令和6年度 第一回三重県地域おこし協力隊初任者研修(午前の部)
研修概要
(一社)三重県地域おこし協力隊サポートデスク発足後、初めての研修となりました。本研修の目的は「ワークショップ」を通して初任者協力隊員の自身の移住した経緯や、地域が協力隊に求めている想いを理解した上で、退任後に向けた計画を立ててもらうことと、各地域の関係者にロードマップを共有して話し合いの場を設けて「協力隊」「自治体」「地域」の3者間のズレを無くし、目的が重なり合うような関係性を築けるようにすることです。
研修名称:令和6年度第1回三重県地域おこし協力隊初任者研修
開催⽇時:令和6年4⽉25⽇(木)10時00分〜13時00分
会場:シャレオサエキビル2階 会議室(三重県伊勢市本町6‐4)
進⾏・運営:(一社)三重県地域おこし協力隊サポートデスク
主催:三重県
タイムスケジュール
09:30〜 開場・受付
10:00〜 研修開始・自己紹介
10:10〜 三重県 「制度説明・県の取り組み案内」
10:40〜 サポートデスク 「初任者の皆さんへ挨拶」
10:45〜 サポートデスク 「三重県協力隊サポートデスクの紹介」
11:10〜 サポートデスク 「ロードマップワークショップ」
12:00〜 昼食(交流会)
研修内容
研修は参加者全員の自己紹介から始まりました。参加者は緊張した面持ちで「氏名、出身地又は転入前住居、配属市町、着任期間」の順で発表しました。その後、三重県担当者より「制度説明・県の取り組み案内」を紹介して頂きました。隊員達は活動費のことや、起業支援金など支援制度について学び、協力隊制度の理解を深めました。
次に当法人代表理事木島(元尾鷲市地域おこし協力隊)からの挨拶では「消滅市町」ニュースを軸に話をしながら「皆さんの協力隊員の活動はこのような課題に取り組む大切なことなのです。」とOGとしての激励を送りました。
続いて、当法人の副理事中尾(明和町地域おこし協力隊)からは「(一社)三重県地域おこし協力隊サポートデスク」立ち上げの経緯と協力隊としての心構えを軸に説明をしました。特に地域おこし協力隊の制度、役割、活動をまとめた資料を実体験も踏まえつつ分かりやすく「地域おこし協力隊」「自治体」「地域」の3者を図解し、隊員としてのミッションについてどのような立ち位置なのか話しました。
続いて、本題の「ワークショップ」では、当法人の専門相談員峠(元志摩市地域おこし協力隊)から実体験も踏まえてロードマップの重要性について説明した後、3年後の卒業を見据えて付箋を使用しながら計画を立て、作業はペアグループで行い隊員同士の想いを共有しながらロードマップを作成しました。
研修終了後の昼食交流会では、緊張も和らぎ「ロードマップワークショップ」で作業を共にしたペアや座席の前後の方で自身のロードマップについて共有して頂きました。
今回の研修は4月に着任したばかりの方も多く来ていただき、
新任隊員を中心に現役隊員の21名の方が参加されました。
行政関係者を含めると29名の方に来て頂けました。
今回の参加自治体の方は(伊勢市、名張市、熊野市、鳥羽市、いなべ市、志摩市、松阪市、明和町、大台町、度会町、紀北町、紀宝町)12市町の協力隊に来て頂きました。
参加者のコメント(一部紹介)
🔴全国協力隊オンライン研修等でこれまでロードマップ作りの内容も聞いてきましたが、今回の研修が一番内容がわかりやすく実践的でした。どういうポイントで書くべきか順番に一部ずつ埋めていくやり方と、ディスカッションで言葉にしてから書き込むやり方がとても良かったです。
🟠着任したばかりなので、地域おこし協力隊の各種制度など入隊前に知るべき情報・制度を今回の研修で得られて非常に有意義な研修でした。
🟡他の地域の方と繋がることができ、また普段できない経験をすることができとても有意義な時間でした。
🟢普段は協力隊としては1人で活動しているので、似た活動をしている方や同年代の方と知り合うことができ、不安が解消されました。ありがとうございました。
おわりに
今回の研修と通してアンケートを回答していただいた全員の方から研修内容について「十分に理解できた」「それなりに理解できた」と回答がありました。研修としてもとても良かったという実感がございます。このような研修の重要性を私たちも認識することができました!
次週は同日午後より実施した2部について!外宮町歩きガイドなど伊勢志摩ならではの協力隊員の活動を紹介します。乞うご期待!
(文/写真:峠広之)