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旅をする


仕事をしていた時分
帰宅して所用済ませて
ベッドに横たわると
目の前のテレビで
"クレイジージャーニー"と
いう番組があり
丸山ゴンザレスさんと
いう方が世界中の
クレイジーな場所を
巡っている….
ルポルタージュ番組だった
私も先年
世界中の貧困にあえぐ
子どもたちに手を添える
団体の方から
モンゴルで
遊牧民を辞めた親から
遺棄されて
マンホールに住む
子どもたちの話..
フィリピンの
スモーキーマウンテン
ゴミの山に住む子ども..
ブラジルの街中
歩道で暮らす子どもの話等
それぞれの話は
生々しく凄惨だった。
飽食の国に住む私は
衝撃を受けた。

さて
丸山ゴンザレスさんは
恰幅のよい肝の座った方で
本当に様々な場所に
てらいもなく出掛け
光の裏側にある闇を
しっかり見せてくれる….
毎回
"ふーん!へぇーなるほど"と
単純な私は
感心してみていた。
中でもラスベガスの
マンホールに暮らす人々の
生活ぶりは
アメリカの光と闇を
見事に象徴している
かのようで心に残った。
 
番組は人気があり
ゴールデン枠に移動して
以来
みてなかったが…..
昨日久しぶりに
途中からみる事になり
凄い内容にひきつけられ
最後までみいった。

久しぶりの
丸山ゴンザレスさんは
一回り恰幅がよくなり
一層たくましい感じ(笑)

中米
エルサルバドルにある
世界最大の
ギャング専用刑務所
正式には
テロリスト拘禁センター
と呼ばれ
収容人数4万人
現在約3万人が収容されて
いるとか
ここに入ると一生死ぬ迄
外界に出る事はない。
檻の中には1部屋80名ずつ
収容されていて
4段ベッドにマットレス
布団なし…..
食事は毎食同じで
手で食べるスタイル。
1日30分だけ
少人数ずつ檻から出る。
日光にあたる事はない。

犯罪大国だった
エルサルバドルに
ナジブ・ブケレ大統領が
誕生して以来
汚職警官に汚職政治家の
徹底排除と平行して
治安を乱すギャングを
テロリストと呼び
刑務所にぶち込む
徹底した浄化作戦を
実施した結果
街に平和が戻ったそうだ。
凄い結果だが…….
誤認逮捕された
息子の無実を叫ぶ
父親の切実な声にも
耳を貸す人が現れる事を
願っている。

ずっと昔に
親に死なれた小熊を
我が子のように育てて
いるロシアの夫婦の
ドキュメンタリーを
観たことがあり
ミルクを飲ませる時代から
大きなやんちゃな熊に
なった今迄を存分にみた
大変な事は1日50kg
食べる旺盛な食欲を充たす
事にあり新鮮な果実や
野菜等々沢山が
食料庫に積まれていた。
今でも
強く心に残った言葉
"我々は決して肉を
与えません。狂暴に
なるので決して与えません"
なるほどなぁと感心した。

昨日の刑務所でも
"決して動物性たんぱく質を
与えません"
と言っていたなぁと
熊≒ギャング
奇妙に
納得した今日だった。

   ラブ&ピース

*
 ≒(ニアイクオール
 ニアリーイクオール)
  ほぼ等しい。 *


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