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【MBTI】崩壊したオタサーの話
今回は私が過去に所属していた、創作系オタクサークルにおけるタイプ毎の振る舞いを書いていく記事になります。
なんせバッドエンドを迎えた組織の話なので、気分を害する表現が多くなるのはご了承ください。
特にENTJ、ISFP、INFPには今のうちに謝っておこうと思います。
ごめんなさい!
しかし人間は失敗から学ぶもの。各タイプが集団にどんな影響を与えるかを学び、明日に生かすべきなのです……。
ENTJ
このサークルの事実上のリーダーです。
社交的で行動力があり、喋りの上手い青年でした。女の子には人気があって、常に交際相手がいましたね。
どうやら大学に入ってからオタクデビューしたらしく、高校時代まではサッカー少年でモテまくりだったそうです。野球部と喧嘩して勝ったとか握力が55㎏あるとか、そういった自慢話をよくしてましたね。顔立ちも整っている方でした。
どうしてこのスペックでオタサーにいるんだろうと不思議だったんですが、ちょっと生意気なところがあるせいか運動部では目をつけられがちだったので、嫌気がさして文化系サークルに入ったようです。
……いや、ちょっと生意気どころじゃないですね。なんたって隙あらば他人にマウントしたがる癖があり、能力の低い人間を見下し、侮辱する趣味を持ってましたし。昨日まで仲良くしていた相手でも、無能と判断したらあっさり切り捨てる冷酷な一面もありました。
当然そんな真似をしていればあちこちに敵を作るので、それがサークルの崩壊を招く一因になります。
散々な言いようですが、一対一で話している時は人懐こく、気遣いも出来る人でした。間違いなく人間的な魅力はあったはずです。
今にして思うと、彼の適性ポジションは組織のトップではなく中間管理職だった気がします。そのくらいの立ち位置にいた時は平穏でしたし。
けど本人は権力を握りたがるんですよね。
INTJ
上記のリーダーの親友で、サークルの参謀を任されている人物でした。
重度のアニメオタクなのに気が強くて、かなり喧嘩っ早かったです。しょっちゅうネットでレスバを繰り返してましたし。
けれど機嫌がいい時は後輩を集めて、熱心に勉強の面倒を見てあげる親分肌なところもありました。塾講師のバイトをしているだけあって、非常に教え上手でしたね。彼はこういう部分を伸ばせば成功したはずです。
残念ながらお金にがめついところがあり、それが致命傷となりました。
特定を避けるために詳細はぼかしますが、
ENTJとINTJがサークルの利益を独占するために法的にグレーな発言をしたところ、その部分を切り抜かれて拡散されるという事件が起きたのです。
どうも彼らを恨んでいる何者かが晒したみたいですね。
元々敵の多かった二人が失言をすっぱ抜かれたらどうなるかといえば、そりゃあもう袋叩きです。さすがのENTJもメンタルをやられてしまい、これがサークル崩壊の直接の原因となりました。
まだ二十歳そこそこの大学生が、同人活動でそのへんのバイトよりも稼げるようになったら、おかしくなっちゃうんでしょうね。
ISFP
ISFPの男性も一人だけ在籍していて、サークルの代表を務めていました。
ENTJがリーダーなのにISFPが代表ってどういうこと? となってるでしょうから説明しますね。
簡単に言うと彼は、ENTJの操り人形でした。面倒な雑務を全部押し付けられた結果、表向きの代表に祭り上げられたんですね。実際に組織の方針を決めているのはENTJとINTJで、この二人が院政を敷いて傀儡天皇をこき使っている状態でした。
じゃあISFP君は嫌々雑用をやっていたのかというと、そうでもありません。
「よっ、代表!」
とおだてられると悪い気がしないみたいで、楽しそうにタダ働きしてましたね。ここまでくると憎めるわけがないです。サークルの皆から弄られ、愛されてましたね。下の人間が支えたくなるタイプのトップです。
彼がまともに頑張ってるうちは組織も盤石かと思われたのですが……。
あいにくISFP君には致命的な弱点がありました。
とてつもなく欲望に弱いのです。
三大欲求に素直すぎて、ありとあらゆる餌付けとハニトラに引っかかってましたね。しまいには「サークルの雰囲気がギスギスしててヤバい。絶対に下手な動きはできない」というタイミングで、
オタサーの姫として暴れ回っているINFPに突然告白し、数週間で破局して皆を呆れさせました。
いや、あのINFPって見えている地雷なのに、なんで好きになったの? と誰もがポカンとしてましたね。色んな男性と同時に付き合って金品をおねだりしている、どうしようもない姫だったんですが。
ISFP君は振られてヘラってるし、こうなると組織運営は不可能です。
一連の男女トラブルもサークルを崩壊させる要因となったのは、言うまでもありません。
INFP
自分のタイプですが手加減なしで書いていきますよ。
女性メンバーで一番数が多かったのはINFPだったように見えました。それだけオタク女子にありふれた性格ってことなんでしょうね。
基本的に気が小さいので、サークルの上層部が明らかに間違ったことを言ってても誰も怖くて逆らえなかったようです。
ですが彼女らの最大の欠点は臆病なことではありません。
承認欲求を抑えられないところにあります。
他人に好かれたい、認められたい。常にそういう願望を抱えて悶々してるんですね。
そんな彼女達の心の隙間に、選民思想がするりと滑り込んでいきました。
例のENTJ、人の名誉欲を刺激するのが上手いんですよ。最初は誰でも自由に所属できるサークルだったのですが、彼が権力を持つとエリート志向に方針が変わっていきました。
どういうことかというと、
「俺が認めた特別なスキルを持ってる奴だけ在籍させてやる」
ってスタンスになったんですね。
なんとも傲慢ですが、
(この人に認められた私って才能があるってこと?)
