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ビバラバ感想リバイバル

このツイートから約1ヶ月待ちに待ったビバラバリバイバル上映会を、観ました。ア〜〜!!!!(オタクが限界になった時の鳴き声)

ついこのまえ配信でも見直したので、去年も併せて計6回ぐらい……?観てるんですが、何回も見たのと時間を置いたので去年より落ち着いて感想言えるかなと思って、またnoteを書いている。誰に見せるでもないですが、もし今後見る予定がすでにある人はネタバレなので読まない方がいいです(パンフのネタバレもします!) 

人の感想読んでから観たくなるタイプは読んでもいいんですが、読んでもわかんないかも。そもそも見てる人でもわかんないかもしれない。人にわかるように書けないから…………。

真面目な方の話

ピューロにおける「劇中劇」

ビバラバは「3日前に急遽変更されたつまんないショー」という設定の劇中劇から始まり、「みんなが最初に考えたショー」という設定の劇中劇で終わります。ピューロにおいて劇中劇が効果的に使われているといえばKAWAII KABUKIもそうなんですが、そもそもの話なんですけど、ピューロのショーって全部劇中劇なんですよ。

どういうことかというと、サンリオキャラクターってそれぞれ固有の世界観があって、それぞれの人(?)生があるわけですけど、ピューロでやるショーって「お芝居」なんですよね。

ピューロのショー全部見たわけじゃないので、全部が全部そういうわけではないかもしれません。ただ、例えばさっき話したKAWAII KABUKIは稲葉はねるさんとなつめれんげさん(なつめれんげさんはサンリオ社員Vtuberです)のコラボ配信でも「お芝居」と明確に言われてますし、当たり前だけどキャラクターたちが観客を意識した描写もあるのでどう見てもお芝居ですよね。アニメとか漫画とかと違って、ショーってこちらに干渉してくる・されるのがデフォルトなんですよ。それって、そのショーの中で起きることは全部お芝居で、彼らにとっての現実ではないということです。サンリオキャラクターという作品の中の劇中劇。さらにその中の劇中劇が、ビバラバの冒頭・最後なわけです。

で、ほんとに最後の最後、ショーが終わって小室ちゃんと「ハッピーバレンタイン!」って言い合ってから「みんな今日は見に来てくれてありがとう!」って言うじゃないですか。ショー(劇中劇の方)が始まったその時点では私たちは確実に「このショーの部分しか見てないお客様」の扱い(つまりはキャラクターたちにとってもそれ以前のことは現実)だったはずなんですが、最後の「ありがとう!」によって「最初から最後までことの顛末を見ている人」になる。こんな上手いやり方ある〜!?て思って感激したよね……。「ありがとう!」って言われた瞬間にみんなが今までやってきたことが「お芝居」だってことが遡って確定するんですよ。いや〜…………過去にはキャラクターたちにとっての現実だったはずのものがお芝居になってしまうというこの効果、ヤバくない?

オンラインとオフライン、現実とお芝居、「"いる"んだなぁ……って」と「所詮キャラクター」、そういうものを激しく行き来して境界がぶち壊れる感じ、めちゃめちゃ気持ちい〜んですよ……本当に……。脳みそがかき混ぜられる感じする。深く考えると「あれ?今自分はどの階層にいるんだ?」って混乱してきます。

「"いる"んだなぁ……って」と「所詮キャラクター」

「ピューロの自販機で飲み物を買うダニエル」のシーンを筆頭に、全体を通して、パンフにもあるように各キャラクターが「存在して」「暮らしている」様子をリアルに伝えたかった、という意図はひしひしと感じるんですよね。そういう意味で「"いる"んだなぁ……」て気持ちになったし、きっとそれが意図された読みだと思う。でも、それでもあえて、「所詮キャラクター」だからこそ起きてる効果が絶対あるよね?と思っているのでその話をちょっとします。

固定した強い世界観やキャラクター設定も持たなかった故に、少女の心の中に溶け込んでいったハローキティ。キティは次第に少女の心の友的な存在から、女の子の分身=投影体的存在へ変化していきます。
キティはこれからどこへ向かっていくのでしょう? 最近ではSDGsを応援したり、ユーチューバーにも挑戦しています。これも若い女性が社会貢献に興味を持ったり、子供の憧れの職業にユーチューバーが入っていることに無関係ではありません。そう、ハローキティはいつでも女性たちが興味のあること、女性たちがワクワクすることをみんなに代わって体験していく女の子の代弁者であり続けるのです。
いずれもサンリオ展のキャプションより

これは前に見に行ったサンリオ展のキャプションに書かれてたことなんですけど。サンリオ展でも言われているとおり、キティちゃんって偶像で、「所詮キャラクター」なんですよ。ビバラバにおいても、キティちゃんだけ描かれ方が完全に「キャラクター」じゃない? と思っている。

ダニエルは言わずもがな、クロミちゃんとシナモンも急な変更に不満を言うという点において「ちゃんと悩んだりしてるんだなあ」だし、「いる」寄りというか、キャラクターとしてではなくて本人を描こうとしてるんだなあと思う。プリンくんは「元々素直に生きていて、そのまま受け入れられた例」として不満とかの要素が描かれてないだけで、鈴木くんとトイレから出てくるとか見ててもそのつもりで描かれてそう。でもキティちゃんはさ……キティちゃんだけ「キャラクター」じゃないですか?

