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こどもへの上手なお薬の飲ませ方

お薬の飲ませるのは一苦労💦
いやー😭って飲んでくれなかった😭
手や足で全力で抵抗💪なんてことも...
でも治すためには飲まなきゃいけない!どうにか飲んでほしい...

そんなママさんパパさんへ🍀

今日は小児科の先生に訊いた、お子様に薬を飲ませる時の上手な飲ませ方です💊


シロップ剤

シロップ剤はごっくんができれば飲めるので、小さなお子様にも処方されるお薬の形状です。
甘くて飲みやすいものも多く、シロップなら飲めるという子も多いのでは?一方シロップの独特の甘さや味が苦手な子もいます。

粉薬や錠剤は、ごっくんしてしまえば出てくることは少ないですが、
シロップは、口からこぼれたり吐き出されたりしやすく、必要な分量飲ませるのが難しいという点のあります。

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【シロップ剤を飲ませる時のポイント】

・シロップ剤によっては薬がした底に溜まっていることがあります。その場合にはよく振りよく振り、薬を均一にしましょう。

・量は正確に
目盛りを真横から見て、飲ませる量を正確に測ります。

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(画質荒くてごめんなさい🙇)

・保管は冷蔵庫で行う
冷蔵庫はたくさんのものが入っていて雑菌が繁殖しやすいので、薬の近くにはなるべく食材を詰めないようにします。冷蔵庫の扉部分のポケットなどがおすすめ✨
常温保存を指示されたお薬以外は基本的には冷蔵庫で保存します。

・保存期間や有効期限が過ぎたものは捨てる
シロップの分量が多いので、余ってしまいがち。医師から飲みきるように指示されたものは、症状がよくなっても最後まで飲み切りましょう。
症状がなくなったら飲まなくてもいいと言われたものは、やめても良いですが、必ず冷蔵庫で保存し、期限が切れたものは捨てましょう。


 【飲ませ方】

色々な方法があります。お子様に会う方法を是非お選びください!

①スプーン
少量ずつスプーンに取り、出してしまわないように、やや口の奥に入れて流し込みます。

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②スポイト

喉の奥に入れたり、突いたりしないように注意をしながら頬の内側に流し込みます。
舌の中央にのせると、苦みを感じて吐き出しやすいので、頬の内側に入れるといいですよ。
勢いよく注入すると、その圧でむせたり吐き出したりするので、ゆっくり入れます。

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口をあけてくれなくても、スポイトなら注入しやすいです✨

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画像:Pigeon

一度使ったら、ミルトンなど出消毒してくださいね。

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画像:スケーター

注射器のタイプなら内筒と外筒を分解して洗って消毒してください。


③小さめのコップ

コップから飲めるようになったお子様は、小さなコップであげてもいいでしょう。
甘味や苦みを嫌がる場合には、成分的に問題ないことを医師や薬剤師に確認し、水や白湯で薄めても構いません。

いつも使っているコップやお助けマグ、ストローマグを使ってもOKです。お子様が飲みやすい物を選んであげてください。

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④哺乳瓶や乳首

ミルクを飲んでいて哺乳瓶に慣れているお子様なら、哺乳瓶を使うのもおすすめです。

量が少なければ乳首に薬を入れ、そのままおしゃぶりのように吸ってもらって飲ませます。

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粉薬

粉薬もシロップと同じようにお子様にはよく出されるお薬の形状です。
水やお湯に溶かすこともできるので、粉が苦手でも工夫次第で飲ませることができます。
甘い粉薬も多い一方、苦味があったり、粉の舌触りが苦手なお子様も出てきます。

【粉薬を飲ませる時のポイント】

・小さいお子様は粉のままだと飲みにくいので、水や白湯に溶かしましょう。

・混ぜられる食品や飲み物に混ぜてもOK!

・あんまり味わうと苦みが出てきてしまうので、1口で飲ませましょう。

【粉薬を混ぜてはいけないもの】
食品や飲み物に混ぜてもOKですが、混ぜてはいけないものがあります。

●育児用ミルク
薬を混ぜると味が変わるため、ミルクを嫌いになってしまうことがあります。ミルクがメーンの時期はなるべく避けましょう。粉薬を飲んだ後、ミルクを飲ませて流し込むのはOKです。

●熱いスープや熱湯
熱により薬の成分が変わることがあります。白湯で溶かす場合にも熱湯は使わないようにしましょう。

●1歳未満の場合には、はちみつはNG
はちみつにはボツリヌス菌が含まれることがあるため、1歳未満には与えてはいけない食材の1つです。乳児ボツリヌス症になる可能性があります。1歳未満の場合には、はちみつには混ぜないでください!

