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本当にあった だまされた話 予定日っていつ?

先日知人と話していて、本当にあるんですね!!と
とっても共感したお話し!

この話を話すと同じ看護師でも
「へぇーそうなんだ😲」と言われます!

ではお話しを見ていきましょう!
(お話はフィクションです)


主人公は騙されています!!
あなたはどこが騙されてるか...わかりますか...??


主人公:40代男性 1月から付き合った21歳の彼女がいる

この男性は、女性と付き合っていたものの、年の差を感じ、結婚は考えていませんでした。

しかし、ある3月、彼女は彼に言います。

「あなたとの子どもができたの。だから結婚してほしい。今週末に母子手帳をもらってくるわ。」

と言いました。

彼は驚きますが、心当たりもあったため、

「分かった。結婚しよう。一緒に子どもを育てよう。頑張って元気な子どもを産もうね。」

そして彼は彼女との結婚を決意したそうです。

彼が「予定日はいつ頃?」

と彼女に聞くと、

彼女は「年明けよ。寒い時期になるわね。温かい服を買ってあげたいな。」

と言いました。彼は

「年明けまで時間がないね。子どものためにも早く結婚しよう。」

とすぐにプロポーズ。月末には籍を入れたそうです。

ですが、翌月、残念なことに彼女から赤ちゃんを流産してしまったという報告を受けました。

彼はショックだったそうですが、彼女はもっとショックを受けていると思い

また子どもができる日まで夫婦2人での生活を楽しもうと彼女に言ったそうです。


さて、お分かりだろうか?
彼は何をだまされていたのか?


正解は...予定日です。

では予定日とは何か?
妊娠すると出産予定日というものが医師から伝えられます。
この出産予定日は週数でいうと40週0日のことを言います。

ではこの40週0日はどこから数えて40週0日なのか...
つまり出産予定日における0週0日はいつなのか?

多くの方が関係を持った日、精子と卵子が受精した日などと勘違いしているかもしれませんが、違います。


それは最終月経開始日なんです。

妊娠週数はコチラを見てみてください☟
白字の0~40が妊娠週数、黒字の1~10が妊娠月数です。

画像1

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最終月経開始日=妊娠前の最後の生理が始まった日
が0週0日。つまり、この時点で妊娠はおろか、営みもする前なんです。

そして周期が28日くらいの方の場合、排卵がその2週間後、つまり2週頃です…

そして4週頃...
薬局で売っている妊娠検査薬で妊娠反応が陽性になるのは4週頃からと言われています。でも、、、4週で検査をするということは本来生理が来る週に検査をするということ。
かなり順調で毎月決まった日に生理が来る方や基礎体温をつけるなどして排卵のタイミングを見計らっている方(タイミング法をしている方)でないとこの週数で検査はしません。
だって生理が1週間遅れるなんてこと、よくあるでしょ?

そして赤ちゃんの心拍が確認できるのは6週頃からと言われていますが、このあたりはなかなか正確な週数が不明なので、6週でも赤ちゃんを包んでいる袋が見えるだけの場合も多い。

赤ちゃんの心拍を確認し、母子手帳をもらうのは8週~9週になることが多いんです。

はい!この時点で既に妊娠2か月を終えています。

妊娠はよく十月十日(とつきとおか)、10カ月ときくと思います。
そうなんです。0週0日から数えたら10カ月なのだから、間違いではありません。

でも...実際妊娠が分かって母子手帳をもらうまでにすでに2か月がたっている。
もし予定日に産まれるとしても、残り8か月しかありません。


お分かりいただけただろうか。。。
彼は何に騙されていたのか。。。

先ほどの彼と彼女の会話に戻ってみましょう。

彼女が彼に妊娠を報告したのは3月。その時に今週末母子手帳をもらってくると話しています。

つまり、、、この時点で少なくても妊娠8週頃ということになる。
つまりどう計算をしても、年内に予定日を迎えるはずなんです。

しかし彼女は、予定日は年明けと言っています。
予定日が年明けということは、少なくても3月下旬が最終月経開始日にならなければいけません。

彼女が彼に話した時点ではお腹に赤ちゃんが宿っているわけがないということです!!!


皆さんは分かりましたでしょうか?
おそらく妊娠経験がある方はすぐにあれ?と思ったのではないでしょうか。

彼はいるはずのない子どもの存在を伝えられ、結婚をしたということ。


彼女が彼と結婚すべく、子どもができたと嘘をついたのか。。。
本当に妊娠はしていたが、彼の子ではなく、残念ながら流産してしまったのか。。。
予定日を間違えて伝えたのか。。。

その真相は分かりません。ですが、少なくても、”彼の”子どもがお腹の中にいる。という点では、、、彼は騙されていたということになります。


彼はおそらく妊娠の始まりはいつなのか、何カ月妊娠すると臨月になるのかを知らなかった。だからダマされたのでしょう。怖いですね…


妊娠中の準備期間は実は短い


先ほどもお伝えしたように、妊娠が分かり母子手帳をもらう時点で妊娠3か月目に入っています。

そして赤ちゃんは37週以降、つまり妊娠9か月以降はいつ産まれてもおかしくない時期になります。

少し妊娠に気づくのが遅かったら、37週で産まれたら、
妊娠期間はたったの7カ月ほど。

16週頃まではつわりがありますし、安定期と言われる割と体調が安定してくるのは22週以降です。
そう考えると実質出産のために準備ができる期間は

たったの4カ月ほど

しかないということになります。


その間に赤ちゃんを迎えるために家を整えたり、育児グッズを買ったり、制度を調べたり、仕事を調整したり、産後のサポートを調整したり、結婚をしていなければそれもしなければなりません。

会社にもよりますが、産休は法律では34週から取らなければならないことになっています。
(会社によってもっと早くから取らせてくれるところもあります。)


34週で産休に入って37週で生まれたとしたら…?仕事がなくゆっくり準備できる期間はたったの1ヵ月?!

10か月あると思ってたら間に合いません。

妊娠中に準備できる時間は意外と少ないんですよ。
そして、この妊娠期間を知らないと...彼のように騙されてしまうこともあるかもしれませんよ?


真実を知るとちょっとゾッとするお話でした📚

今回は初、ストーリー仕立てにしてみましたが、いかがだったでしょうか?
面白いなって思ったらスキ❤してください😊

※このお話はフィクションです。実際に実在する個人とは関係ありません。また妊娠や結婚を否定したり、話しの中で出てくる彼女を否定するものではありません。もちろん妊娠や出産、結婚を批判するものでもありません。


以上助産師Rでしたー🦊

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