アナグラム詩: 縦横46音「香炉雨…」「あまねも…」（＋アナグラム歌会中継⑥）

　こ　の　せ　か　い　は　に　し
　う　た　ち　り　て　そ　ら　へ
　ろ　れ　つ　ひ　ゆ　よ　み　ぬ
　あ　お　け　と　き　く　す　え
　め　さ　ほ　を　ね　る　な　も
　　　　　わ　ま　や　ふ　む　ん

【縦読み】
香炉　雨　野たれ
長（おさ）世知つけ　穂分かり
人を播いて雪　寝屋はそよぐ
流布　睨みす　南無
詩経ぬ　衣紋（えもん）

【横読み】
この世界は　虹
歌　散りて空へ
ろれつ　比喩　詠みぬ
青池（あおけ）と　聞く末（すえ）
女狭穂（めさほ）を　寝る名も
輪回（わま）や　踏む「ん」

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拝啓　あんこぼーろさんのアナグラム詩「かなしいあめがふる」を夜０時半に読み、目が冴えて眠れなくなってしまいました。りりかるさんのオラクルカードと、言葉の箱庭さんの御手札をみて、丑三つ時に、カード方式に挑戦してみることに。

・・・カードにして気づいたのは、
　縦横両方で書けちゃうのでは！？
ということ。電撃が走りました。究極的には、縦横＋斜めに意味を通したり、上下左右の両方から回文で読める「詩の魔法陣」を作ることも可能と想像します。もうひとつ作った分は、のちほど。

拝啓　あんこぼーろさんのいろは歌＆アナグラム詩。独特の語彙語感を感じます。

言葉の箱庭さんが、やさしく丁寧にいろは歌の作り方を解説してくださいました！

りりかるさんから、夜のいろは歌の新星。きわどいグラムアナグラム穴グラム詩！

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【やすこ納言　部門】と【みえる式部部門】をまとめてお送りします。

初登場Minminさんから、冒頭のぼーろさんの記事に寄せて。鱶を鮒で受けてる！

Minminさんはほかにも、可愛い宝石のようないろは歌とみえる部門の３作品を。

aliyさんも初挑戦してくださいました！不思議とお茶目さを感じる夜のいろは歌。

Minminさんもaliyさんのお二人とも、試行錯誤しながら作ってくださった様子が伝わって、心から感謝しております！！　楽しんでいただけていたら嬉しいです。

なおみさんから４作目！これまた可愛く、かつオリジナリティの高い作品に驚嘆…

はっくーさんから「夢幻燈」。情景に思わずくらっとするような美しい詩行です。

あきやまやすこさんから「ことば展覧会」に寄せて……全てはここから始まった！

【ぼーろ中将　部門】には、２作品。気分転換＆リラックスしてくださいね。

あきやまやすこさんから実作＆講評作品。本物の発表だと思って焦りました笑。

ぼんやりRADIOさんの、ほっこりエッセイ。真似のできないふわっとおしゃれ感！

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　あ　か　ゆ　ら　い　て
　ま　ほ　う　の　こ　く
　ね　た　み　れ　ん　は
　も　め　る　き　を　つ
　や　さ　と　し　ふ　わ
　け　せ　ぬ　そ　む　ち
　お　に　ひ　よ　な　え
　　　　　す　り　ろ　へ

【縦読み】
あまねも　焼け
岡穂　ためさせ
荷　夕見ると　奴婢（ぬひ）
修羅（すら）の歴史ぞ　依り
イコンを踏む　成ろ手
苦鉢（くはつ）わ　知恵へ

【横読み】
赤ゆらいで
魔法の刻（こく）
寝た未練は
揉める気を　艶（つや）さとし
腑分けせぬ　染む血
鬼火よなえ　擦り炉へ

上の作品では、勝手に雨の情景（空、雪、虹）が展開されましたが、こちらの作品では、勝手に炎の情景（焼け、赤、血、鬼火）が展開されました。
こういうとき、自分が書いているのではない……という感覚になります。
じゃあ、誰なんだろう……

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以上、アナグラム歌会の中継は、１日おきに投稿する予定です。
マガジン・作品集への登録が抜けていることなどあるかもしれません。その場合はすみませんが、コメント欄にてお知らせください。

「アナグラム歌会」への投稿、お待ちしています♪