忘却の彼方
遠いあの日
手を繋いで歩いていた
あの子は誰?
忘却の彼方へと
押しやられていた記憶が
零れ出しては私の瞼に映る
誰?誰?
あなたは誰?
親に禁じられていた
山にも入った
危険と云われる
小川も渡った
私が危なくないように
ずっと私の手を
握っていてくれたあの子
今でも手を繋いでいるように
感じる
まさかあの子はあなた?
いやtime lagが
ありすぎる
それともtime lagが見せた
memory gap?
それはnostalgia?
私の深層心理?
あなたといると
何故か落ち着くの
遠いあの日々が
心地よく心地よく
消えていく
私の瞼にはあなたが映る
今はあなたと手を繋いでいたいから