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三重県【津市美杉町】地域おこし協力隊体験研修会の報告

三重県津市美杉町では地域おこし協力隊の募集が行われております。(令和6年12月23日締切)

募集をするにあたり、美杉町を知らない方に、美杉町を知っていただき、地域おこし協力隊の募集内容を理解を深め、ミスマッチを防ぐために11月16日17日の2日間にかけて津市美杉町の協力隊体験研修会が行われました。今回はその様子を報告させていただきます。


1日目


地域おこし協力隊の説明と美杉地域の魅力紹介

地域おこし協力隊の制度について説明している様子

三重県津市美杉町では2件のミッションで活動してくれる地域おこし協力隊を募集しています。
【森林セラピー基地事業】
【美杉地域情報発信事業】
これから美杉町に移住し、地域おこし協力隊として活動することになるため、実際に現地を見て、一緒に働く方に会って、直接話をしてもらい、住む場所や働く環境を体験してもらい、「思っていたものと違った」といったミスマッチを防ぐための機会にするため体験会を開催しています。

参加者は北海道の方、関東の方、東海の方、関西の方など全国各地から10名の方が来てくださいました。参加理由としては、地域おこし協力隊に応募したいという方から、協力隊に興味を持っている方、美杉町に移住を考えている方、美杉を初めて知ったから見てみたいという方など、さまざまの理由で参加されました。

行政職員からは美杉町の紹介や今回の募集内容の説明をしていただき、受入団体の方にも参加してもらい、参加者をお迎えしました。

私たち(三重県地域おこし協力隊サポートデスク)のメンバーから、地域おこし協力隊制度の説明や、協力隊になりたい方に対して自身の経験談や注意点をお話しをさせていただきました。

今回は三重県内の他地域から協力隊経験者(OBOG)が2日間で4名が参加しました。地域、ミッション、に関係なく「協力隊」という繋がりを持てたことや、違う地域での活動の話も聞ける機会になったと思います。こうゆうことができるのも私たち(三重県地域おこし協力隊サポートデスク)の強みだと思っています。

三重県地域おこし協力隊サポートデスクでは、協力隊の募集にあたりの選考の一環ではない体験会(見学会・研修会)の実施に力を入れています。その理由についての下記の記事を読みますと、より理解できますのでよろしければご覧ください。


津市美杉地域の案内

町案内では、暮らしに関わる商業施設、公民館、小中学校、病院、観光スポットなど、移住した後に必要になってくる施設を中心に見てまわりました。
地域おこし協力隊として着任した後、関わる施設や人物にも会って、話をしていただきました。移動中の車内では、参加者と地域の方々が交流する場になっていて終始、和やかな雰囲気で楽しめることができました。

道の駅 美杉
道の駅 美杉の店内

津市美杉地域にある「道の駅 美杉」。地元の野菜や特産品がたくさん並んでおり、地域の人からも馴染みある道の駅でした。

観光案内所
観光案内所で特産品や施設の役割を説明
美杉和紙の紙漉き体験
美杉和紙の紙漉き見学

美杉地域で行われている紙漉き体験も見学しました。どのような素材から和紙が作られているのか説明いただきながら実際に紙漉きの体験をさせていただきました。

御嶽山 真福院

真福院では、紅葉を見ながら自然をより近くで感じることができました。大きい杉の木の間を抜けると真福院が見えてきます。

美杉地域の人々と参加者たちで懇親会

懇親会の様子

夕食は「たろっと三国屋」で美杉地域の食材を使い、地域の方々が作ってくれた手料理がたくさん並びました。
参加者と行政の方、地域の人々とで、まだまだ聞き足りなかったことを質問したり、より深い話ができたり、美味しいご飯をいただきながら交流を楽しみました。

1日目(写真/文 飯島宏枝)

2日目


 宿泊施設 ほし空の宿

ほし空の宿

美杉町内の宿泊施設を利用して、宿泊しました。懇親会では話しきれなかったこともたくさんお話をして夜遅くまで盛り上がりました。早朝からは、散歩する方もいたりと普段過ごせない自然豊かな環境を楽しまれている様子がありました。

 森林セラピー体験

森林セラピーの活動体験

今回の地域おこし協力隊のミッションでもある森林セラピーを実際に体験してもらいました。体験中には、実際に着任した後に必要な技術や資格等の話や、1日の仕事の流れを具体的に話していただき、協力隊としての仕事のイメージもできたと思います。

森林セラピーの活動体験
森林セラピーの活動体験

森林セラピーの途中から天気が晴れてきて、とても幻想的な景色を見ることができました。都会にお住まいの参加者が多い中、美杉町の自然豊かな環境に皆さん癒されていました。

 町内の秋祭りに参加

秋祭りに参加

たまたまこの日に開催のあった地域の秋祭りに参加しました。
地元の方が大勢おられる中で、参加者がそれぞれ思い思いに地域の方と交流したり、地域の野菜や食べ物を楽しんだりしました。

 意見交換会の様子

意見交換会

最後に、参加者、行政の方、受け入れ団体の方、私たち(三重県地域おこし協力隊サポートデスク)のメンバー、全員で今回の2日間の体験会を振り返り、意見交換をしました。

美杉町に初めて来てみた感想や、地域おこし協力隊の制度について、暮らしやミッションのイメージについて、移住した後の不安、多くの意見を共有し、参加者からは感想だけでなく、外の人の目線ならでは意見(美杉や人の魅力)や、疑問点やわからないことなど、質問も飛び交いとても貴重でありがたい意見交換の場になりました。

今回の体験会を通して、美杉町を知っていただき、協力隊の募集内容をより具体的にイメージしていただき、その上で「移住したい」「地域おこし協力隊がしたい」と思った方に応募していただけたらと思います^^
体験会だけで関係が終わるのではなく、これからも何か疑問や不安がある方は、引き続きサポートをさせていただきます。

そして今回のイベントには参加できなかったけど、美杉の協力隊になってみたいという方がいましたら、応募期限までは個別に対応させていただきますので、何なりとご連絡ください^^

 最後に

今回のイベントを通して、「地域を知ってもらう」「地域おこし協力隊を知ってもらう」という機会になり、納得した上で応募して頂くというミスマッチを防ぐ取り組みになったと思います。

それと同時に「三重県地域おこし協力隊サポートデスク」の活動を知ってもらうことができました。
・私たち「協力隊経験者」が中間支援団体として間に入り支援をしていること
・繋がりを持てたことにより着任後すぐ私たちが相談相手になってあげれること
・県内多数の協力隊にも出会うことで、より協力隊について知ってもらえたこと
・協力隊の交流会や研修があり、人や活動を知る機会がたくさんあること

私たちと着任前に出会えたことで、三重県の取り組みを知ってもらえて、少しでも安心して地域おこし協力隊になってもらえたらと思っています。

私たち(三重県地域おこし協力隊サポートデスク)は地域おこし協力隊の募集・受入事業をサポートしています。選考の一環として現地の見学会をするのではなく、応募前に、現地に訪れる機会を作ってあげる「体験会」を開催することで行政、地域、協力隊にとってのミスマッチを防ぐ募集方法に力を入れています。これからも「やって良かった」「来て良かった」「移住して良かった」と思える募集案件を一つでも多くしていきたいと思っています。

2日目(写真/文 中尾拓哉)

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