J-WAVE RADIO SAKAMOTO 2022.01.02 オーディションより
J-WAVE RADIO SAKAMOTO オーディションでフィールド・レコーディング作品が優秀作としてノミネートされましたので紹介部分のみ文字起こしをしました。
U:J-WAVE RADIO SAKAMOTO、ここからは病気療養中の坂本龍一さんに代わって僕U-zhaanと、
長:長嶋りかこと、
蓮:えーそして蓮沼執太の三人でお届けしていきます。
U:えー2022年もいつも通り全員リモートでの審査となってます。
皆さん明けましておめでとうございます。
長、蓮:おめでとうとうございます。
(中略)
U:えー、さて今年からRADIO SAKAMOTOのオーディションは世界中の音楽配信ストアから音楽を配信している音楽配信代行サービスのBIG UP!とコラボレーションしていくそうです。
音楽作品に関してはBIG UP!からのエントリーを審査しています。
フィールドレコーディング音楽は今までと同じ送り方でも大丈夫です。
審査を通過した優秀作品にはBIG UP!の配信利用料が無料になるクーポンがプレゼントされるそうなんですけど、詳しくはRADIO SAKAMOTOのホームページやオーディションのページをチェックしてみてください。
今回の審査からなんですけどなんかちょっとエントリーの仕方が変わったせいか作品もちょっと全然違う感じの作風が増えてますよね。
長:だいぶ違いましたね。歌モノがすごい多かった。
U:そうですね。なんか今までここに送ってくださった方と全く違う人たちが下さってるのとあと作品数がまた増えましたね。これで500作品ぐらいですからね。この2ヶ月の間で。送りやすくなるとやっぱり増えますね。
(中略)
U:えー、それでは長嶋さんもう二曲目を。
長:はーい、じゃあ一番好きだったやついっていいですか?
U:はい。
長:「多々羅大橋の鳴き龍」っていうmidunoさんのやつです。
「多々羅大橋 - 鳴き龍」<選:長嶋りかこさん>
長:あのコメントに「鳴き龍の音を録ろうと橋の欄干にコンタクトマイクを取り付けたのですが車の通過音と風が欄干に共振した音がメインで録れてしまいました。ちょっと不気味な感じが気に入ってます。」ってことでちょっと鳴き龍、それも聴いてみたかったなと思うんですけど、
U:なんかそうですね本来録りたかった音はどういう音だったんですかね?
蓮:天然リヴァーブみたいな音じゃなくて?鳴き龍って違うのかな?
長:あーそういうこと?
U:まぁそうなんでしょうね。
蓮:ピシャーンみたいなやつじゃないかな?
U:東照宮でやったやつはなんか残響が面白い感じで鳴っている場所でしたね。
長:これすごい…
U:あたかも龍が鳴いているかのようにっていうことですよね?
長:うんうんうん…写真も良かったです。音楽が不気味な感じだけどこれなんか吊り橋から青い空を仰ぐような写真だから、頂点から放射状に広がっているでしょ?吊りのロープみたいなやつが。でそれがこう道路みたいに見えるから、すごい広い車線の道路みたいな。道路が空に浮いてるみたいな感じも見えて、この音の不気味さとすごい不思議な目の錯覚がちょうどマッチしてていいなと思って見てたんで、もうちょっとこう写真の水平とか中心とか揃えたくなっちゃいますけど…(笑)逆にめっちゃ良かったから(笑)でも良かったですこれ。
蓮:今回の応募はPopsのような音楽がすごい多い中でこうやってmidunoさんが音は割とこう人が作ったというよりかはなんか人が作ってない音じゃないですか。まあ勿論その橋の上を車が通ってるとかそういうのがあるんですけど、そういうこう人為的じゃない感じっていうのかな、とかすごい心地よく聴けましたね。
U、長:うん。
(中略)
U:というわけでJ-WAVE RADIO SAKAMOTOデモテープオーディションコーナーはこれでおしまいです。500曲すごかったですね。今日はあの皆さんが選んだやつ本当に僕が選んだのと全く同じ感じでした。
(後略)