流れを確認するテスト初回。いよいよ開始。
2022年2月27日
今日は「GW絵本読み聞かせの会」最初のテストを行いました。
場所はアムステルダム 近郊の町、アムステルフェーンのSKAB 茶房2階。
参加してくださったのは:
中高生の読み手:高校生(18歳)Nさん、中学生(15歳 K君)、遠く日本から社会人(24歳 Yさん)
聞き手の小さなお子さん達:Rくん、Aちゃん、Aちゃん、Sくん
でした!
さて、今日は流れを確認していくテストを行いました。細かい事は子ども達の判断任せのゆったりテストです。子ども達任せ、と言うところが重要なのです。
まずは中学生男子による読み聞かせから
まず男子Kくんに、子供たちに絵本を読んでもらいました。
彼が選んだのは「 絶対に押しちゃだめ? 」の本でした。
いきなり大盛り上がり!
「押して!」の連発の中、男子らしく一気に読み上げるKくん。子供たちも男子特有のシンプルな流れに、勢いよくついていきます。うっかりすると流れを見失ってしまう、そんな中、読み手Kくんも聞き手の子供たちも集中度マックス!
笑いの中、一気に読み切りました。
今回驚いたのは、中学生男子Kくんには絵本を読むことを伝えずいきなり開始したのに、子供たちに話しかけながら、聞きやすい速度で、一番楽しいと思う絵本を彼が選んで読んでくれたことでした。普段全く小さな子供たちと接する機会がない彼がこんなふうに小さなお子さんに配慮する姿を見るとなんだか温かい気持ちになりますね。
聞いてみると、海外育ちのK君は小さな頃は日本語で読むのは得意ではなかったそうです。今は読みながら強弱をつけたり、ペースを落としたり、
しっかりやってきた努力は確実に形に残る事を見事に見せてくれました。
読み手の強者高校生女子登場
そこに18歳Nさん、お姉さん登場。ゆっくり子ども達とお互いの自己紹介をして、「どの本がいいかな?」とスタート。彼女は初対面でも対話に入れるコミュニケーションの強者でした。
1ページ、1ページ、子供たちの顔をみながら、ゆっくり読んでいきます。本当に強者女子です!
時々、内容について話しかけるNさんに心を許した子供たちは、
質問、そして質問、反応、もう意見爆発。大変です。年齢幅があっても、みんなを巻き込む実力派。
そんな流れでそのままNさんに紙芝居も読んでもらうことになりました。
玄人社会人Yさんはオンラインで
紙次第は、Nさんと日本在住のYさんに読んでもらうことになりました。子どもと話す事が大好きなYさん。Yさんはオンラインなので、Nさんと子供たちみんなで一緒に工夫して、Yさんがオンラインでもこちらの紙芝居が読めるように、また子供たちが同時に絵をみられるように、Nさんが紙芝居を持ってYさんに読みやすく調節。そして子供たちはオンラインの読み手の声が聞こえるように、一瞬にして静かに聞き入る体制に。
まさに全員で協力体制です!
4歳から11歳の聞き手の子供たち、15歳から24歳の読み手のお兄さんお姉さん、
オランダ と日本を繋いで、
こんな組み合わせは人生の中で滅多にありません。
これまでの経験も、育った背景もバラバラな彼らは、
相互の会話も、読み聞かせの流れも、想像的で思いやりに満ちていて、
見ている側にもとても素晴らしい1時間を過ごすことができました。
読み聞かせ後は中高生中心に次に向けた作成会議
3冊読んでからは、
読み手のお兄さん、お姉さんを交えて作戦会議を開始しました。
会議のテーマは一つだけ。「どうしたらもっとよくなると思ったかな?」
読み手3人の、その洞察力の鋭さに、私たち大人3人はもう感動でした。
全く大人の先導なしに、その場所をしっかり作り上げた読み手3人、本当に素晴らしかったです。
流れを見守る大人は何にも口出しすることはせず、子供たちの発見と意見に任せました。
彼らみんなが、読み手を楽しませた本当の主催者です。
大人たちはたくさんの意見をもらって、わたしたち主催者はそれらをありがたく収集し、
次回に向けて改善をするのが仕事です。
はい、裏方、大歓迎。子供達の自由な発見発想、大歓迎です。
何より、子供達の小さく大きな成長が嬉しい。
次回は子供のkegel テニストーナメント会場での読み聞かせを行います。
お兄さんお姉さんは都合がつかなければ、私たちが代わって、今度は聞き手の感想と意見をたくさん聞きますね。
関心がある方、トーナメントに参加する方、どうぞ立ち寄ってくださいね。
今回の評価を記載しておきます(一番下)。よろしければご覧ください。↓
またコンセプトを添付します。
結果(現在参加者分集計中)
しばらくお待ちください。