかった自分がいまある、それを作ってきたものを探ってみました。
★入社時 〜修業!?〜
わたしが入社した時は、男女雇用機会均等法が施行された後にも関わらず、女性が、職場の男性が吸ったタバコの灰皿の片付け(当時は座席で堂々とタバコが吸えた)や湯呑みなどを回収し洗うことも仕事の一部でした。全部終わるまで1時間くらいかかっていました!
私の業務は、始まったばかりの海外プロジェクトに関わる海外駐在員や海外出張者のビザ取得や旅券手配、旅費精算(当時は全て手作業で計算)など、新人にしては結構な量の仕事をしており、帰りが深夜近くになることもありました。当時はニコニコ振る舞っていましたが、心の中では(ブラックみえ)「仕事は楽しい。けれど灰皿や湯呑み洗いを、なんでしんといかんの!?(←名古屋弁解説:なぜやらなければならないのだろう)」と思っていました。
●意味づけ:芸人でも下積み時代が必要と言う、いまは修業なのだ!
★一つ目の異動 〜レジリエンスを高めた!?〜
勤労管理部門に異動し、給与計算を行うようになりました。システムは古く、会社の制度変更があると計算式の修正が必要でした。その度に修正結果のフィードバックを本社の担当にしていたことがきっかけで、本社担当と一緒に確認することになり、深夜まで業務を行うことが多かったです。
この辺りから、ただ指示に従うだけでは物足りない自分がいました。
この頃、Microsoftを会社が導入。その使い方講習に男性のみ参加させていた職場(机の上を掃除していたときに講習の資料が置いてあったことから判明)、正直ガッカリしたが使いこなして行かなければならないとの思いがあり、専門の学校に通ってエクセルやワードの使い方をマスター(日商ワープロ検定2級まで取得!)し、会社で講習を受けた男性より使いこなせるようになっていました。(ブラックみえ:そりゃそうだ、苦労せずして会社が用意してくれた講習では気持ちの面でも違うよ!)
そんなこともあり、新人事システム開発プロジェクトにアサインされ、約3年間、東京に週3日から4日通いながらプロジェクトに参画し完成させました。
●意味づけ:自己学習や自立した行動を通じて、自己成長に向けて積極的に取り組む強みを持てた!
★プロティアンだった 〜雑草!?〜
今回は入社10年を振り返りました。
この頃にプロティアン・キャリアの考えが普及していたらどうだったのでしょうか。
わたしを作りあげてきたものは、間違いなくプロティアンだったと思います。ある男性上司が言った言葉「青木さんが男だったらなぁ」が印象的です。どんな意味でどんな思いで言われたのかはわからないです。
しかし、わたしは雑草のように「踏みつけられても生き抜く力」を持ったのだろうと思います。
今後も、「自分を作りあげてきたもの」を振り返りながら見つけていこうと思います。
このような機会を与えてくださったひろばの皆さま、そして、読んでくださった皆さま、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
次号は、womanプロティアンの戦略広報の岩内さんです。よろしくお願いします。