のわら

心臓はいちど音を鳴らすことをやめた。 けれど、わたしは生きて、すっと、ほっすり、そらを…

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心臓はいちど音を鳴らすことをやめた。 けれど、わたしは生きて、すっと、ほっすり、そらを眺めている。

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このさき このみち これから

2023.12なぜと救い あなたもわたしも、なぜ今生きているのでしょうか。 わたしは一度心臓がとまり、医者の心臓マッサージとカテコラミンの投与、輸血のおかげで今日もいきることができています。空が美しいと思えます。 生き残ったからには、後遺症はつきもの。 わたしの身に起きていることが全て、がんのせいです、と思い込んだ方がなにもかもどうしようもないと、思えるけれど。それはわからない。全てが全てじゃないのかもしれない。 自我を持つ頃には、もうがんの跡と一緒に生きていたので、

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