小室ちゃんとのグリーティング(グリーティングではない)でも、吉池ちゃんに対してもそうなんだけど、まず仕事で関わりのある人に「ちゃん」付けするタイプじゃないじゃん、キティちゃんって。でも「ちゃん」付けしてることについて、キャラが違うと言ってる人もいたけど私は「キャラクター性」を前面に出した結果なのではないかと思っていて……「〇〇ちゃん」と呼ぶことで、目の前の人を客にしてしまうというか。普通にしてたら仕事で関わる人には「さん」付けが最適なんだけど、この場合は「ちゃん」付けして、二人とも客にしてしまうことで状況をグイッと変えていく演出……

吉池ちゃんの「所詮キャラクターだろ」に対して、「吉池ちゃんの不安も吹っ飛んじゃうぐらい素敵なショーにしてみせるから、心配しないでね!」って返すのは完全に「キャラクター・ハローキティ」としてのムーブだと思うんだよな。吉池ちゃんがキティちゃんに圧倒されて「ハロー、キティ」って呟く、あのシーン、見ているのは確実に「キティ・ホワイト」じゃなくて「ハローキティ」ですよ。伝わる? 「ハローキティ」を作るのはキティちゃん本人なんだけど、それ自体は本人ではないというか……。

キティちゃんが「本人」だなあって思えたのは、ダニエルとの会話のシーンだけなんですよね。あそこはダニエルくんも素らしいし。(?) キティダニは最高

セリフや歌詞がつながっていく演出

初見時はこれのせいで小室ちゃんに対して「少しは自分の頭で考えろ!!!!!!!!!!!」とキレてたんですが(というか今もついそう思ってしまう、受け売り人間が嫌いすぎるので)、改めて見直すとあまりに優れていて、やっぱ意図的なんだろうなあ……と思います。小室ちゃんは小室ちゃんなりに考えてるんだろうけどね。

セリフをかなり意識しながら今日の配信見てたんですが、流し見してるだけじゃ気が付かなかった部分もいっぱいあってびっくりしちゃった。

小室ちゃんの受け売りはウワ〜!て思っちゃうんですが、それ以外にも「あんなしっちゃかめっちゃかなショーをやられたら弊社のイメージダウンに繋がる!」「しっちゃかめっちゃかでもOK!」、「ふと浮かぶぱっと光るものがきっと本物!」、「自分に嘘つくのが上手くなるんすよね」「自分に嘘つくのが嫌になっちゃったんじゃないの!?」、など色々あるんですよね。全部文字起こししたらもっとあるんじゃないかな。流石にちょっとやるのはきついけど。

現実とお芝居

ビバラバって前半がかなり生々しくて、うわこういうことある!!!!ていう嫌な現実感がすごいんですよね。会話一つ取ってみても「間から話し方から何までこんなにありそうな会話できる!?」って思って、プロフェッショナルを感じる……。でも、後半は言い方が悪いけど御都合主義というか、「そうはならんやろ」感もあるんですよね。でも、それがいいんだなあ、と思った。

実際に私たちが働いてる世界はビバラバみたいに上手くいかないし、素直になっても立場が悪くなるだけってこともあるし、こんなふうに上手くいくことがあったとしてそれは、あんまりな奇跡で。前半部分の生々しさがあるからこそ、「小室ちゃんがもっと自分に素直になれたら、きっとみーんなうまくいくわ!」という「そんなことある?」ってぐらいの希望が輝くんだよね。そういう「フィクション」によって「素直な自分を愛していい、素直なあなたは素晴らしい!」というメッセージが痛いほど響くわけ。「フィクション」というのは「意図的」と同じ意味だから。現実は意図した通りに運ばないけど、フィクションは脚本のとおりに進む。それの持つ意味……。

これが、吉池ちゃんがブチギレてショーを止めてみんながしょぼくれて、でも、やりたいことをやろうとしたことが間違ってるわけじゃないよ、なんて言い合ってたら? ショーが続行できたとしても、その後で吉池ちゃんは相変わらずで、小室ちゃんの立場が悪くなってたら? そんなの、素直な自分が愛されていいだなんて思えない! だからここにリアリティなんか1mmもいらないし、吉池ちゃんがキティちゃんに圧倒されていい。今までのは全部フィクションで、これを見ているあなたにこのメッセージを伝えるための演出で、「周りがなんて言っても関係ない!」「ありのままの自分を愛してあげてね」「素直な君は、とってもかわいいよ」!

