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MIDSクリニック 12/16オープン


ご挨拶

 私が医師として働き始めた頃、一部の良性疾患の手術のみに腹腔鏡が使われていましたが、腹腔鏡手術の普及に伴い今では多くの悪性腫瘍も低侵襲手術が標準治療となっています。私も今までの外科医人生で、特に低侵襲手術の研鑽に多くの時間を割いてきました。

 通常の開腹手術に比べ、低侵襲手術は身体への負担が小さく、術後回復が速い。悪性腫瘍の手術なら、術後離床の時期が早まり、結果的に入院日数も短くなる傾向にあります。しかし、良性疾患は以前の開腹手術と入院期間は変わっておりません。

 腹腔鏡下のそけいヘルニア根治術や待機的虫垂切除術であれば日帰り治療も可能なのに、すべての患者さんに入院による時間と費用のコストが一律に発生するのを歯痒く思っていました。身体にやさしいだけでなく、早期の社会復帰や不要な入院リスクを回避する事も低侵襲手術のベネフィットだからです。

 日帰り手術は「治療効果を損なわずに患者様の負担を最低限まで下げる」という低侵襲手術の一つの完成形だと私は考えます。

 私たちのクリニックはまだ始まったばかりですが、丁寧な診療と分かりやすい説明を心掛け、必要とする方に日帰り手術を提供できるよう努力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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