デレンコ日
昔
"暮らしの手帖"を
1世紀の
1~100号迄を持っていた。
母からバトンタッチ
されて
定期購読していた。
その中に
沢村貞子さんという
名女優さんが
エッセイを書かれていた。
昭和の香りを纏った
素敵な女優さんだった。
家庭生活を少し
覗かせて頂くような
心地で毎回読ませて
いただいていた……
日常の暮らしを大切に
されていて随分教えて
頂く事が多かった。
女優と主婦とを
両立する中で
疲れる事が多々あったとか
そんな日々が続くと
1日
"デレンコ日"として
好きな事をして
自分大事にゆったり
過ごしていた…….とか。
新米主婦で
仕事もしていて
何だか…..
…一杯いっぱいだった私。
この文章に触れて
何か目から鱗が
ぼろぼろ落ちた感がした。
不器用な癖に頑なな
私は慣れない生活に
とても疲れていたので
"なるほど
良い意味で
手抜きしても大丈夫なんだ"
と人生の大先輩から
素敵な事を学んだ気が
した。
その後
我が家は怒涛の日々を
送る羽目になり……
激走する私だった。
最近やっと仕事に
けじめを付けた…
41年1ヶ月続け引退した。
辞めて4ヶ月余り
やっと最近
エブリデイサンデーの
実感がわいてきた。
そして今日は
デレンコ日だった。
ラブ&ピース