●薬の種類によっては混ぜてはいけないものがあるので注意
薬の種類によっては、薬の成分が変わる可能性があるため、混ぜてはいけない食品や飲み物もあります。処方の際に薬剤師や医師に確認しましょう。

【飲ませ方】

①ペースト状にする
数滴の水や白湯を加えて薬を溶かし、スプーンなどでほっぺの内側や上あごに擦り付けます。
そのままお水や白湯、お茶などを飲ませて流し込みます。

飲み物で流れてしまうくらいのねっとり具合に調整するといいでしょう。

離乳食が始まっていなかったり進んでいない赤ちゃんにも使える方法です。


②水や白湯で溶かす
小さな容器に粉薬を出し、水やぬるま湯で溶かして飲ませます。哺乳瓶ではなくコップから飲めるようになったお子様には有用です。


③ゼリーやヨーグルトなど好きな食べ物に混ぜる
ペースト状にした粉薬を好きな食べ物に混ぜてあげるのもおすすめです。

抗生剤など苦いお薬は、なるべく味がしっかりしている物の方が、薬の苦みを感じにくいです。

混ぜてよい食材は、ヨーグルト、プリン、ゼリー、ジャム、ココア、ムース、アイスなどです。またフルーツで作ったスムージーなどでもいいです。

ヨーグルトなどの乳製品はアレルギーが出やすい食物でもあるので、お子様がアレルギーでないことを必ず確認した上であげてくださいね。

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画像:おくすり飲めたね(ケンコーコム)

このような薬を飲むための専用のゼリーに混ぜてもOKです。

味わって食べると薬の苦みが出てくるので、つるんと食べられる物で、すぐごっくんさせるのがポイント★


④氷を作る
お薬を溶かしたお水を製氷機に入れ凍らせて氷を作ります。
ジュースなど味がついているものと混ぜた方が苦みを消し飲みやすいです。お子様の好きなジュースで作ると喜んで食べます。

1個の氷が1回分の薬になるようにするのがおすすめ。
ヒヤッと冷たいのが苦味を感じにくくさせます。

パクっと1口で食べ、カリカリと噛んですぐ飲みこませるといいです。

夏に熱が出た時などは特におすすめ!


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画像:Zakka Green

かわいい形の氷を作れる製氷トレイも今は100均で売っていますよね♪
好きなキャラクターの氷だとパクっと食べてくれるかも??


⑤チョコを作る
少し温度が高いものに混ぜても大丈夫な薬の場合には、チョコに混ぜるのもいいでしょう。

チョコをレンジで溶かしたら、そこに薬を混ぜ、型に入れて固めます。

1個のチョコが1回分の薬になるように作ってください。

抗生剤など苦みがあるお薬は嫌がる子も多いので、チョコ味にすると飲んでくれやすいです!
たくさんもぐもぐして噛んでいると、苦みが出てきてしまうので、小さめで作るといいですよ。

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画像:お菓子の森

こちらも氷と同じようにかわいい形やキャラクターの型が100均で売っているので、お子様が好きそうな型で作るのがおすすめ💓


坐薬

こちらは解熱剤などによくある形状。多少嫌がられてもおむつ交換の時のように入れられます。

胃からではなく、腸の粘膜から吸収されるので、効果が早く出やすいというのも特徴です。

【坐薬の入れ方】

1.うんちをしている場合には綺麗にする。

2.水、ベビーオイル、ワセリンなどを坐薬に浸け、潤滑剤にする。

3.おむつ交換の要領で両足を上げる。

4.とがった方から肛門に入れ、指の第一関節くらいが肛門に埋まるくらいまで押し込む。そのまま5秒停止。

5.指を抜いたら30秒ほどティッシュやおしりふきで肛門を抑える。
(嫌がって腹圧をかけたり、おならなどによって薬が出てきていないか確認)

6.お尻についた潤滑剤を拭き取っておわり

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分量調整が必要な場合は、ナイフなどでカットしてから入れます。

少し大きくなって横向きゴロンで体勢を維持できるようになったお子様の場合には、体の左側を下にした横向きで入れるのがいいです!
これは腸が体の左側から肛門に向かっているので、坐薬を入れた時に腸の壁を傷つけにくくなります。


お薬を飲むこと自体を嫌がってしまったら???

子どもは頭がいいので、ゼリーやプリンなどに混ぜても薬と分かったら飲んでくれないという場合もあります。

特に自我がはっきりしてきて、物事が分かるようになる2~3歳以降は大変なことも💦

そんな時は遊びながら、お薬を飲むことについて伝えるのはどうでしょう?

ごっこ遊びができるようになってから(3~4歳にはできるようになることが多い)は効果的な場合もあります。

お医者さんごっこやままごとの中で、

「お熱があるからお薬ごっくんしてねんねしようね」

などとお人形にお薬やお薬を混ぜたものを与えるフリをし、

「○○ちゃんもね。これ飲んだら元気になるよ」

などのお薬を飲む必要性について伝えましょう。

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画像:ATAKA

嫌と言われても何度も説明しましょう。

そして、ちゃんと飲めた時には思いっきり褒めてあげてください✨


最後に

いかがだったでしょうか。これは一例です。

ご家庭によってもっといい方法があるかもしれません。

しんどい思いをしているお子様が少しでも良くなる手伝いになることを祈ります🍀


面白い、タメになったと思った方はスキ❤、また読みたいと思った方はマガジン📒をお願いします😊

皆様のご家庭で、こんな方法でお薬飲ませるのに成功しました!という方法があったらコメント💬で教えてください!


以上助産師Rでしたー🦊



画像協力・参考文献
母子衛生研究会:受診前からかんたんチェック!小児科受診ノート,第11版,2016年

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