あと、現実の本番までの演出、昨年2月6日までにTwitterに投稿された動画の数々もすごく現実とお芝居がリンクしてる感があって良かった。パンフにも大まかには載ってるんだけど、本番4日前まではみんな楽しそうなのに本番3日前から一気に不穏になったんですよ…………。リアルタイムで追ってて「えっ何!?!?!?」てなって、みた時に「これだったんだ!!!!」て思って感動した……。SNSの使い方本当にうますぎる。というか仕事が全体的に丁寧だなあ……。

与太話

ここはマジでしょうもないオタクの備忘録と叫びなので読まなくていいです。いや本当にめっちゃ良かったんですよ上映会〜!!!!茂木さんが「どうすっぺかぁ〜!!!!!!!!」て叫んだ後、会場が暗くなって、シナモンが出てきてウワーーーー!!!!て叫ぶかと思った。(迷惑なので叫びませんでした) 忘れちゃうと悲しいのでここに残させてください。

吉池ちゃんは萌えキャラ

上映会、会場入ったスクリーンでずっとビバラバ配信前にTwitterで公開されてた動画が流れてたんですけど、吉池ちゃんがピューロで遊んでるシリーズ可愛すぎるんだよな………………。これだけでも可愛いのに、今日の上映会のリアル吉池ちゃんマジで可愛すぎて気が狂った。

上映会の後、しばらく音楽が流れてみんなでわちゃわちゃしてる場面があったんですけど、その時に吉池ちゃんがキティダニの横に歩いてきて、座るように促されて笑顔で隣座ったんですよ。そんで結婚指輪自慢してんの!!!!!!!!!!!!これは……逆チョコで奥様との関係がすごく良くなったとか……!?て思ってニコニコしちゃった。かわいい。

あとパンフに書いてあったんですけど、ショーが終わった後ダニエルくんに「ありがとう」ってメールを送ってたらしいです。ヤバすぎない? ちなみに吉池ちゃんのメールアドレスは「yoshiike@baias.sugoi.jp」です。バイアスすごいjp。小室ちゃんのメアドは「komuro@baias.sugoi.jp」なのかな。会社の中で名前被ってたらイニシャルとかつくのかね。

キティダニが可愛い

私実は最前列にいて、本当に最高の席取れたんですけど、もう泣きそうで泣きそうで……。私はキティダニがめちゃくちゃ好きなので目の前にキティダニがいて涙腺が崩壊しかけてたんですけど、「今日だからこそ 素直になりたい 君のために」のところでダニエルくんがキティちゃんに跪いててカッコ良すぎて死ぬかと思いました。ダニエルくん好き…………。

今日ビバラバ見るんだよな……て思ったらどうしてもキティダニグッズが欲しくなってしまい、ピューロ行くたびに欲しくなっては我慢していたうちわを買ってしまいました……

横に置いてあるのはネックストラップなんですけど、ビレッジショップでうちわの下の穴の部分に引っ掛けて飾られてて、ウワーーーー欲しいーーーー!!!て思ったから合わせて買いました。キティちゃんにはダニエルくんを、ダニエルくんにはキティちゃんをつけます。オタクだから

ハートライト

配信だと、最後のショーの部分でキャラクターのパートごとに色の違うハートライトのスタンプ?みたいなのが投げられたんですよ。コメントで。上映会ではリアルハートライトでそれが再現されてて……ショーの曲が流れるとそのパートにあった色でピカピカ光るんですよ。オタクなので嬉しくて…………。

ハートライトはピューロのいろんなショーで使われるのでピューロ行くなら一本持っておいて損はないですよ。私はオタクなのでこぎみゅん仕様にしているのですが別にそんなことはしなくてもいいです。なんもデコってないハートライトも一個欲しいなあ。

おわりに

円盤が欲しい!!!!!!!!

あとサントラが欲しい。2/14まで限定で配信されてるらしいんですけどそれ以降聴けないなんて耐えられない!!!!!!!!!!CD、出してくれ………………。

ビバラバなんですけど、明日14日までチケット売ってるので!オンラインなので!ぜひ!みんなみてください!頼む!!!!!!!!!!!!


ていうか今「ビバラバを語る会」の存在に気が付いたんですが、これを聞かないと変なこと言ってるかもしれない可能性ある……?と思って怖くなってます。でもビバラバをおすすめするのには今日じゃないと間に合わないので、ちょっと聞いた後感想変わったら追記します……それでは!

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