
令和6年度 第一回三重県地域おこし協力隊初任者研修後のまち歩き(午後の部)
伊勢市地域おこし協力隊(3年目)高橋千典さん

【高橋千典さんプロフィール】
観光魅力創出部門担当
・<着任日>令和4年3月1日
<活動内容>
・観光の魅力を活かした地域づくりに関する業務支援
・地域資源を活かした観光商品開発及び販売促進等
・ホームページ、SNS 等を活用した、観光地域づくりに効果的な情報発信
<活動拠点>
神楽サロン有限会社
伊勢神宮外宮ガイド
【ガイドの内容】
・伊勢神宮の由来
・外宮ができるまでのエピソード
・外宮の入り方。
・お神楽体験
・外宮参拝
・「食」に関するクイズ
・神馬(しんめ)の見学
【伊勢神宮の由来と外宮ができるまでのエピソード】

午後の部は、任意参加で先輩隊員の活動を学ぶことを主軸に交流の場として外宮ガイドを企画しました。
今回、外宮でガイドを務めますは伊勢市地域おこし協力隊3年目の高橋さんです。高橋さんはこの2年間外宮の宮司さんや外宮商店街の方々と交流を持ちながら外宮のガイドを再構築してきました。そんな高橋さんはこの3年目から伊勢志摩を中心とした旅行商品の販売を始めており、その中で外宮ガイドがあります。今回はその外宮ガイドツアーをお願いしました。まずガイドツアーのスタートは外宮の入り口からで、ここで「伊勢神宮の由来」と「外宮ができるまでのエピソード」のお話がありました。内容につきましては割愛させて頂きます。是非、高橋さんのガイドで実際に聞いてみてください。
下記、ご予約はリンクから
【外宮の入り方】

次に鳥居に進み、手水の作法を教わりました。「手を清める」という行為自体に意味があるのではなく、ここで心を清めて区切りをつけるという意味での心構えを学びました。協力隊活動においても区切りをつけて活動することは、通じるものがあるように思えます。
【お神楽体験】

三重県地域おこし協力隊隊員の今後の活動を祈願して「大々神楽」を参加者と受けました。お神楽を執り行う建物は木造の神殿で、中に入るのは初めての方が多く「伊勢志摩らしい空間」に参加者一同、感動を覚えました。お神楽が始まると、静寂の後に鈴の音が空間に響き、宮司の祝詞を読み上げます。その後、巫女が登場し三味線などの音色とともに舞が始まり空間全体に広がって、参加者はそれぞれの活動の決心を心の中で深く祈りました。
【外宮参拝】

お神楽が終わった後は、順路に従って高橋さんが外宮を案内しました。
各社の説明はガイドから聞かないと分からないことばかりで、参加者は一つ一つの意味を確かめるように参拝をしていました。(詳しくは高橋さんのガイドツアーで是非、聞いてみてください。)
【「食」に関するクイズ】
外宮ガイドの後半に、外宮の祭神である豊受大御神の1500年続く食事を司る社に来ました。その横には少し変わった社があり「この社は何でしょうか?」というクイズが始まり、ヒントが「神が好むもので私も好んで飲んでいます。」だったこととから「お酒」という答えが出て一笑ありました。その後、酒好きな参加者一同で日ごろの感謝を伝えました。
【神馬(しんめ)の見学】

ガイドツアーの終わりに、滅多にお目にかかれない神馬(しんめ)見学することができました。神馬は宮内庁が御料牧場で飼育している天皇家の馬で、偶然にも伊勢神宮に来ていました。初めて見る方も多く白馬に近づきその凛とした姿を参加者は見ていました。とても貴重な経験になったと思います。
参加者コメント
🟢外宮ツアー、御神楽見学もすごくよかったです。活動の内容上、街を歩き回ることも少なく伊勢市について全く知らないので、こういう内容は赴任時に市から学習の場をいただけていたら良かったなぁと思いました。(伊勢市)
🟡高橋さんのガイドは要点を抑えて利き手の目線で話をしていて、とても分かりやすかったです。私自身も(ガイドを目指す身として)今後の参考にしたいと思います。(度会町)
おわりに

三重県地域おこし協力隊初任者研修の報告はここで終わりです。
2部ガイドツアーの参加者は行政関係者を含め26名と当初の予定よりたくさんの方に参加いただきました。
今回の参加自治体の方は(伊勢市、熊野市、鳥羽市、志摩市、松阪市、明和町、大台町、度会町、紀北町)9市町の協力隊に来て頂きました。
全体を通して参加者の7割以上から有意義だったと好評を頂きました。引き続き、三重県の協力隊に関する研修や交流会を企画・運営していきますので、引き続きよろしくお願い致します。
また、この「note」で定期的に研修や交流会など更新していきますので
乞うご期待ください。
(文/写真:峠広之)