INFPの恋愛観について考察してみる
INFPがどんな恋愛をするかというと、当然Fiを使って恋をする。
そしてその恋愛スタイルはマッチャーだと思う。
自分が優しくされたいから優しくする。何かをくれたら何かを与える。
あるいは自分が気に入っている人間に尽くすと気分がいいから、趣味で奉仕する。
対価を求めず他人に尽くせるFeユーザーとはいささか性質が異なる。真の意味でギバーになれるのはこの人達ですよね?
INFPって物欲があんまりないし言動がロマンチストなので、恋人に対して無償の愛を注いでいるように見えることがあるかもしれませんが、実際は違うんですよ。お金やモノに執着してないだけで、
愛情、賞賛、知識、安心感
といった目に見えないものは貪欲に求めてる。そしてこれらを与えてくれる相手なら客観的なスペックはどうでもいい。
要するに、
「私のことをちやほやしてくれたり、私が作った創作物を褒めてくれたり、興味深い話をしてくれたり、一生懸命守ろうとしてくれるなら、ダサくて貧乏な人でも構わない」
しかもFiには「保護、擁護」という性質もあるので、ナヨナヨした弱っちい異性に対して「かわいい~!」と感じることも多いわけですね。
これらの要素が合わさった結果、
自分をお姫様扱いしてくれるオタクくんが大好き♡
となるので、オタサーの姫の出来上がりと。うーん。だんだん地雷臭が漂ってきましたよ。
あと単にちやほやされたいだけじゃなくて、防衛本能も絡んでる気がしますけどねこれ。
Fiの「嫌われたくない」をNeで範囲拡大させていくので、とにかく目に映る全員に嫌われたくない。誰とも対立したくない。それゆえの八方美人で平和主義。
ただ人間と対立するのが嫌いなくせに、権威と対立するのは大好きなのが困りものですね。劣等機能のTeを暇さえあれば蹴っ飛ばしてますからね。
とにかく社会的に立派とされているものに歯向かいながら恋をするのが一番気持ちいい。そういう妙な反骨精神もあるので、
「皆は君のことを悪く言ってるけど、私は君の良さをちゃんとわかってるからね!」
なシチュエーションの時に一番脳内麻薬が出てくる。あーきもちいい。
だからやっぱり皆に悪く言われてるオタクくんが大好き♡
……なんですかこれは。どこをどう考察してもオタサーの姫になるじゃないですか。
まあなんだろう。
別にオタクじゃなくてもヤンキーとかホストとかニートとか地下アイドルとか配信者とか、レールから外れた人物全般に関心が向かいやすい気はしますね。
逆に「タワマンに住んでる年収5000万の外資系エリート、趣味は部下を叱りつけること」みたいなタイプには「ひえっ……」ってなるんじゃないでしょうか。これTeを擬人化したような存在ですからね。オタクくんと違ってかわいくない。学生時代に怖かった一軍男子がそのまま大人になったような匂いがする。
こんな毎日説教してきそうな勝ち組と付き合うくらいなら、カードショップでもじもじしてる眼鏡君の方がずっといい。
というわけでINFP女子はこういう喋り方になると。
え~、オタクくん遊戯王カード好きなんだ? うちの弟も集めてたよ!
ねえねえ、これどうやって遊ぶの? ……えっ? オタクくんって大会で優勝したことあるの? 凄い! そういう勝負事に燃えるのって男っぽくていいと思うよ! えーでもほんと凄いなぁー。カードゲームって絶対頭使う遊びだよね。そういうの得意な人って勉強もできるんだろうなぁ。私さ、初恋の人がめっちゃ成績のいい男子だったから、インテリっぽい人が好きみたい。
……そういえばさ。うちのサークルで一番頭いいのってたぶん君だよね。
んー? 別に変な意味じゃないよ? なんとなくそう思っただけ。
えーと。
全てのINFP女子がオタサーの姫ってわけじゃないですよ。
ちゃんと一途な子もいますし、学問や創作活動に打ち込む硬派なタイプもいますからね。単に他のタイプよりちょっと姫の出現率が高いだけですし……。