とプライドをくすぐる効果があったのも事実です。白状すると私も悪い気はしなかったですからね。
そう、INFPの弱点はここです。たとえ問題のある人物であっても、自分を評価してくれるなら懐いてしまうんですよ。
もうほんと、ちやほやされることに弱すぎる。それが生きる全てになってるような子もいたほどです。
正直、根っこの部分では道徳よりも自己愛を優先している人が多そうでした。だから同時に複数の男性と交際して、サークルクラッシャーと化す子が出てくるんでしょうね。
総じてINFPは、オタサーの姫欲をコントロールする必要があります。
彼女らの無節操な媚びと性欲も、組織を崩壊させた一因ですからね。
INTP
INTP男性も人数が多かったです。男子の中では最大派閥だったかもしれません。
ですが組織に与える影響力は皆無でしたね。頭はいいし面白いものを生み出せる人達なのですが、とにかく人間関係に興味が無さすぎる。
他人に関心がないので誰かに危害を加えることはないのですが、援助の手を差し伸べることもありません。
サークル内でどんな揉め事が起きても無頓着で、マイペースにエロゲをやったり同人誌を作ったりしてるんですよね。
このタイプは全員が最後まで傍観者でした。
そしてサークルの解散が正式に決まった後に、不思議そうな顔をしてるんすよ。
「あれ? 俺はどうすればいいの?」
と。
何もかも台無しになってから、ようやく他人に興味を持つのでは遅すぎる……。
でも話してみて腹が黒いと感じた人は一人もいませんでしたね。これは間違いありません。
彼らがコミュニケーションに興味を持ったら、もっとこのサークルは長生きしたのかもしれませんが、多分そういうことよりもパソコン弄りの方が好きなんだからしょうがないですね。理系の妖精さんなんだと思うことにしています。
ESFJ
ESFJ女子は一人だけ在籍していました。
このサークルでは唯一の陽キャ女性です。世話焼きでカラッとした性格で、見た目も華やかでしたね。
ENTJとは恋人関係にあり、彼が誰かと喧嘩を始めたら何も考えずに加勢するので、気が付くとこの人もアンチが増えていました。
どっからどう見てもENTJが理不尽なイチャモンつけてる、って時も彼に味方してましたからね。
決して悪人ではないのですが、情に流されがちな人でした。
彼氏がいない時は良識的な判断をするので、付き合う相手が良くなかったんでしょうね。
ENFJ
ENFJの男性も幽霊部員として所属していました。
爽やかなルックスで人望があり、能力も高い人物でした。彼がサークルの主導権を握っていればもっと平和な空気になったはずです。
しかし彼は鬱病を患っていて休みがちだったため、十分な発言力を持てなかったんですよね。
私はこの人こそがリーダーにふさわしい人物だった気がしてなりません。
おわりに
私にとっては青春を捧げたサークルなので、未だにどうすれば崩壊を防げたんだろうと悔やむことがあるんですよね。
その未練が辛辣な表現に繋がっている節があります。
おかげでENTJが悪く書かれ過ぎている感じがあるので、フォローとなる後日談を入れておきましょうか。
彼は自らのサークルを台無しにした結果すっかり反省し、大学を卒業後は二次元アイドル大好きなサラリーマンになりました。
なんでその方向に進化したの??? ビックリですよ。
彼の気質からいって出世競争に目を向けると思ってたんですが、まさか推し活に目覚めるとは……。
どうも性格面に変化が生じたようで、最後に話しかけた時はかなり穏やかになってましたね。
学生時代のやらかしを自虐ネタとして使うようになり、愛嬌が出てきたと感じます。やはり平均年収1位のタイプなだけあって、ちゃんと学習できるんですよ。こういう成長後のENTJならリーダー向きなんじゃないかと思います。周囲の情緒に配慮することを覚えたENTJって本当に強いですからね。社会に出る前にしくじって正解だったのかもしれません。
そしてそろそろ本記事の目的である、
「過去の失敗から学び、明日に生かす」
パートに入らせて頂きます。
ENFJ男性に抗鬱薬をキメまくってリーダーにさせるのが正解でしたね、このサークル。
っていうかどの組織も大体これで上手く回るんじゃないですかね。
無欲な人格者をトップに据えるのが一番なんですよ!