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なんだこの夢

 おはようございます。
 今朝は久々に悪夢を見ました。おかげで目が覚めた時はパジャマが寝汗でぐっしょりでしたよ……。

 さて肝心の夢の内容ですが、それはヴォルデモートと幼馴染になるというものでした。そう、名前を言ってはいけないあの人、お辞儀をするのだおじさんです。
 夢の中の私は十二歳くらいの少女で、本を抱えたままぼーっと佇んでいました。場所は実家のリビングです。

 ……そうだ、今日は幼馴染のヴォルデモート君が遊びに来るんだった。私が今持っている本は彼が貸してくれたものだから、返してあげないと。皆はヴォルデモート君を怖い人だと言うけど、私にとっては良い男友達なのだ。たとえ彼が人殺しだろうと差別主義者だろうと、私だけは彼の良心を信じて上げなくては……。

 唐突にヴォルデモートとの絆を思い出した私は、窓辺に立ってひたすら彼を待ち続けました。
 やがて窓ガラスの向こうに黒い影が現れたのを確認すると、私は大喜びで窓を開けます。

「この本面白かったよ。ありがとう」

 そう言って私が本を返そうとした瞬間、ヴォルデモート卿は「これは俺様が貸した本ではない」と眉をしかめました。
 え?
 きょとんとしていると周囲から槍を持った大人達が現れ、ヴォルデモートを取り囲みます。なかには「でかした!」と私を褒めてくるおじさんまでいました。
 ……罠? どういうこと?
 悲しそうに目を伏せるヴォルデモートに向かって私は叫び続けます。

「違う! 私は知らなかった! 皆が勝手にやったことなの! 私を貴方を罠にかけるつもりなんてなかった! 本を返したかっただけなの!」

 長い沈黙のあと、ヴォルデモート卿は「信じるよ」と頷いてくれました。
 直後、左右から槍を持った大人達が突撃し、私の幼馴染は滅多刺しにされていきます。
 なんで? この人は私のことを信じてくれたのに殺すの? 私達はただ、本の貸し借りをしてただけなのに……。

 そうやって夢の中で打ちひしがれているうちに目が覚め、今に至ります。
 起床直後は謎の罪悪感と喪失感でぐったりしてましたね。
 ……これ、夢分析したらどういう心理の表れになるんでしょうか?

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